「譜読みをがんばろう。」、これは、新しい楽譜が配られた日のめあてです。
「金曜日にみんなで決めた曲の楽譜が、今日、届いたよ。」、顧問の先生の声に、メンバーみんなから歓声があがりました。今年度、最後に挑戦する♪「マツケンサンバⅡ」、♪「タイムパラドックス」は、どちらも楽しい2曲です。
今回は、この2曲を2つのBANDに分けて練習することになりました。3月のスプリングコンサートでは、互いの演奏を聴き合います。
この日のパート練習では、どのパートも、ずいぶん時間を掛けて話し合っている様子が見られました。だれがどちらの曲をするか、メンバーみんなで2つの楽譜をじっと見比べていました。好みはもちろん、演奏の力も考えて、バランスもよく。パートによっては、さらに細かく1~3の違った楽譜もあります。
一人ひとりの音を思い浮かべる6年生。みんなの希望にも耳を傾け、下学年のみんなにアドバイスをしながら、無事にパート分けが終わりました。
新しい楽譜を手にすると、さっそく譜読みが始まります。「サビの部分は、どこになるの?」、「音源を聴いてみない?」、そんな風に楽譜を目で追っていました。
「小編成の音楽を、楽しむのもいいよ。」
ふり返ると、私たちはいつも大編成で、音楽づくりに取り組んできました。互いに聴き合うことで、新しいBANDの魅力にも気付くことができそうです。
目標は、1月中に演奏できるようになること。私たちの活動は、今、終わりに向かって進んでいます。けれど、メンバーみんな、いつも、今、目の前の音楽を楽しむように過ごしています。
「基礎練習をしっかりとしてから、♪『ミッキーマウス・マーチ』の演奏できるところを増やします。」と、パーカッションの3年生。今年度から入部したみんなは、新しい曲に加えて、♪「ミッキーマウス・マーチ」や♪「さくら」、♪「シンクロBOM‐BA‐YE」の練習もあります。でも、「今年のメンバーならきっとできる。」と、顧問の先生と話をしているところです。今年のスプリングコンサートのセットリストもできつつあります。
「体調をくずさないようにね。」、「できるだけ長い時間、みんなでいっしょに練習しようね。」と、そんな温かいあいさつを交わし、音楽室を後にしました。互いに手を振るみんなの様子に、「明日も元気に登校してね。」と、願いました。
寒凪、風の無い暖かな1日。満月を追いかけるように、メンバーみんな帰宅していきました。
「あけましておめでとうございます。」
「次のステージは、3月のスプリングコンサート。たくさん練習できそうだけど、もう1か月半になったんだね。」
1月、最初の練習は、顧問の先生のそんなメッセージで始まりました。
「新しい曲は、どうする。」の声には、前から候補に挙がっていた♪「マツケンサンバⅡ」や♪「タイムパラドックス」、♪「最高到達点」、♪「怪獣の花唄」、去年、演奏した♪「学園天国」などの声が聴こえてきました。
「バンドを2チームに分けて演奏を聴き合うのもいいね。」、「3年生だけのミッキーマウスマーチも、そろそろ始めないといけないね。」、「♪『さくら』は、6年生にとって大切な曲だね。」、「課題曲♪『風立つときに』は、今どれぐらい吹くことができるかな?いろんな曲を経験して、前よりも上手くなっているかな?」
メンバーみんなで会話を交わして、新しい曲は、パートで候補曲を再び選び直すことになりました。今年は、どんなコンサートになるのでしょうか。今までしていないことに挑戦してみるのもおもしろいかもしれません。今年の集大成。メンバー65人とも時間を大切に過ごしたいとの思いを強くしました。
この日のめあては、「ゆっくり基礎練習をして、感覚を取り戻そう。」でした。その言葉のとおり、どのパートでも基礎練習が始まり、久しぶりの仲間との時間を大切に過ごしていました。先輩たちの寄せ書きを集める3年生。4月からは、だれが部長になるのかと話す5年生。金管バンド部の卒業アルバムを楽しみにしている6年生。そんな会話もエネルギーです。ゴールが少しずつ近付いています。
メンバーみんなのかわいい姿を見ると、もう少しゆっくり風が吹いてほしい、そんな気分になります。これは、今年初めて雪を見た日のお話です。昨年3月のスプリングコンサートでも、みぞれが降っていましたね。
風が私たちの道標ならば、私たちの音楽は、どこにたどり着くのでしょうか。本当の宝物を手にするまで、みんなで音と音楽を奏で続けましょう。
「今日のこの日が、卒業に向けて、よい1日となるようにしたいです。」、代表の子どもの、そんなあいさつから、今回のスイングベンチづくりが始まりました。
10月のプロジェクトの発表からはじまった、この「卒業記念でスイングベンチを作ろうプロジェクト」は、アイデアスケッチやデザインの選定、部品の裁断を経て、1月になった今日、いよいよ部品の組み立ての作業の日を迎えました。
この日の最初の作業は、骨組みの組み立てです。先生の合図とともに、体育館のフロアに置かれた3つの部品に、クラスみんなで集まりました。同時に、子どもたちの姿勢も、目線も低くなります。
「すごい。」、初めてさわるインパクトドライバーの振動と大きな音、その独特な感覚に思わず声がこぼれます。「ゆっくり慎重に。」、「もう1回してみよう。」、みんなの視線は、作業をしている友達に集まっているようでした。右側ができあがると、もう一方の左側と、他のグループの作業にも目を配る子どもたちの姿も見ることができました。
そして、全員で力を合わせて骨組みを立ち上げると、大きな三角の立体が現れました。その高さは、6年生みんなの背を超えるほどです。子どもたちの「迫力があるなあ。」の声も納得です。自然と起こる拍手。友達と視線を重ねた瞬間でした。子どもたちの感動が伝わってくる場面でもありました。中には、うれしくてジャンプをする子どももいたほどです。
補強の横板を組むときには、ぐんと腕をのばしたり、下から枠組みをのぞき込んだり、少し作業が難しくなりました。「どんな姿勢で打つと、真っすぐビスを打つことができる?」といった会話がどのクラスからも聞くことができました。みんなで成功させたいという思いを感じました。
スイングベンチの椅子や背もたれの部分を作るときには、視線が再び下がりました。小さな部品を囲むように、子どもたちは集まっていました。「座る部分の作業は、一番慎重に作業しようよ。」、「やすりがけも丁寧にするよ。」、このころには、作業のリーダーも現れていました。
13時から始まった作業は、体育館に西日が差すころに終わりました。2時間を超える作業でしたが、「ぜんぜん疲れはない。」「ドリルを打つ感覚が楽しかった。」と、笑顔の中、たくさんの子どもが感想を伝えてくれました。
土台の骨組みと、ベンチの部品ができました。2つの大きなパーツを組み合わせ、仕上げのペンキ塗りをすると、スイングベンチは完成です。今日予定していた作業まで仕上げることができませんでしたが、それだけ難しい作業をしているといえます。協力する姿、挑戦する姿など、たくさんのがんばりを見ることができました。卒業に向けて協力することは、これからもたくさんあるかと思います。作業する6年生みんなの姿を見て、もうすでに卒業に向けて準備が始まったことを感じ取ることができました。
木生活のみなさん、大工さん、元校務員さん、たくさんの人にお世話になって、わたしたちの夢は、完成に近づいています。
今回、使っている木材は、愛媛県のヒノキやスギが使われているそうです。卒業記念にもぴったりです。みんなの思いを乗せて仕上げまでがんばっていきましょう。
1月14日(火)3・4時間目の第1理科室です。6年3組の子どもたちが、手回し発電機を手に様々な実験に取り組んでいます。手回し発電機に、豆電球や発光ダイオード(LED)をつなぎ、電気のつきかたを調べました。ゆっくり回したときや速く回したとき、逆に回したとき、それぞれの電気のつき方や手ごたえを調べます。「速く回した方が、明かりが強いようだ。」や「LEDは、豆電球と比べて手ごたえは弱いよ。」、「LEDは、逆に回すと光がつかないよ。」と様々ことが分かりました。
手回し発電機は、「①ハンドルを早く回すと、電流の大きさが大きくなる。」、「②逆に回すと、電流の向きが変わる。」ことをまとめて、この日の学習を終えました。
6年生は、電気に関する様々な実験を通して、自分たちの生活とのつながりについて考えています。効率のよい発電はどんなものか、省エネにつながる取組はどんなことがあるか、電気はどんなことに使われているかなど、たくさんの学びを進めているところです。
1月14日(火)1・2時間目の第1理科室です。5年1組のみなさんが理科「もののとけ方」の学習をしています。水溶液の学習です。水溶液とは、①透明であること、②時間がたっても溶けたものがしずまない、どちらの条件も満たした液体です。単元の導入の今回は、食塩・コーヒーシュガー・入浴剤・絵の具をビーカーの水に溶かしてみました。水溶液か、そうでないかを見分ける実験です。
子どもたちは、班のみんなで話し合い、見分けた理由を、タブレットパソコンや黒板に記録しました。「食塩は、溶けて無くなってしまったから水溶液だ。」、「絵の具は、透明でないから水溶液ではないよ。」、「入浴剤は、だんだん沈んでいくから水溶液ではないね。」と、学級全体での情報交換が進みました。迷ったのは、コーヒーシュガーです。「ビーカーが透けて見えるから水溶液かな?」、「でも色がついているよね。」と様々な意見が出ました。透明には、色の無い無色透明なものと、色のついた有色透明なものがあることを伝えると、コーヒーシュガーを溶かした水は、水溶液だと納得していました。
食塩が溶け残った班もあったようで、そこから、「何グラムまで食塩を溶かすことができるのだろう?」と、新たな疑問もできたようです。これからたくさんの実験をしていきます。水溶液の秘密をどんどん探っていきましょう。
1月9日(木)5時間目の体育館です。1年4組のみなさんが、なわ跳びをがんばっています。準備運動をして、いろんな跳び方を試して、体をしっかりあたためると、いよいよ「なわ跳び」検定に挑戦します。
まずは、「まえ 2びょうし30秒」、先生の「よーい。」の合図で、子どもたちはみんな真剣な顔に変わりました。「スタート」でなわを回すと、体育館には、リズムのよい音が響いてきました。一定のリズムでジャンプして、タイミングよくなわを回して、10回、20回と跳び続けることができています。「終わり」の合図で、笑顔になる子どもたち。成功しても失敗しても、気持ちよく体を動かしています。
「うしろ 2びょうし」「まえ 1びょうし」・・・繰り返すうちに、「がんばって!」という声が、聞こえてくるようになりました。みんなでがんばるなわとびです。45分の体育の時間が終わるころには、ほっぺも真っ赤になっていました。
1年生のみなさん、これからもいろんな跳び方に挑戦してみてくださいね。
12月には、2つの体験学習を提供していただきました。1/2のホームページでは、「お琴の演奏会」を紹介しました。今回は、12/24(火)に行われた「木遊び」を掲載します。
大五木材さんに来ていただき、「木遊び」の学習会がありました。1・2年生の子どもたちは、木の玉プールをはじめ、たくさんのおもちゃに触れあって2時間夢中で遊びました。
体育館には、楽器やエアホッケー、積み木やドミノ、木でできた遊具がフロアいっぱいに広がって、子どもたちは目を輝かせて活動していました。木でつくる工作のコーナーも人気でした。
一つのおもちゃでも、いろんな遊び方があるようで、子どもたちの発想はすごいなと感心させられました。小さなおもちゃから、大きなおもちゃまで、子どもたちは木を手にして、その感触や温もりを感じることができたようです。大人も夢中になるそんな時間になりました。
活動を終え、子どもたちは、次のような感想を伝えてくれました。
〇木の積み木で、最初はあまり高く積めなかったけれど、何回かやっていくうちに高く積み上げることができるようになりました。
〇木のおもちゃからいろんな音が出ていました。ギザギザの部分は、カラカラとなっていました。大五木材さんのおもちゃでたくさん遊ぶことができました。
〇木のおもちゃ作りが楽しかったです。ちょうどよい大きさの木が2つあったので、船を作ってみました。
〇最後に絵本を読んでもらいました。木でできているものは、いっぱいあるんだなあと、初めて知りました。
学習会の最後には、木でできた大型絵本も読んでもらいました。森を大切にすることを知らせてくれる内容でした。
木の匂いに気が付いたり、木目の美しさを感じたり、ぬくもりある手触りを感じたり、子どもたちが飽きることなく夢中で遊んでいたことが印象的な2時間でした。