3年生は、体育科でハンドベースボールに取り組んでいます。ベースボール型のスポーツで、攻撃と守備に分かれてゲームを進めていきます。攻撃するチームは、ティーに乗せられたボールを手で打ち返し、一塁から二塁へと進塁を目指します。守備をするチームは、打ち返されたボールを拾い、所定の場所まで持ち運び、整列をすれば、守りは完了します。守りが完了するまでに進塁できた分だけ得点になる、というゲームです。
野球やソフトボールの経験のない子どもたちには、馴染みのないルールですが、ゲームを進めていくうちに、「守備をする人がいないところに打ち返せば、多く進塁できる。」「みんなで広がって早くボールを捕ることができれば、得点を防ぐことができる。」などと理解することができました。
それぞれの作戦が立つようになると、試合はどんどんと盛り上がります。「がんばれ。」「やった。」などの声もさかんに聞こえるようになってきました。みんなで汗を流すと、とても気持ちよいですね。とても楽しい体育科の時間になりました。
松山市では、「松山市GIGAスクール構想」の一環として、令和2年度中に一人一台のタブレットパソコンが導入されます。余土小学校は先行実施校として、その導入作業が進められ、子どもたち一人一人が学習に使えるよう整備されているところです。先日(11/25)は、松山市教育委員会の先生に来ていただき、3年1組をはじめ、各教室でタブレットパソコンを使った初めての授業を実施しました。
まずは、使う約束として①大切に使おう②学習に使おう③こわれたら先生に伝えよう を話していただきました。このタブレットパソコンは、小学校卒業まで自分の物として大切に使います。学校だけでなく、家で使うこともあるそうです。
次に個人のパスワードを設定しました。決められたことばに、自分で決めた数字を加えたものを各自入力していきます。これで、自分のタブレットパソコンになりました。次の授業では、アプリケーションを入れ、いよいよ学習に使う環境が整います。
さて、今後いろいろな場面で使っていくわけですが、デジタル教材で授業に取り組んだり、調べ学習に使ったり、プレゼンテーションで発表資料を作ったりと、活用方法は無限です。これからは、学校と家庭、別の学校と余土小学校、世界中の専門家の人と余土小学校など、あらゆる場所をつないだ遠隔地での授業も可能になります。
「松山市GIGAスクール構想」のキーワードは、「いかす-ICTを学びに生かす」「つなぐ-ICTで学びをつなぐ」「ひらく-ICTで学びをひらく」だそうです。子どもたちがタブレットパソコンをいろいろな学習に生かしたり、タブレットパソコンでいろいろな人とつながったりすることで、子どもたちの学びの可能性を開くことができるよう、わたしたち教職員も使用に関する研究を進めているところです。
各クラス順次、導入していきます。子どもにぜひ、感想を聞いてみてください。
11/24に5年3組で研究授業を行いました。教材は道徳科「ロレンゾの友達」です。この教材には、罪を犯した可能性のある旧友ロレンゾに関わる3人の友達が登場し、「金をもって逃がす。」「自首を勧め、納得しない場合は逃がす。」「自首しない場合は警察に知らせる。」と、友達のために真剣に悩む様子がえがかれています。
子どもたちは、自分ならどの人の考えに共感できるだろう?と考えをワークシートに書きました。そして、色カード(3色)をもち、自分の立場を明らかにしたうえで、友達と話し合いました。とても悩みながら自分なりの結論を出した子どもたちですが、友達と意見交換をする中で、「本当の友達ならどうするべきだろう。」と考えを広げたり、深めたりすることができました。
授業の後半には、学級全体でも考えを出し合いました。「本当の友達とは、お互いを信じ合える関係だ。」「友達のことを考えて行動することが大切だ。」など、話合いを通して変容した意見がたくさん出ました。今日の道徳科では、友達についてじっくりと考えました。ワークシートの感想には、自らの生活について振り返る子どもも多く見られました。今日考えたことを、これからの生活にも役立ててほしいと思います。
真剣に考え、大勢の友達と意見交換する様子に、高学年としての成長を感じることができました。
5年生は、図画工作科で伝言板を製作しています。電動糸のこぎりを使って、板を切りぬき、土台となる形や飾りとなる部分をつくります。子どもたちは、初めて扱う電動糸のこぎりをとても興味をもっていました。「刃が上下に振動して、板が切れるんだね。」「下絵にそって板を動かすと上手に切ることができるね。」「家庭科のミシンとはちょっと違うね。」そんな発見があったようです。
最初はこわごわと触っていた子どもたちも、繰り返して板を切るうちに、どんどん操作に慣れ、細かな部分やカーブの部分も下絵に沿って切りぬくことができるようになりました。板の切り抜きが終わると、着色や組み立てです。絵の具で色を着けたり、金槌やくぎを使って板をくっつけたりしながら、ホワイトボードの形に近づいていきます。もうすぐ完成です。できた伝言板を使って、早くメッセージを書いてみたいですね。
今日(11/18)は、2年3組の研究授業です。音楽科の授業で、おまつりのリズムをつくりました。今日のめあては4人で協力して、リズムをつなげることです。
まずは自分でリズムをつくります。練習は、箱で作った太鼓です。「トコトン トントン トントコ トン」自分で納得のリズムができたら、今度はペアでリズムをつなげていきます。「どちらが先にたたくかな。」「うまくつながっているかな。」そんな相談をしながら・・・。
2人でできたら、4人でも挑戦します。どんどんレベルアップします。「セヤッ」「ソーレッ」とかけ声が入って、しだいにお祭りらしくなってきました。教室から楽しいリズムが聞こえてきます。
本番のミニ発表会では、和太鼓(締太鼓)を使ってリズムを打ちます。「ぼくたちのよさを聞いてもらいたいね。」「他のグループもおもしろいね。」そんな感想をもった子どもたちです。
研究授業で、最初はちょっと緊張気味の子どもたちでしたが、太鼓を打ったり、友達と相談したりするうちに、笑顔で音楽を楽しむようになりました。今日は、とても楽しい授業になりました。この調子でどんどんがんばっていきましょう。
5年生は、家庭科の学習で、ごはんと味噌汁の調理実習に挑戦です。宿泊訓練でもカレーづくりに挑戦した子どもたちは、自信もって調理することができました。
ごはんは、といだ後に給水をすませ、コンロにかけます。強火から中火、弱火、最後には火を消して蒸らすと完成です。ガラスの鍋で、どんどんと様子を変える米の様子を見て、子どもたちはとても驚いていました。「おいしそうだな。」「いいにおいがしてきたぞ。」そんな声も聞こえます。
味噌汁は、にぼしで出汁をとります。出汁のよい香りに、「味噌汁のおいしさのポイントは出汁にあるね。」と納得していました。実を入れ、火が入ると、味噌を入れます。これで、味噌汁の完成です。
ごはんも味噌汁もおいしくできました。調理の時間配分がばっちりな班もあり、同時においしくいただくことができました。
3年生は、11/18に、正しい自転車乗り方教室を行いました。運動場に、信号機や踏み切り、横断歩道などを再現し、実際に自転車を運転しながら正しい乗り方を確かめました。
左右確認や一時停止、手信号など一つ一つの動作の大切さを改めて実感し、学びある教室となりました。この教室では、市役所総合交通課や松山東交通安全協会、余土地区交通指導員、保護者の皆様など、大勢の方々にお世話になりました。おかげで、子どもたち一人一人が交通安全への意識を高めることができました。ありがとうございました。
3年生の皆さん、今日を学んだことをしっかりと守り、これからの自転車の運転に生かしていきましょう。
11/17に、6年2組で国語科の研究授業を行いました。教材名は「きつねの窓」です。子どもたちは、これまでにファンタジー作品「きつねの窓」を読み進め、物語の全体像をとらえたり、表現の効果を考えたりしながら、不思議な作品の世界を味わってきました。
研究授業では、「きつねの窓」の作者である安房直子さんの他の4つの作品について、よさや表現の工夫を伝える活動を行いました。子どもたちは、付箋紙に自分の考えをいくつも書いていきます。そして、グループでの話合いの場面では、それぞれがその付箋紙を出し合い、「ぼくもそう思ったよ。」「その考え方もいいね。」など、とても盛り上がっていました。
クラス全体では、グループで話し合ったことを発表し、安房直子さんの作品の魅力の一つである色の世界を感じたり、それぞれの作品のよさを深く感じたりすることができました。
「友達と話して、作品のよさや工夫がより分かるようになったよ。」「安房直子さんの作品をもっと読んでみたいな。」そんな感想をもつ6年生の子どもたちは、落ち着いて最高学年らしい姿で授業に臨んでいました。