放課後の音楽室に届く涼やかな風に、秋の足音を感じます。暑さが和らぎ、少しずつ過ごしやすい季節になってきました。
♪「希望のファンファーレ」、みんなで何かを成し遂げようとするとき、優勝を目指して突き進む、そんな輝かしい瞬間を応援するこの曲が、秋の青空に鳴り響いている様子が目に浮かびます。運動会に向けがんばるこの曲も、私たちの音楽に加わりました。
今、音を紡ぎ始めている曲は、校内音楽会で披露する♪「ライラック」、♪「ドラえもんのうた」と合わせて3曲になります。個人練習、ペア練習、パート練習。9月、練習再開から2週間、どのパートも6年生を中心に、一生懸命に譜読みに取り組んできました。



それぞれに練習してきたものを、みんなで合わせて形にしていく、こんな風に音楽の楽しさを感じられるのは、練習の最後に行う合奏です。演奏が終わった後の、達成感や満足感でいっぱいのみんなの笑顔は、一番素敵な表情だと感じています。澄み切った笑顔に心洗われる毎日です。
「ちょっと、待って。」、憧れのソロパートを初めて担当することになったコルネットの6年生。いつもは、ムードメーカーだけれども、少し緊張しているように見えました。パートリーダーで部長さんでもあるメンバーに、アドバイスをもらったり、個性豊かな5年生のメンバーに応援してもらったり、♪「ドラえもんのうた」では、和やかな場面が見られました。いつものあたたかな関りがもたらす、素敵なお返しです。
「先生、♪『Mela!』をしてみたいです。2年生のときの校内音楽会で、金管バンド部に憧れました。今、私もそうなっていればうれしいな。」と話すパーカッションの4年生。こんな風に、秋が近づく音楽室にも、金管バンド部の輝く場面をたくさん見ることができます。
「今日もよくがんばったね。」、「晩御飯は、何?」、「♪『ウルトラソウル』がんばっているころかな?」「バイバーイ。」、「また、明日。」、夕日が傾く下校の道でも、楽しいメンバーの声がたくさん聴こえてきます。
空が澄む。
秋の青空が澄んでいる分、音が遠くまで届いているように感じます。空は、少しずつ高くなってきているようです。
9月10日(金)第2回の表彰式を行いました。
〇中予地区小学校ジュニアバンド第55回フェスティバル
優秀賞(余土小学校金管バンド部)

〇第44回全日本小学生バンドフェスティバル愛媛県大会
銀賞愛媛県代表ステージ部門(余土小学校金管バンド部)


〇第44回全日本小学生バンドフェスティバル四国支部大会
銀賞ステージ部門(余土小学校金管バンド部)

〇松山市小学校総合体育大会第64回水泳の部
・女子50m自由形 第2位(4年女子)

・女子100m自由形 第3位(5年女子)

・女子50m平泳ぎ 第3位(6年女子)

・女子100m平泳ぎ 第2位(5年女子)

・女子50m背泳ぎ 第5位(6年女子)

・女子150mメドレーリレー 第2位(余土小学校)

・女子200mリレー 第2位(余土小学校)


〇愛媛県ジュニアドッジボール大会
優勝(余土っ子ファイターズドッジボール部)

〇令和7年度スミセイVitalityカップ
準優勝(余土男子バレーボール部)

〇第45回全日本バレーボール小学生大会愛媛県大会
男子の部 準優勝(余土男子バレーボール部)

〇第30回松山市小中学校相撲大会
・6年女子の部 第3位(6年女子)

・3年男子の部 第3位(3年男子)

夏休みには、運動に音楽とたくさんのみなさんの活躍がありました。これからも余土っ子のみなさんの活躍を期待しています。
「『すいすいぐるーり』ってどんな形?」
楽しい声につられて、1年4組の教室をのぞいてみると、子どもたちみんな、絵の具を手に、画用紙にいろいろな線を描いていました。



「オレンジの線は、ぺろぺろキャンディーだよ。」、「それなら赤は、お花畑だ。」、素敵な会話に、子どもたち一人ひとりのイメージが伝わってきて、見ているこちらまで、うきうきとした気分になりました。
絵の具を水で溶いたり、筆で色を塗ったりする子どもたちの眼差しは、きらきらと輝いていて、出来上がっていく絵の鏡のようになっていました。「ピンク色ができた。」と、パレットの色が混ざり合う様子を興味津々に見ていたり、「きれいな色ができた!」と感動の声聞こえてきたり、パレットにも色とりどりの世界が出来上がっていました。
色の混ざり方も、水の量による色の濃さの違いも、こんな体験の中で感じ取っていきます。言葉は、絵にするのは、とても楽しい体験でした。
この後、出来上がった線に、いろいろな楽しい場面を書き加えて、お気に入りの場面ができるそうです。お菓子をおいしそうに食べる様子、お花畑で花に囲まれる様子、たくさんの素敵が見つかりそうですね。
1年生のみなさんできあがった絵をぜひ見せてくださいね。お話もぜひ、聞かせくださいね。
「先生、また四国大会行きたいです。私たちの代でも、全国目指します。」
そう話すのは、コルネットの4年生です。4年生には、どのパートにもがんばるメンバーがいて、やる気いっぱい。ずっといっしょに音楽をがんばっていきたい、そんな気持ちにさせてくれます。2年後、みんなは、いったいどんな6年生になっているでしょうか?
青空のむこう。
少しだけ遠い未来を見つめて、9月の土曜日の練習が始まります。



「基礎練習をしっかりとしてから、♪『ライラック』と♪『ドラえもんのうた』のリズムと指番号に気を付けて練習をします。」(アルトホルン 4年生)、「♪『ライラック』の最初からAまでスタッカートに気を付けて、少しでも吹けるようにします。」(ユーフォニアム 4年生)「♪『ライラック』のEのリズムに気を付けて演奏します。」(チューバ 4年生)
新しい曲♪「ドラえもんのうた」も私たちの音楽に加わりました。3日間のパート練習を終え、今日初めて全体で合わせてみることになりました。
♪「ライラック」では、コルネット1stの完璧な譜読みに驚きました。部長さんを中心に、しっかりと小パート練習をがんばってきました。それに続くのは、2ndの4年生。学校でも家でも、ずっとこの曲を聴いていたようです。アルトホルンの1st、2ndもとてもよくできました。パートリーダーさんを中心にがんばる姿は、いつも感心しています。ドラムを担当する6年生もしっかり準備していたことが分かりました。インテンポ♩150でも、十分リズムに乗っていたように思います。
♪「ドラえもんのうた」では、部長さんが前奏からみんなを引っ張っていきました。2番になると、トロンボーンから、素敵なメロディが聴こえてきました。2人の副部長さんを中心に、いつもパート練習をがんばる姿が印象的です。
どちらの曲も、演奏が終わるたびに、口々に感想を言い合う姿が見られました。「難しかった。」、「でもできた。」と、どのパートも笑顔こぼれる瞬間でした。
校内音楽会では、この2曲に6年生のソロパートが加わります。みんなに笑顔と元気を届けようと話しています。私たちの秋の青空は、どんな風景になるでしょうか?次のステージに向け、みんな一緒に音を紡いでいきましょう。
「よーい。スタート!」の声に合わせて、子どもたちは、トラックを1周駆け抜けます。運動場を蹴る足音は力強く、ゴールに向けてそのスピードを加速しているようでした。
これは、9月12日(金)2時間目に行われた5年生のリレー選手選考の様子です。雨上がりの空に、じっとしていて汗が流れる蒸した天気でしたが、そんな一生懸命な子どもたちの姿に爽やかな雰囲気を感じました。



赤・白・青・黄の4色、それぞれのスタート位置で、子どもたちは、自分の出番を待ちます。スタートラインに立つ子どの表情は、とても引き締まって見えました。「0.1秒でも早くゴールしたい。」そんな風にも見えました。
リレーの選手を決めるということで、もちろんクラスの友達みんなライバルでもあるのですが、「〇〇君、がんばって!」、「ゴールまでしっかり!」の声に、共に運動会をがんばりたいという意欲を感じました。ゴールの後の、充実した表情、その友達をたたえる様子は、高学年らしく、4月からずいぶんと、成長したことが分かりました。
運動会は、10月11日(土)です。5年生の力強い走りに、声援を送ってください。5年生は、運動会の係でも活躍します。運動会を支える姿にも、拍手をお願いします。
9月11日(木)1時間目の余土っ子ルームです。2年2組と4組のみなさんの運動会の表現の練習が始まりました。2年生のみなさんも、少しずつ運動会準備を進めています。
2年生は、運動会の表現の中に、余土地区伝統の余土音頭を取り入れることになっています。平成10年4月に地域の歌として生まれた「余土音頭」は、幼稚園や公民館の夕涼み会など、たくさんの場所で、踊り継がれています。余土小学校でも毎年、2年生が運動会の表現の中に取り入れており、子どもたちも毎年、余土音頭を踊ることを楽しみにしています。



この日は、地域に住む昨年まで余土小学校に生活支援員として勤務された方をゲストティーチャーに迎え、その踊り方を教えていただきました。2年1組と3組は、2時間目に踊りを教えていただきました。子どもたちは、先生の手の振りや足の運び方をよく見たり、ポイントを分かりやすく教えてもらったりしながら、こつをつかむことができました。一生懸命に取り組んだため、すぐに、一緒に踊ることができました。何度も繰り返して踊ったり、先生と一つ一つの動作を確認したりして、授業の最後のころには、見栄えにも意識して踊れるようになりました。「運動会で早く踊ってみたい!」そんな表情も見えました。2年生のみなさんの運動会での活躍が楽しみです。
2年生は2学期の活動で、地域の様々な場所を巡る「まちたんけん」を予定しています。余土音頭で地域の伝統を感じた子どもたちは、この活動でも余土地区のよさを発見することと思います。訪問させていただくみなさんに、当日は、大変お世話になります。子どもたちは、今、余土地区のよさをたくさん見つけようと、学習を進めているところです。
9月9日(火)3・4時間目の2年4組のみなさんです。子どもたちが、にらめっこをしている相手は、タブレットの画面です。どうやら動物の画像を探しているようです。それも、めずらしいポーズをしたものや、いろんな表情をしているものと、図鑑のような写真ではないようです。
2年生は、今、校内造形大会に向け準備を進めています。紙版画「たのしく うつして」では、とんだり、はねたり、うごいている生き物の様子を、紙版画で表します。
子どもたちに、版を作って、インクをつけて、ローラーやバレンで用紙に写し取る、紙版画の活動をすると伝えると、「楽しそう!やってみたい!」と、とても喜んでいました。



その意欲そのままに、この日のアイデアスケッチでも、子どもたちは、お気に入りの動物を夢中で探していました。インターネットでの検索も手慣れたもので、「キーワード」の文字を、キーボードで上手に入力していました。ICT支援員さんも、一緒に活動してくれいて、困ったときにも、子どもたちは、進んで声を掛けていました。
自分が版にしたい動物を見付けると、画像を大きくしたり、細かな部分にズームしたり、羽の模様や毛の様子など、細かな部分にも注目している様子を見ることができました。アイデアスケッチを描くときにも、色鉛筆を夢中で動かす子どもたちの姿がありました。
「うさぎと遊んだとき、ふわふわとやわらかかったのを覚えているよ。」、「水族館で見たサメは、とても大きいんだよ。」と、これまでの経験からアイデアを膨らませる様子にも感心しました。
かっこいい動物、かわいらしい動物、いったいどんな紙版画になるでしょうか?2年生のみなさん、制作の様子をまた見せてください。そして、いろいろなお話を聞かせてくださいね。
9月9日(月)4時間目の第1理科室です。5年4組のみなさんが、理科「実や種子のでき方」の学習を進めています。この時間の学習内容は、ヘチマの花粉を顕微鏡で観察することです。
学校園のヘチマから花粉を採取して、スライドガラスに乗せ、カバーガラスをかけるとプレパラートの完成です。顕微鏡の扱いも慣れたもので、横を見ながら、対物レンズをおろして、プレパラートに近付ける、接眼レンズをのぞきながらピントを合わせることもとても上手にできていました。



「あっ、見えたよ。」と喜ぶ声も聞こえてきました。倍率が高い場合は、なかなか上手くいかないのですが、いくつもの班が、高い倍率で花粉の姿をとらえていました。「お米みたい。」、「ひまわりの種のようだ。」と、観察を通してできる発見がたくさんあったようです。
この日は、顕微鏡の画像をタブレット端末に取り込むことにも挑戦しました。接眼レンズの代わりに、パソコン専用のカメラを取り付け撮影、記録をデジタルで残すことができました。
今までの学習では、イラストで記録することも多くありましたが、新しい記録の方法に子どもたちは、とても驚いていました。写真を拡大すると、もっと細部まで見ることができると分かり、その分たくさんの発見があったようです。
社会科や理科、外国語活動や毛筆による習字など、3年生から始まる学習はたくさんあります。4月の進級からおよそ5か月、中学年になった3年生の子どもたちは、新しい学習との出会いに目を輝かせて、毎日の学校生活を送っています。
2学期になり、子どもたちは、さらに自信を持って学校生活を送るようなっています。1学期のころは、まだまだ幼く感じた子どもたちでしたが、自分のめあてを立てたり、友達と協力したり、勉強や運動、音楽と元気いっぱいに取り組んでいる姿に、感心しています。
音楽科のリコーダーも新しい学習の一つです。子どもたちは楽器を手に、美しい響きにしようとがんばっているところです。



9月9日(火)3時間目には、3年3組の子どもたちが、リコーダーの演奏をしていました。1学期に「♪シ」の音を出すことから始まった練習は、「息の強さは、大きなシャボン玉をつくるように」、「リコーダーの穴をふさぐときは、指のふかふかの部分を使って」と、先生からたくさんのアドバイスをもらって、ずいぶんと上手くなりました。自分や友達の音を聴いてみたり、友達と音を合わせてみたりして、少しずつ曲が聴こえてくるようになっています。練習をしながら、「みんなと演奏を楽しみたい。」といった思いも生まれているようです。
今、11月にある校内音楽会に向けて曲の練習をがんばっています。11月には、どんな音色を聴かせてくれるでしょうか。秋には、さらに成長した3年生を見ることができそうです。
3年生のみなさん、学校だけでなく家でもどんどん練習して、リコーダー名人になってくださいね。校内音楽会では、リコーダーのよい響きを、ぜひ聴かせてください。