「6年生にたくさん教えてもらってね。4月からみんなは、教えてもらったことを、下の学年のメンバーに伝えるようにしてね。」
春めく風。別れの季節が近付いています。



1週間ぶりの練習は、顧問の先生のこんなメッセージから始まりました。今のメンバーで過ごす時間は、あと少し。6年生の卒業も近付いています。
「ゆっくりウォーミングアップして、できない曲を練習しよう。」
そのめあてのとおり、この日も、基礎練習から音出しを始めました。個人練習、ペア練習、パート練習。いつものその風景も、より一層大切な時間だと感じます。
この日は、2つのBANDに分かれて演奏する曲の1つ♪「タイムパラドックス」の合奏をしました。
「主旋律は、しっかりと音を出していこう。」、「リズムは、かわいく刻んでいこう。」、「(歌手の人が)この曲を歌っているように演奏すると、リズムも合ってくるよ。」
何よりも大切にしていることは、音にこだわることです。今日も少し上手くなりました。
終わりのミーティングでは、「役員のみなさんも、コンサートを成功させようと、たくさんの準備を進めていただいているよ。」と話をしたところです。
コンサートのセットリストも決まりました。役員のみなさんには、演出の小道具や舞台の装飾など、たくさんの準備を進めていただいています。メンバーみんな、役員のみなさん、保護者会のみなさん、みんなファミリーです。コンサートの成功をめざし、共に大切な時間を過ごしていきましょう。
「何よりも、体調を整えることを大切にしましょう。」
今日も「さよなら。」のあいさつを交わしました。「最後の舞台を全員で楽しみたい。」、これは、今、一番の願いです。
2月3日(月)5・6時間目の理科室です。6年1組のみなさんが、電熱線に電流を流し、発熱する様子を調べています。


まず、発熱実験機の電熱線に、電源装置をつなぎます。次に、みつろう粘土を電熱線にかけて、スイッチを入れます。しばらくすると、みつろう粘土がとけて発熱実験器の上に落ちました。電気が熱に変わることが分かりました。
そこで、電熱線は、太い電熱線(0.4mm)と細い電熱線(0.2mm)、電源装置の電圧は、1.5Vと3.0Vがあることを伝え、どんな実験ができるかを投げ掛けてみました。
すると、子どもたちは4つの実験を提案してくれました。①0.4mmと1.5V、②0.4mmと3.0V、③0.2mmと1.5V、④0.2mmと3.0V、これは、どのような条件のときに、発熱量が大きいかを調べる実験です。
みつろう粘土がとけて落ちるまでのタイムを比較すると、②がいちばん速く、③がいちばん遅いことが分かりました。より太い電熱線に大きな電流を流す方が、発熱も大きいことをまとめて、実験を終えました。
オーブントースターなどの電化製品は、電気を熱に変えて利用しています。同じような仕組みのものはないか、生活の中でも、ぜひ見付けてみてください。
松山市では、市長さんと市民が直接対話をするタウンミーティングをおこなっています。このミーティングは、市民が主役のまちづくりを進めるために、共に知恵を出し合う場として活用されています。
小学生とのタウンミーティングは、10月・11月・1月の3回行われています。余土小学校は、1月のタウンミーティングに参加しました。6年生の代表2名が参加し、未来の松山のこと、自分たちの住んでいる余土の地域のことを、市長さんに伝えました。

代表の子どもが準備した、提案資料を紹介します。
「私たちの住んでいる余土地域には、日招太鼓という地域に伝わる文化があります。私は、その日招太鼓を4年間習っています。ボランティアで教えてくださる先生は、地域の方です。余土地区にある日招神社では、10月の豊作を祝う秋祭りで、日招太鼓が演奏されたり、獅子舞が踊られたりしています。余土地区は、ずっと暮らしたいと思う大好きなまちです。松山市では、伝統や文化を残していくために、どのような取組をしているのですか?」
「去年、能登半島で大きな地震がありました。今も、たくさんの方が不便な日常生活を送っているそうです。愛媛県では、過去に、西日本豪雨などの大きな災害がありました。南海トラフ地震は、今後30年以内に発生するともいわれています。松山市では、被害を減らすためにどのような取組をしているのですか。ぼくたちにできることがあれば教えてください。」
参加した2人は、進んで意見を述べていました。市長さんと対話したり、他校から参加したみんなの意見を聞いたり、貴重な時間を過ごすことができました。笑顔で写真撮影をして、会場を後にしました。
童話「お正月」の歌詞にもあるように、凧あげは昔からお正月の定番の遊びでした。今では、なかなか目にする機会は少ないのですが、今日(1/30)の運動場では、1年生のみなさんのたくさんの凧があがっていました。


凧を背に、思い切り走って、だんだんとひもをのばして、子どもたちの手作りの凧は空高くあがっていました。「すごく楽しい!!」、「先生、もう1回してみていい?」と、先生や友達と一緒の楽しい運動場でした。「〇〇さんの凧すごいね。」「高くあがっているね。」など、元気な声が響いていました。今日も寒い1日でしたが、体も心もぽかぽかになったようです。
恵風、強い風吹く2月。
はじまりの会では、「♪『ミッキーマウス・マーチ』に出てくる高い♪ミを出せるようになりたいです。」、「休符に気を付けながら、♪『ミッキーマウス・マーチ』を演奏します。」と、たくさんの3年生がしっかり、自分のめあてを伝えていました。
「3年生のみんなは、今の自分にぴったりのめあてを持っているね。全体によく伝わる声も素晴らしいよ。その気持ちに演奏が追い付いてきているね。来年、コンクールメンバーになるのが楽しみです。みんなも負けないようにがんばりましょう。」
3年生をたたえる言葉で、この日の練習が始まりました。



音楽室に響くチューニングの音。子どもたちの表情が変わるこの瞬間を、いつも素敵だなあと思って見ています。「がんばるぞ。」と言う思いが表情に表れているようです。
合奏♪「ミッキーマウス・マーチ」でも、ぐんぐんと力を付ける3年生の姿を見ることができました。「タンギングに気を付けて、演奏しましょう。」、「本番になると、緊張をして音が小さくなるから、ミスを恐れず、息をしっかりと楽器に伝えましょう。」、「みんな仲間だから応援しているよ。」、顧問の先生のアドバイスで、3年生の音はさらによくなりました。合奏を繰り返すたび成長する3年生にいつも驚かされます。
曲の前半では、6年生があたたかな眼差しで3年生をサポートしています。曲の後半の3~6年生の合奏でも、はっきり、すっきりした音になってきました。少し前に音を出してリズムを刻む、テンポ感がよくなると、さらによい演奏になりそうです。
メンバー一人ひとり、それぞれの課題をもって、パート練習へと移動しました。よどっこルームに移動したコルネットでは、♪「ミッキーマウス・マーチ」の1パートを担当する5人が集まって、ソロパートのオーディションをしていました。3年生も、そのメンバーの一人です。「拍手をしよう。」と5年生の声、パートリーダーさんも、4年生の2人も笑顔で応えていました。
音楽室では、曲の細かなリズムを教わる3年生もいます。その姿は、部活動のときだけだなく、毎日の中休みや昼休みでも見ることのできる光景です。練習熱心な3年生です。3年後6年生になる3年生16人は、みんなでどんなBANDをつくっているのでしょう。
心地よい1日の終わりです。音楽室の風は、今日も穏やかです。
「♪『さくら』の演奏すごいね。初めての合奏とは、思えないよ。柔らかい音だと分かって吹くことができているね。」
立春、春風の始まり。はじめて♪「さくら」を合わせてみました。スプリングコンサートまで、練習はあと14回です。
メンバーみんなの合奏と、顧問の先生のその声に、桜色のあたたかなスプリングコンサートを思い浮かべました。1か月後、メンバーみんなは、どんな音を奏でているでしょう。3~5年生の伴奏の中、卒業する6年生は、その音にどんな思いをこめてソロパートを演奏しているでしょうか。



「♪『シンクロBOM-BA-YE』は、高い音が多いけれど、伸ばす音も多いし、リズムも簡単だから、取り組みやすい曲だと思うよ。先輩といっしょに音を合わせてみてね。」
この日の2曲目は、手拍子のリズムにスケールの大きなフレーズが重なる♪「シンクロBOM-BA-YE」です。心動く先輩メンバーの演奏に、3年生も楽譜を目で追いながら、一生懸命、演奏に参加していました。
どちらの曲も、できるところを少しずつ増やす3・4年生。全員の音が重なるとき、曲の説得力は、さらに増すのではないかと、想像しています。スプリングコンサートの終盤を飾るこの2曲で、メンバーみんなどんな表情を浮かべているでしょう。最後の一拍まで思いを込めて音を伝えていきましょう。
「どうだった?分かった?」と、コルネットの6年生。「ありがとうございます。」のあいさつの後、同じパートの3年生のもとに、すぐにかけつけていました。にっこり笑顔で応える3年生。パート練習のときに教えていた2人のことが気になっていたのか、「流れをつかむことができたら、曲を覚えるのは簡単だよ。」と、2人にアドバイスの声を掛けていました。本当に優しい6年生。こんなふうな関わりがあるからこそ、3年生もどんどん上手になっているんだと思います。
この日も、たくさんの収穫がありました。演奏は、もちろん3~6年生のあたたかな関わりは、いつ見ても心が動きます。
1月24日(金)~30日(木)は、全国学校給食週間です。余土小学校でも、日ごろ食べている学校給食を通して「食」について考え、給食に携わる人々に感謝の気持ちを伝えようと、給食感謝週間を持ちました。
1日目の校内放送では、給食感謝週間の歴史や垣生調理場の様子を、給食委員の子どもが紹介しました。
2日目には、子どもたちが作った給食標語の紹介や、給食委員の子どもが給食クイズを行いました。
3日目の1月30日(木)には、調理場の職員の方2名に来ていただきました。


給食委員会の子どもが、調理場の方にインタビューをしました。
Q調理場では、どんな仕事をしているのですか?
A学校の先生や栄養士の先生、調理員さんといっしょに協力して、決められた献立を、決められた時間までに、おいしく安全に届けています。(所長さん)
A調理員さんと一緒に調理をしたり、調理員さんに調理方法を教えたり、問題がないか調場を見守ったりしています。(調理責任者さん)
Q大変な仕事や、楽しい仕事を教えてください。
A余土小学校をはじめ、小中学校を合わせて10校に給食を届けています。無事に届けられるようにがんばっています。
A調理員みんなで作った給食をおいしくい食べてもらうことがいちばんうれしいです。食缶やバットが空っぽになったときは、がんばってよかったと思います。
そして、全校みんなで作ったメッセージカードを手渡しました。代表の子どもが、「いつもおいしい給食をつくってくださりありがとうございます。いつも給食を残さず食べています。おいしい給食が大好きです。これからも楽しみにしています。」と感謝の気持ちを伝えました。
所長さんから、「今日の給食が楽しい、明日の給食を楽しみに学校に行きたいと思ってくれるような、よどっ子のみなさんが一人でも多くなるように、よりおいしい給食を届けます。」とメッセージをいただきました。
3日間の給食感謝週間を通して、子どもたちは、給食のことについてたくさん考えることができました。好き嫌いなくバランスよく食べようという思いを持つことができました。垣生調理場のみなさん、いつもおいしい給食をありがとうございます。
前回の作業から2週間が過ぎ、いよいよスイングベンチの組み立ての日を迎えました。今回も、木生活の方と、元校務員さんに来ていただきました。金具や手すり、卒業記念のプレートの取り付けと、仕上げの作業はいくつもあります。材料を運ぶときには、「いっせーのーで」の掛け声、「もう一人来て」と仲間を呼ぶ姿に、「立派なスイングベンチを作りたい。」という思いを感じました。



6年2組では、「6D☆YОDО」のマークのバスの形がこだわりです。お世話になった余土小への感謝の気持ちのこもったアイデアと、今年の6年生のテーマ「6(ロック)D(ドリームス)」のアイデア。2人の思いに、「下学年みんなも楽しめるように。」と、もう一人の思いが重なって、デザインができたそうです。「『О』の文字が回転するところがお気に入りです。」と笑顔で教えてくれました。文字を取り付ける3人の作業を、みんな笑顔で見守っていました。
ベンチの部分の手すりを取り付ける作業が始まると、大勢の子どもが集まってきました。前回の経験を生かして、インパクトドライバーでくぎを打ち付けていきます。ベンチを倒したり、起こしたりしながら、みんなで作業を繰り返し、作業が完了しました。
そしていよいよ組み立てです。「慎重に運ぶよ。」との声。鎖でつながると、子どもたちから歓声があがります。土台とベンチがつながれると、拍手が起きました。さっそくスイングベンチに乗ってみます。「記念すべき1人目。」「感想は?」、「どうだった?」、「努力の成果が出たよ。」と、乗っている子どもも、見ている子どももみんなきらきらにこにことしていました。
ゆりかごのような夢心地のスイングベンチができました。アイデアを考えた3人に感想を聞いてみると、「思い描いてきたことが形になった。これが夢みる余土小プロジェクトなんだなあと実感できました。」と話してくれました。
「卒業記念のプレートはどこにつける?」は、この日、最後の相談です。代表の子どもが決まった場所にプレートを取り付ける作業を、みんなでスイングベンチを囲んで見ていました。背板の丸さと幾何学模様が特徴の6年1組、夢みる余土小ポストの飾りがモチーフとなる6年3組、半円のカーブを組み合わせた背板に、座面にもこだわったデザインの6年4組。どのクラスも素敵なスイングベンチが組み立てられました。
この後、ペンキを塗っていよいよ私たちの夢は、完成します。6年生の笑顔つながるスイングベンチをみんなに届けてください。