「紅茶のような甘い香りがする。」
これは、「卒業記念でスイングベンチを作ろうプロジェクト」で、スイングベンチに防腐剤のペンキ塗りをする子どものつぶやきです。
「木のにおいが引き立つようだね。」
そんな風に会話が続きました。その心地よい香りは、余土小学校の様々な場所に届いています。




「するすると塗ることができるね。」、「ペンキは、ふぉわーっと広がっていくんだね。」、「刷毛の形は、塗りやすい形をしていたんだね。」と、たくさんの発見があったようです。
「ペンキがたれてきているよ。」、「均等に塗ることができるようにがんばろうよ。」、子どもたちにとっては、初めての経験です。迷う部分があるのも当然です。それでも声を掛け合って、より良いスイングベンチにしようとしきりに手を動かしていました。夢中になって作業を進める子どもたち。手や顔にペンキが着いているのも気付かないぐらいです。
スイングベンチの土台とベンチに、背伸びして塗ったり、しゃがんで塗ったり、寝そべったり、下からのぞき込んだり、塗り残しの無いようにがんばりました。時間が進むごとに、子どもたちはこつをつかんでいるようでした。細かな部分になると、子どもたちの目線は、ぐんとスイングベンチに近付きました。目をしっかりと見開いて、ペンキの輝きと同じように、子どもたちの目は輝いていました。
子どもたちは、みんなチームです。夢の実現に向けてがんばりました。思っていたよりも作業は、早く終わりました。
「6年生として最後の活動となるこのプロジェクトを、6年生らしくみんなと共にやり遂げたいです。」、「この活動を支えてくれた多くの人々に感謝の気持ちを込めて、ベンチを完成させます。」、その姿は、友達と思い出を分かち合っているようにも見えました。スイングベンチを学校のみんなに届けるまで、あと少しです。3月の卒業式に向け、卒業記念品を届けるその日に向け、たくさんの思い出の時間を共有していきましょう。
木の芽風。
風に木々の芽吹きを感じるとき。その芽吹きと同じようにふくらんでいく音と音楽が、この学び舎の中にたたずんでいます。私たち金管バンド部も、春を迎える準備をしているところです。
うららかな春の風が待ち遠しいころ、私たち金管バンド部は、スプリングコンサートを開催します。コンサートまであと1週間。眩しい風に、光つつまれる体育館に集い、みんな笑顔の中、練習を進めています。



「大きな体育館でも、きれいな音が響いているよ。」と、顧問の先生。私たちの余土小サウンドは、春の訪れとともに、日々成長を続けているようです。「今日も、少し上手くなって帰りましょう。」、土曜日のこの日も、私たちのその合言葉を胸に刻みながら、楽器を手にしました。
ベルアクションとダンスを披露する♪「はいよろこんで」。コンサートの開幕を告げる♪「ファンファーレ」では、フロアいっぱいに広がって演奏を届けます。チーム別の演奏となる♪「マツケンサンバⅡ」♪「タイムパラドックス」では、ダンスの振付を進めました。まだまだたくさんの準備があります。それでも、会場に来るみなさんに、素敵な時間を過ごしてもらおうと、メンバーみんな一生懸命です。
♪「さくら」では、卒業する6年生のメンバーが、ソロパートをつなぎました。「なんだか緊張するね。」、「先生、もう1回順番に演奏したい。」と笑顔を重ね、繰り返し音を奏でていました。「最後のあいさつは、どうする?」の声にも、「何がいいだろうと?」と、仲間と一緒に、この1年間をふり返っている姿を見ることができました。この1年が「楽しかった。」と、トロンボーンの6年生。6年生のみんなにとって、宝物となるコンサートになることを願っています。
役員のみなさんが、ステージの飾りを届けてくださいました。「ありがとうございます。」と、みんなで感謝の気持ちを伝えました。今度は、私たちの素敵な音と音楽、笑顔と元気で、感謝の気持ちを形にしてきましょう。
「コンサートまで、あと1週間になったね。」、「できることは、元気に過ごすことだよ。」と、この日もさよならのあいさつを交わしました。スプリングコンサートでは、メンバー65人で音を重ね、会場のみなさんに、一足先に春を届けましょう。素敵な風であふれるコンサート。みなさんとの出逢いが楽しみですね。
「ソロパートは、素敵な音だと思ってもらえるように演奏しようね。自信をもってね。これまで十分にがんばってきたんだからね。」
茜風、夕暮れの音楽室。
春が目覚めるようなその音は、6年生の♪「さくら」から聴こえてきます。感謝を込めて・・・。スプリングコンサートのラストを飾るその1曲を、6年生のメンバーがバトンをつなぐように、演奏しています。まだ練習なのに、ぱっと表情を変えたり、なんだかそわそわしたり、6年生同士で目を合わせたり、きらきらとした時間が流れていました。



「金管バンド部に入ったころには、♪ドしか読めなかったんだよ。」、「アーティキュレーション記号も、分かるようになったね。」と話すコルネットの2人。パート練習でも6年生みんなといっしょに♪「さくら」を順に奏でていました。「先生がカウントを打って。」、「もうすぐお別れだね。」、いつも笑顔のみんなも、いろんな想いを胸に練習を重ねているようです。
「♪『さくら』のリズムに気を付けて演奏します。」と、チューバの4年生。その言葉に、6年生のメンバーは、小さなときどんなことを思って演奏していたのだろうと、想いを馳せました。
1年はあっという間に過ぎました。1つ上の先輩たちのもとで、まだまだ幼い顔をしていた6年生も、立派な先輩になりました。
終わりのミーティングでは、「がんばってよかったと思えるように、練習をしていきましょう。」、「どの学年の人も、自分にあっためあてを達成して、スプリングコンサートを迎えましょう。」と、話し合いました。
「6年生みんなの、一生懸命な姿を、覚えておこうと思います。」と、顧問の先生。本番では、指揮の後ろでの演奏になります。「顔を見ながら演奏を聴くことができるのは、練習のときだけだから・・・。」と、放課後には、そんな風にお話を聴きました。
響け余土小サウンド!コンサートでは、みんなで笑顔と元気を届けましょう。
5・6年生の情報委員会の子どもたちが、日々の生活の中で発見したことを記事にしています。写真や原稿は、できるだけ子どもたちが作成したままで、校正を控えていますので、ご理解ください。情報委員会の活動をぜひ、ご覧ください。
【情報委員会通信 第11号】
今週は、2月に5年生の情報委員会の子どもたちが作成した記事を紹介します。
「水溶液から溶けているものを取り出す」
理科「もののとけ方」では、食塩とミョウバンを使って実験をしています。
水溶液から溶けているものを取り出す実験では、アルコールランプを使いました。蒸発皿に水溶液を少量とり、加熱する方法です。



火をつけてしばらくするとどちらも白い粒が出てきました。次は、氷水を使って取り出す実験をすることになっています。どんな結果になるか楽しみです。
5・6年生の情報委員会の子どもたちが、日々の生活の中で発見したことを記事にしています。写真や原稿は、できるだけ子どもたちが作成したままで、校正を控えていますので、ご理解ください。情報委員会の活動をぜひ、ご覧ください。
【情報委員会通信 第10号】
今週は、2月に6年生の情報委員会の子どもたちが作成した記事を紹介します。
「スイングベンチ」
1月の作業で、スイングベンチのほとんどが完成しました。ベンチの部分を土台に吊り下げるときには、みんなで力を振り絞りました。組み立てが完成した時、みんな「やったー。」と声に出していました。組み立て作業の中、やすりがけも丁寧にして、つるつるの座り心地のよい状態になっています。思った以上にきれいな出来で、とてもうれしく思っています。


デザインがクラスによって違うとところが面白いところです。6年1組は、丸い土台にいろいろな模様のあるスイングベンチです。2組は、YODOの文字がはりつけられています。3組は、ポストがありました。4組は、丸いものを7つ並べています。どれもいいなあと思っています。
あとは、防腐剤のペンキを塗るだけです。丁寧に作業をして素敵なスイングベンチに仕上げたいと思っています。だんだんと夢の形が見えてきました。
完成が待ち遠しいです。3月には、スイングベンチにたくさん乗りたいです。
5・6年生の情報委員会の子どもたちが、日々の生活の中で発見したことを記事にしています。写真や原稿は、できるだけ子どもたちが作成したままで、校正を控えていますので、ご理解ください。情報委員会の活動をぜひ、ご覧ください。
【情報委員会通信 第9号】
今週は、2月に5・6年生の情報委員会の子どもたちが作成した記事を紹介します。
「縄跳び大会」
2月に入りました。雪が降る寒い日が続いていますが、熱く盛り上がっていることがあります。それは、スポーツ委員会のみんなが企画した縄跳び大会です。大会に向け、いろいろな学年のいろいろなクラスの人が練習をしていました。みんな生き生きとしています。
高学年の部は、2月5日(水)の昼休みにありました。高学年の部の優勝は、5年1組でした。勝ったクラスも、負けたクラスも楽しそうだったので、見ていてうれしい気持ちになりました。(5年男子)
縄跳び大会で、5年1組が1位をとることができました。6年生もすごく速く縄をまわしていて、「さすがに勝つのは無理か。」と思っていました。結果発表で、僕たちのクラスがよばれたとき、とても驚きました。「みんなで協力して1位をとろう。」とがんばってきたので、このがんばりがよかったんだなと思いました。(5年男子)




5年生の部は、1組214回・2組194回・3組69回・4組181回で、5年1組さんの優勝でした。5年1組のみなさんは、この縄跳び集会に向けて、中休み・昼休みと練習を積み重ねてきました。クラスの仲も深まり、チームワークも育ってきました。長縄にかける思いはどのクラスよりも強く、結果発表では、拍手と歓声で盛り上がっていました。
6年生の部は、1組123回、2組172回、3組162回、4組76回で、6年2組さんの優勝でした。結果発表のときの、笑顔いっぱい様子に、卒業前の最高の思い出の一つとなったことを感じました。
情報委員会のみなさん、素敵な記事をありがとうございます。
朝日が静かに差し込む音楽室。赤々と輝き始める曙色の風が、私たちの音を静かに運びます。あたたかさを感じる薄オレンジ色の窓辺に、メンバーみんな、それぞれの思いを重ねました。
「今日決まったことを覚えて帰ろう。」、スプリングコンサートに向けて、新しい一歩を踏み出します。
オープニングを飾る♪「銀河鉄道999」、かわいい3年生が主役の「ミッキーマウス・マーチ」、それぞれのBANDの個性が見える♪「タイムパラドックス」と♪「マツケンサンバⅡ」。2月2回目の土曜日の練習では、コンサートのステージとなる体育館で、時間を掛けて練習をしました。



♪「銀河鉄道999」では、音楽室とは違う広がる空間に、音がずれた感覚を受けました。「目で音を合わせるように、先生の指揮を見て演奏すると、リズムに乗っていけるよ。」、そんな顧問の先生の声に、みんなのベルが少し上がりました。
♪「ミッキーマウス・マーチ」では、3年生なのにこんないい音が出るんだと感心しました。「空に楽譜をはっておくんだ。」と、コルネットの3年生。本番でも、3年生みんなで、緊張しないように素敵な音を届けてくださいね。
「間違えてもいいからしっかり音を出していこう。」、「小節の頭の音をきちんと鳴らそう。」♪「タイムパラドックス」も♪「マツケンサンバⅡ」のどちらももっと上手くなることができそうです。
体育館の練習では、同じパートの仲間とアイコンタクトをしながら演奏を続け、笑顔もこぼれていました。楽譜のメモは、今日も増えました。午前中の3時間の練習で、コンサートの前半部分が、少し見えてきたように思います。コンサートでは、「吹きながら目やほっぺが楽しい感じになるように、にこにことした雰囲気が出るように、お客さんを楽しませるようにしようね。」と、みんなで相談をしています。
この日の朝いちばんには、役員さんが、演出使う小道具を届けてくださいました。メンバーみんなとても喜んでいます。2階にある音楽室から、1階の体育館へ。体育館から音楽室へ。楽器の移動のときのあたたかな声掛けも、私たちみんなのエネルギーです。いつも本当にありがとうございます。
「来週土曜日は、コンサートの後半をがんばっていこう。」、そんな風に話して、今日の練習が終わりました。あたたかな1日でした。スプリングコンサートまであと15日。春の足音が少しずつ聴こえてくるようです。