「先生、もう少しで満月!」
そんな風に話してくれたのは、アルトホルン6年生です。小望月、澄んだ空に明るく冴えわたる月は、私たちの今の感性を表しているように感じました。部長さんは、練習の終わりに「♪『愛を込めて花束を』には、高い音から低い音まであって、何だか大変です。」と話しています。
私たち金管バンド部は、クリスマス・ミニ・コンサートに向け、また一つ新しい楽譜を手にしました。曲の完成を待ちわびるその気持ちは、満月を楽しみに待つ、そんな気持ちにも重なりました。



「先生、Bはどんな感じですか。」(コルネット 5年生)、「サビの前のこの部分は、1stではどんなメロディーですか?」(コルネット 5年生)
譜読みが終わると、トランペットを吹く副顧問の私のもとに、たくさんのメンバーが集まってきました。「もう1回、もう1回。」と繰り返し練習するうちに、メロディーも聴こえてきて、一人、二人と音が重なって、音楽室のあちこちで、いろんな♪「愛を込めて花束を」が生まれてきました。「何度も吹いて、口が疲れました。」(コルネット 5年生)、練習が終わるころには、充実の表情を見せるメンバーをたくさん見ることができました。
「譜読みもばっちりできました。どの部分もだいたい音が出せるようになりました。」(チューバ 6年生)、「難しいです、でもがんばります。」(トロンボーン 6年生)、「上の部分のほとんどができるようになりました。あとは、バスドラムを加えるだけです。」(パーカッション 6年生)、「トロンボーンにも、久しぶりに主旋律があるのでうれしいです。」(トロンボーン 5年生)
新しい楽譜を手にする感動は、いつも輝く風景です。
金管バンド部にとって冬は、夏のコンクールシーズンとは異なる、独特の魅力と素敵な表現のある時期です。聴いている人の心が温まるような心からのサウンドを、クリスマス・ミニ・コンサートで届けようと、部員みんなで音を重ねているところです。
今のメンバーでの活動は、あと4か月になりました。力を付ける5年生、3月の卒業に向けて感謝の気持ちを届ける6年生、放課後の金管バンド部には、たくさんの素敵な風景を見ることができます。
秋風が心地よいこの季節、運動にも最適な気候になりました。澄んだ青空の下、体を動かすのは、心身のリフレッシュにつながります。
今日(10/27)2時間目の運動場では、5年2組のみなさんがティー・ボールで汗を流していました。
「かっ飛ばせ―、〇〇!!」
友達に掛ける声も、青空の遠くまで届いています。




誰もが楽しむことができるティー・ボールは、魔法のようなスポーツです。ピッチャーがいないため、誰でもボールをバットに当てることができる、野球やソフトボールの難しい所を取り除いた「楽しい」部分がぎゅっと詰まっています。
この日の運動場でも、ボールを当てた時の爽快感、みんなで声を掛ける一体感を感じ取ることができました。心配も笑い合える優しいルールは、子どもたちの笑顔を何倍にもしていました。
「先生も、打ってみますか?」、「代打!」
そんな風に、ゲームにも誘ってもらいました。
白球を追いかける背中、打席に立つ緊張の面持ち、そしてホームベースを踏みしめる喜びと、たくさんの感動の場面がみられた45分の体育の授業でした。
5年2組のみなさん、スポーツの秋を堪能してくださいね。
「先生、終わったよ。手伝うことないですか?」、中庭から、盛んに元気な声が聞こえてきます。何をしているのだろうとのぞいてみると、2年2組と4組のみなさんが、花の苗を植え替えていました。カメラを手に近付くと、「キンセンカを植えているんです」と、元気な声で教えてくれました。




今日(10/27)の2時間目は、秋晴れの良い天気でした。気温もちょうどよくぽかぽかとした気候は、新しい花を育て始めるのにもぴったりで、キンセンカの苗も、子どもたちの笑顔もとても生き生きとして見えました。
「土を半分ぐらい入れてから、苗をうつして・・・。」、「ポットから苗を取るときは、逆さまにして土が柔らかくなるようにするといいよ。」、「最後に、土を足して・・・。」、たくさん聞こえてくるお話は、どれも楽しいものばかりでした。
「水やりもたっぷりとね。」、「花に名前をつけるのもいいんじゃない?」、先生との会話もエネルギーです。秋の太陽の光も応援しているように見えました。
まだまだ小さなキンセンカの苗ですが、3月に6年生が卒業するころには、大きな花を咲かせていることでしょう。卒業式には、全校みんなで育てた花を、会場となる体育館に飾る予定になっています。6年生の卒業まで、およそ5か月になりました。たくさんの笑顔の花を6年生みんな届けましょう。
12月2日(火)校長先生のお話がありました。
その中で、谷川俊太郎さんの本「ともだち」が紹介されました。この本には、友達と関わるときに大切なことが「ともだちって」「ともだちなら」「ひとりでは」「どんなきもちかな」「けんか」「ともだちはともだち」「あったことはなくても」の7つの事柄に分けて書かれています。
「ともだちって」いっしょに帰りたくなる人、「ともだちなら」誕生日を覚えていようなど、心温まる文章がつづられています。最後のページには、手をつなぎ夕日を見た場面、けんかした場面が出てきて、「ともだち」もぼくと同じ気持ちでいるのかな?そんな言葉で、お話が終わります。

「校長先生のお話」
全校のみなさん、おはようございます。12月に入りました。2学期も残りわずかとなりました。残りの毎日を元気にがんばって、楽しい、冬休み年末年始を迎えましょう。
中休みや昼休みに運動場で友達と元気に遊んでいる人をたくさん見かけます。大変うれしく思っています。今日は、その「ともだち」についてみんなで考えていきたいと思っています。
図書室で1冊の本を見つけました。谷川俊太郎さんの「ともだち」という作品です。谷川さんの文章や詩は、有名なものが多く、国語の教科書に載っている作品もあります。また、外国語で書かれた本を日本語にする仕事もしていました。この本もその一つです。知っている人もいるかもしれませんね。この「ともだち」の中には、「ともだちって」というページがあります。みなさんは、「ともだち」ってどんな人だと思いますか。想像してみてください。谷川さんの本には、こんなことが書かれています。今、自分が考えことと比べながら聞いてみてください。
(読み聞かせ)
では、もう一つ考えてみましょう。谷川さんは続いて、「ともだちなら」と書かれています。みなさんは、「ともだちなら」どんなことをしていくといいと思いますか。これも想像してみてください。
(読み聞かせ)
みなさんは、この「ともだちって」「ともだちなら」この2つを聞いて、どんなことを考えましたか。校長先生は、一人の友達のことを思い出しました。その人とは、今は年に数回しか会えませんが、小学校のときに出会って、高校を卒業するまで勉強や運動をがんばってきました。ここに出てくるお話と重なることがたくさんある人です。その人が友達でいてくれてよかったなあと今でも思っています。みなさんにも、今の友達をずっと大切にしてほしいなと思います。それでは、この本の最後のページを読んで、今日のお話を終わりにしたいと思います。
(読み聞かせ)
今日は、友達について話しました。12月も元気にがんばっていきましょう。
10月27日(月)に、地震・火災を想定した避難訓練を行いました。いつもと違うのは、休み時間に地震発生の緊急放送があったこと、当日の予告なしに訓練を行ったことです。
子どもたちは、2時間目が終わった後、教室で友達と話したり、トイレに行ったり、特別教室から移動をしたり、それぞれに日常の生活を送っていました。天気が良かったため、運動場で遊ぶ子どもも多くいました。




地震発生を伝えるアラームがなると、どの場所にいる子どもも放送に耳を傾け、無言で集中して話を聞く様子が見られました。いつも放送の音に、すぐに反応する子どもたちの姿が、訓練でも見ることができました。その後、近くにいる先生の指示をよく聞いて、教室にいる子どもは、机の下に身を隠し、運動場など外にいる子どもは、運動場の中心の建物の倒壊の恐れがない場所に集まりました。先生が近くにいない場合にも、高学年の子どもが、低学年に関わる、落ち着いた行動がありました。
火災発生の合図で、運動場に避難しました。教室や特別教室、廊下や体育館にいた子どもも、火災発生場所の第2理科室から離れるように避難することができました。「火災発生場所を確認する。」という大切なことがらをきちん守ることができたと思います。
予告なしの休み時間の訓練でしたが、短い時間で運動場に集合することができました。訓練を通して、「よく話を聞くこと」・「落ち着いて行動すること」のどちらもよくできていると分かりました。
教室でのふり返り、職員室での話合いを、次回の訓練にも生かしていきたいと考えています。
今日(10/23)2年生は、体育館で「おもちゃランド」を開きました。お客さんとして1年生を招待して、たくさんの手作りおもちゃで遊んでもらいました。




風の力で動くヨットカー、ゴムの力で飛ぶ紙コップロケット、じしゃくで動くジグザグ迷路、的当てが楽しいゴム鉄砲など、たくさんの遊び場ができていました。1年生に喜んでもらおうと、看板を作ったり、ルールを説明するポスターを作ったり、2年生はたくさんの準備をしてきました。
「わあ、すごい。ゴムの力でジャンプするんだね。」、「教えてくれて、ありがとう。」、「いっしょに遊ぼう!」、1時間しっかりと遊んで、「おもちゃランド」は、あっという間に終わりの時間になりました。
1年生からは「〇〇のコーナーが楽しかったよ!!」、2年生からは「ルールを上手に教えると1年生に楽しく遊んでもらえたよ。」など、たくさんの感想を聞くことができました。
2年生のみなさん、これまでたくさんの準備がんばりましたね。「ありがとう。」のあいさつをして、別れる場面では、1年生と2年生が自然に、手を振り合うほほえましい場面も見ることができました。1年前には、今の3年生といっしょに同じように遊んだ2年生、もうすっかりお兄さん、お姉さんです。子どもたちは、たくさんの関わりの中で、成長していることが分かりました。
♪「プレミアム・ブラス・セレクション【クリスマス編】」
12/22(月)に行われるクリスマス・ミニ・コンサートに向け、私たちは。新しい楽譜を手にしました。この曲の中には、クリスマス・ソングでおなじみの♪「ひいらぎかざろう」・♪「ウィー・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス」・♪「あわてんぼうのサンタクロース」・♪「ジングルベル」の4曲が含まれています。



「そろそろ5年生に、小パートのリーダーを任せてもいいかもしれないね。」(コルネット 6年生)、「1stしたい人が多いから、コンサートでするもう1曲とで、1stと2ndを分けてみよう。一度、みんなに希望を聞いてみよう。」(アルトホルン 6年生)、「メンバーみんなの適正を考えて、小パートを分けよう。」(トロンボーン 6年生)
コルネット・アルトホルン・トロンボーンの3パートは、パート内に1st・2nd・3rdがあるため、小パート分けも大変です。
ユーフォニアムでは、進んで音を出しお手本を見せる6年生、チューバでは、メンバーといっしょに譜読みを始める6年生、パーカッションでは、楽器分けの会議を始める6年生、それぞれのパートで、たくさんの会話を進めていました。楽譜を手にするときの感動は、毎回きらきらとしていています。
譜読みが終わると、しだいに音が聴こえ始めました。コルネットでは、4年生が、3年生にお手本の演奏をしている様子を目にしました。楽譜を指で示したり、拍手をしたり、吹くことができるようになった喜びを共に味わっていました。
「そろそろ私たちがリーダーになるね。今のうちの力を付けておこう。4年目になる4月からは、がんばろうね。」と話すのは、コルネットの5年生と、トロンボーンの5年生です。4月に、入部から4年目となる5年生の12人にとって特別の年が近付いているようです。
冬晴(ふゆばれ)、穏やかで少し暖かな空。
寒さの中にある明るさが、放課後の音楽室に届いています。クリスマス・ソングが聴こえてきたり、クリスマス飾りを見かけたり、心躍る毎日です。温かな光と風、笑顔と愛にあふれるクリスマス。1か月後のコンサートでは、素敵な音楽を届けましょう。
11月14日(金)、小春日和の暖かで穏やかな空に包まれ、校内音楽会を開催しました。全体の進行は、ミュージック委員のみなさんが担当しました。開演を告げるベルの音、プログラムのアナウンスのどれもが、素敵な音と音楽の風景として彩っていました。全体合唱の♪「天守閣」・♪「心の中にきらめいて」はもちろん、途中のでもみんなに笑顔と元気を届けてくれました。ミュージック委員のみなさん、長い期間の準備本当にありがとうございました。おかげで心に残る校内音楽会になりました。



【校長先生のお話】
「全校のみなさん、今日は素晴らしい演奏を聴かせてくれて、ありがとうございます。みんなで一つの音楽をつくり上げることは、とっても価値があることだと思っています。学校だからこそできる勉強の一つだと思っています。今日は、これまでの練習の成果を披露する日でした。みなさんのがんばり、努力、笑顔をたくさん見ることができました。聴く態度については、最初のあいさつで、目と耳と心でという言葉がありました。しっかり、友達の演奏を聴いている姿に余土っ子がすばらしいことを感じました。保護者の皆様、来賓の皆様、本日は、ご多用の中、ご来校いただき、ありがとうございます。今日の音楽会は、いかがだったでしょうか。本当のたくさんの人に足を運んでいただいて、最後まで演奏を聴いていただき、うれしく思います。2学期に入って、子どもたちは、音楽の時間だけでなく、中休みや昼休みに、中には、おうちでも練習していたお子さんがいたと思います。そうした全てがあって、今日の音楽会となっています。ぜひ、おうちに帰ったら、そのことをほめていただいたり、まちで余土っ子を見かけたら、そのお話をしてもらったりすると、大変うれしいです。本日は、お疲れ様でした。」(※各学年の講評は、これまでのホームページに掲載にています。)
【児童代表のことば】
「今日の音楽会は、楽しかったですか?みなさん、音楽会に向けて一生懸命に練習してきましたね。それぞれのメロディーが重なり合ったきれいな音色が体育館に響いていました。私は、この音楽会に向けて♪『カノン』のリコーダー奏をがんばってきました。休み時間に友達と練習するなど、日々、努力を重ねてきました。合唱曲♪『ペテルギウス』では、みんなと心と思いを合わせながら歌うことができました。また、金管バンド部の♪『ライラック』では、みんなの前で初めてソロを演奏し、緊張しましたが、きれいなメロディーを届けることができました。今までの練習の成果を発揮し、演奏する楽しさを感じました。会場のみなさん、本日はたくさんの拍手をいただき、本当にありがとうございました。」(ミュージック委員 6年女子)
プログラム6番 6年生
リコーダー奏 ♪「カノン」
合唱 「ベテルギウス」 合奏♪ 「クスシキ」



「6年生のみなさんは、ミセスグリーンアップルの♪『クスシキ』に一生懸命取り組んできました。今日はその成果が出せたと思います。合唱もリコーダー奏も最高学年らしく、素敵な演奏でした。6年生のみなさんありがとうございました。」
【校長先生のお話】
「6年生は、これまで多くの場面で学校の代表として活躍してくれました。その自信の表れが表現できていました。凜とした姿勢に期待を感じました。リコーダー奏は、指先以外動かないという、見ていて、涙が出そうなくらい感動しました。歌にも合奏にも、6年間分の学びがこめられていました。どれか一つ欠けてもこの演奏にならなかったと思います。6年生が一つになっていたことを感じました。小学校最後の音楽会でした。思い出がまた一つ増えたことと思います。これからも一つ一つ思い出が増やせるように、毎日を大切に過ごしてください。」
プログラム5番 5年生
合唱♪「瑠璃色の地球」 合奏♪「アフリカン・シンフォニー」



「5年生のみなさんありがとうございました。♪『瑠璃色の地球』は、とてもきれいな発声でしたね。『アフリカン・シンフォニー』は、難しい曲を上手に演奏できました。とても素晴らしかったです。11月7日の松山市小学校連合音楽会でも、素敵な音楽を市民会館に響かせてくれました。」
【校長先生のお話】
「5年生の発表は、連合音楽会の経験が生かされていました。それから1週間の期間があって、緊張感を維持することが大変だったと思いますが、歌も合奏もとてもよかったと思います。『あさひが水平線から、光の矢を放ち』というフレーズがありますが、それが目に浮かびました。これは、みんなの力です。ラストの歌声は、先生の体がふるえるぐらい感動しました。合奏については、全ての楽器の演奏が、一つになりすごく迫力がありました。音楽のもつ素晴らしさを教えてくれました。」