伝統ある砥部焼を未来につなぐには?(4年生)

2026年2月5日 08時00分

 2月2日()1時間目に、4年3組の公開授業を行いました。社会科「わたしたちの県の特色ある地域『伝統的な産業のさかんなまち 砥部町』」で、「伝統ある砥部焼づくりを未来につないでいくために取り組んでいることを、資料を活用して調べ、まとめ話し合う。」をねらいに学習を進めました。本時は、単元の7/7にあたります。

 単元の終末にあたる本時、最も大切なことは、これまでの学びを振り返り、予想したことや多面的・多角的に思考・考察したこと、理解したことを想起させ、本質的把握ができるようにすることです。子ども自身の認識、解釈を一層高い次元へと発展させていくために、思考を活性化し、教材の本質へと方向付ける「ゆさぶり」の発問を大切にしました。

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 本時はまず、砥部焼のよさを振り返ることからスタートしました。1777年杉野丈助の成功からはじまった砥部焼は、輸出の開始、生産額の減少、手仕事の評価など、様々な変化を乗り越え今に至ります。本時に取り上げた子どもの調べ学習にも、「砥部焼は、失敗も多かったけれど人々の努力で、今なお続いている。」「(砥部焼が)愛されている理由は、長い丁寧な工程があることだ。」との記述があります。ここで、青と白・唐草文の伝統的な砥部焼と新しい砥部焼を写真で比較する場を設定しました。花やハートの柄、いろいろな形や色のある新しい砥部焼に、子どもたちは「なぜ、砥部焼は変わったのだろう。」「新しい時代に合わせて変化している。」と思考しました。教科書にも、「より多くの人に知ってもらいたい。」とあります。

 ここで、本時の学習問題「砥部町の人々は、砥部焼をどのようにまちづくりに生かしているのだろう。」を提示しました。そして「ゆさぶり」の発問として「資料①かま元数のうつりかわり」「資料②砥部焼の生産額のうつりかわり」を提示しました。すると、子どもたちからは、「かま元の数も生産額も減少している。」「砥部焼は、今ピンチだ。」「伝統ある守るために、PRしないといけない。」との発言が聞かれました。これは、砥部焼の負の側面です。ここでは、最近の「資料③(ニュース)原料の陶石受注停止→譲渡」も取り上げています。

 子どもたちは、これまでの調べ学習から、240年以上続く砥部焼を未来につなぐためのヒントを見付けようとしていました。「資料④絵付け体験」では、砥部焼の作ってもらって良さを知ってもらっている、「資料⑤東京のデパートの砥部焼フェア」では、全国の人に買ってもらえる、「資料⑥インターネット販売」では、世界中にアピールしている、「資料⑦松山空港にあるモニュメント」では、観光として生かしていると、たくさんのつぶやきを聞くことができました。これが、これまでの学びを振り返る姿だと思います。

 「資料⑧(ニュース)砥部焼まつり開催」では、10万人以上の人々がイベントに参加する様子が放送されている様子を目にしました。「新しい柄の砥部焼を購入した。」「砥部焼の魅力が人々を引き付けている。」など、消費者の生の声を、子どもたちは、共感しながら視聴していました。

 「おにぎりタイム」では、「伝統ある砥部焼を未来につなぐために、私たちにできることは、何だろう。」について話し合いました。

 「砥部焼を残すために山林や自然を大切にする。」「少しでも多くの人に砥部焼を知ってもらうため勉強する。」「砥部焼のイベントに行ってみる。」「砥部焼体験をしてみる。」「砥部焼を覚えておく。」       「砥部焼の魅力について調べてみる。」、自分ごととして考えていることが分かります。

 終末に、もう一人の子どもの調べ学習を取り上げました。「持続可能な産業」「若い作家の支援」「砥部焼のよさを知ってもらう。」「砥部焼に興味を持ってもらうためのイベント」と、ここにもたくさんのキーワードが記されていました。

 子どもたちの社会科日記は、次のとおりです。

「砥部焼は、まちづくりに関係していると分かりました。砥部焼は、手仕事で丁寧につくられていて、伝統を受け継ぐためにがんばっていることも知ることができました。だから愛されているのだと思います。時代によって進化することも分かりました。私たちにできることはたくさんありますが、私は、周りの人に砥部焼の魅力を伝えていきたいです。砥部焼祭りに行って、砥部焼を見てみたいと思います。砥部焼に興味を持ち続けることを大切にしたいです。」

 社会にみられる課題を把握し、その解決に向けて自分たちの社会への関わり方やよりよい未来の在り方を選択・判断、構想して自分の考えを表現(議論)することは、社会について理解を深めたり、社会への関心を高めたりすることに大切な活動だと分かりました。

※画像のロイロノートによる調べ学習は、一部加工しています。青枠には、写真が掲載されていました。

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