「西の空 日招八幡 淑人(よしと)杉」
これは、かるた「余土めぐり」にある読み札です。

私たちの地域にある日招八幡大神社の名前の由来を「わたしたちの余土(平成28年3月発行)」より紹介します。
「今から800年ほど前の源平のころ、佐々木史郎高綱の合戦の中、日がくれかけました。戦はまだまだ終わりそうにありませんが、夜になると不利になります。そこで、西の空にどんどんしずんでいくお日さまをおおぎでまねきました。すると、不思議なことに、しずみかけたお日さまがもどってきて、あたりが明るくなり戦いに勝ったといわれています。」
日招八幡大神社の境内にある大杉は、海賊の藤原純友を倒した源経基紀淑人が、八幡さんに感謝して、植えたものです。「淑人杉」という名前がつかえられています。日招八幡大神社では、10月豊作を祝う秋祭りで、日招太鼓や獅子舞が踊られており、今もなお、地域の伝統や文化を伝える場所となっています。
余土小学校でも、その歴史を感じることができます。本校では、運動クラブ・文化クラブを合わせて17のクラブがあります。今年も、4~6年生の子どもたちがそれぞれのクラブに所属し、創意工夫しながら共通の興味・関心を追求していきますが、和太鼓・日招太鼓クラブもその一つです。
長い歴史をもつ日招太鼓を余土小学校でもたたいてみようと、毎回のクラブ活動で練習をしています。大太鼓に締太鼓など、ドンドンと響くリズムは、迫力満点です。今年度は、15人の子どもたちがクラブ活動に所属する予定です。
「♪ 石手の土手の まつみどり ~ ♪」
と校歌にも歌われているように、石手川の水面には、昔は松並木がうつっていました。余土の歴史はこの川との戦いから始まっているそうです。たびたび氾濫するこの川は、人々を苦しめましたが、この苦しみによって、お互いに心を一つにして助け合うという美しい習慣ができたそうです。
そんな余土地域の人々のくらしを高める努力をした人物の一人に、森盲天外がいます。盲目でありながら余土村の村長となった森盲天外は、わたしたちにとって忘れてはならない人物です。余土小学校にも「一粒の米」の碑文があり、私たちにたくさんことを伝えています。その一つに「たった一粒の米といえども、これを種として育てると、何年か後には大量の米となる。そして、人間に大きな幸せをもたらすのだ。」があります。盲天外は、「一粒の米」を通して、希望を持って、明るくたくましく生きることの大切さを私たちに投げ掛けているのです。
今年は、余土小学校創立135周年を迎えます。最近では、余土外環状線の工事をはじめとする地域の開発が進み、余土地区も大きく変容しています。先人の業績や余土の歴史、現在の余土について調べることを通して、郷土の誇りを受け継ぎ、校歌にもある美しいふるさとを、そして「一粒米の精神」をわたしたちの手で守っていきましょう。

♪ 校歌 ♪
1 石手の土手の まつみどり のびゆく心 すこやかに
強く正しく 元気よく ぼくら 余土の小学生
2 泉の水に うつる空 しずかな心 すむひとみ
清くあかるく 元気よく わたしら 余土の小学生
3 遠くに見える いしづちの お山の心 身にうけて
大きなのぞみ 元気よく ぼくらわたしら よい子ども
「曙(あけぼの)でスタート切った小学校」
これは、かるた「余土めぐり」の読み札の一つです。

「余土百年のあゆみ」(平成元年3月10日発行)には、次のような記述もあります。
「明治5年に学制が発布され、翌6年には、※いまの公民館の所にもとの殿蔵をつくりなおして曙小学校がスタート。明治11年には余土・保免・市坪・東垣生・西垣生五か村がまとまり出合小学校、20年に余戸尋常小学校となり、23年に余土尋常小学校となった。」※いまの公民館の所(現在の場所とは異なります。)
余土小学校は、今年、創立135年を迎えます。その起源を明治23年の余土尋常小学校としているため、曙小学校までさかのぼると、余土小学校の歴史は、もっと長いものだと言えます。ちなみに、曙小学校の「曙」の字のある瓦は、今の第2理科準備室の壁にはめこめられています。これまでの卒業生は、14, 255人です。
私たちは今年、どんな1年を歩むでしょうか?
校訓「やさしく かしこく たくましく」のもと、「よ・ど・よ・い・こ」を合言葉に、新しい1年の歴史を積み重ねていきましょう。
新しく余土小学校に入学する新1年生のみなさん、そして新しい学年に進級する新2~6年生のみなさん、もうすぐ入学式・始業式ですね。今みなさんは、夢と希望をもち、勉強や運動、音楽と学習の準備を進めているころかと思います。新しい友達、新しい先生、新しい教科書、春は素敵な出逢いでいっぱいですね。4月8日(火)からは、先生たちといっしょに、そして「余土っ子」のみんなで会話を交わしながら、全校みんなで、笑顔つながる学校づくりをしていきましょう。
今年度も、たくさんの学校行事があります。その一部を紹介します。




【第1学期】
入学式(1年生) 歩き方教室(1年生) 1年生を迎える会(全校)
集団宿泊活動(5年生) 自転車教室(3年生) 修学旅行(6年生)
【第2学期】
運動会(全校) 校内音楽会(全校) 校内持久走大会(全校)
【第3学期】
遠足(全校) 6年生を送る会(全校) 卒業式(6年生)
※写真は、昨年度のものです。その他にも、たくさんの学校行事が予定されています。
令和7年度がスタートしました。今年は、余土小学校創立135年を迎えます。今年度も、先人の業績や余土の歴史を受け継ぎ、子どもたちが、校訓のように「やさしく・かしこく・たくましく」すくすくと育ってほしいと願っています。


保護者の皆様、地域の皆様、「自ら学び 心豊かで たくましい 余土っ子の育成」を目指して、教職員一同力を合わせて精いっぱい取り組んでまいります。今年度も、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
余土小学校のホームページは、春休み中も、毎日更新しています!!3学期に掲載できなかった内容を中心にお届けします。春休みは、6日目です。
「だれもが みんな しゅじんこう! かがやくみらいに かんぱい!」
1の1「だ」、1の2「れ」・・・。
各教室にある一文字、26クラス分を集めると、「だれもが みんな しゅじんこう! かがやくみらいに かんぱい!」というメッセージが完成しました。
教室の黒板やホワイトボードの左隅には、オリジナルのネコのイラストとともに、校長先生からの1文字が記されていました。
「教室の黒板にネコの絵があったことに気付きましたか?休み時間に、ランチルームに来たら分かるかもしれませんよ。」、修業式の校長先生のお話に、ランチルームには、たくさんの子どもが集まっていました。



「楽しいことがいっぱいで、うれしくて、最後の日には毎年、涙が出るんです。」と、2年生の男の子が話してくれました。「誰もがみんな主人公」、その言葉のとおり、今年もたくさんの子どもの楽しいこと、夢の実現がありました。
〇屋上から余土のまちを見てみたい
〇音楽でいろいろなことをしてみたい
〇あいさつの輪を広げたい
〇縦割り班のみんなと遊びたい
〇他の学年のみんなと遊びたい
〇オリジナルの給食を作ってほしい
〇小学校最後のプールで思い出を作りたい
〇うさぎの「ちょこ」に餌をあげてみたい などなど
笑顔でランチルームに集う子どもたちに、この1年のいろいろな活動がよみがえります。クラスに書かれてあった1文字を丁寧に記入する子ども、校長先生からのプレゼントのネコのシールを大切に手にする子ども、完成した文字を何度も読み返す子どもと、みんな様々な表情を見せていました。
ランチルームには、6年生から卒業記念としていただいたスイングベンチで遊ぶ1~5年生を見ることができます。きらきらにこにことするその様子に、2年間の「夢みる余土小学校」の歩みをふり返ることができました。
4月からの1年がもうすぐ終わります。
「令和7年度も、みなさんや先生たちが『こんなことをやりたいな』『こうすれば楽しいよ』と夢を語り、アイデアを出し合って、『今日が楽しい、明日も行きたい学校』になることを願っています。」
校長先生の修業式でのお話で、今年度最後のホームページを締めくくりたいと思います。
余土小学校のホームページは、春休み中毎日更新しています。3学期に掲載できなかった内容を中心にお届けします。春休みは、5日目です。
「情報委員会通信第13号」
5・6年生の情報委員会の子どもたちが、日々の生活の中で発見したことを記事にしています。写真や原稿は、できるだけ子どもが作成したままで、校正を控えていますので、ご理解ください。情報委員会の活動をぜひ、ご覧ください。
【情報委員会通信 第13号】
今回は、3月に5・6年生の情報委員会の子どもたちが作成した記事を紹介します。
~あいさつ運動~
余土小学校では、全校みんなにあいさつの輪を広げようと、がんばっています。運営委員会のみんなが中心となったあいさつ隊は、校内放送で呼び掛けをするなど、毎月、いろいろな工夫をしてきました。


2・3月は、特別な企画がありました。2月には、運営委員会のみなさんが、各教室におにが描かれたイラストを配ってくれました。これは、豆のイラストをはるための台紙です。校門で元気なあいさつをすると、運営委員会のみんなから豆のイラストをもらえるという仕組みです。1週間のあいさつ運動で、どのクラスもたくさんの豆が集まりました。校内放送でも集計の放送があって、とても盛り上がっていました。
3月は、桜の木と花びらで、同じ企画をしました。
4月からも余土っ子みんなで、あいさつがの輪が広がる学校をつないでいきましょう。
余土小学校のホームページは、春休み中も毎日更新しています!!3学期に掲載できなかった内容を中心にお届けします。春休みは、4日目です。
「情報委員会通信第12号」
5・6年生の情報委員会の子どもたちが、日々の生活の中で発見したことを記事にしています。写真や原稿は、できるだけ子どもたちが作成したままで、校正を控えていますので、ご理解ください。情報委員会の活動をぜひ、ご覧ください。
【情報委員会通信 第12号】
今回は、3月に5・6年生の情報委員会の子どもたちが作成した記事を紹介します。
~6年生を送る会をふり返る5・6年生の原稿を掲載しています~
6年生を送る会は、5年生が中心となって行う初めての行事でした。
司会係は、その名のとおり6年生を送る会の司会を務める大切な役割がありました。会場係は、体育館の飾りつけをしました。前には、あまり出なかったけれど、6年生に喜んでもらおうと、一生懸命にたくさんの飾りを作りました。ダンス・劇係は、4つのクラスのグループに分かれて、劇やダンスをして出し物と出し物の間をつなぎました。CMに見立てた演出がとても好評でした。
1~5年生みんな、どの出し物も素敵でした。みんなで協力して、6年生を送る会は、大成功となりました。
6年生に話を聞いてみると、「楽しかったよ。」「うれしかったよ。」と答えてもらって、がんばったかいがあったと思いました。4月からもリーダーとしてがんばってくださいと、励ましの言葉ももらいました。(5年生)



ぼくたち6年生のために、1~5年生のみんなが送る会を開いてくれました。この会に向けて、5年生はたくさんやるべきことがあったと思います。ぼくたちも去年経験していることなので、その大変さは手に取るように分かります。でも、去年の送る会から、様々な工夫が追加されていて、とてもすごいなあと思いました。
他の学年のみんなも、ぼくたちのためにたくさんの準備をしてくれて、とても感動的な会になりました。余土小学校を出られた去年の担任の先生2人からメッセージの動画をもらいました。とても楽しく話してくれて、懐かしい気持ちになりました。
この会を通して、ぼくたち6年生も、卒業までの生活をより一層大切にしたいと思いました。卒業に向けてがんばりたいと思います。(6年生)
春は別れの季節です。余土小学校でも、3月28日(金)に離任式を行い、子どもたちが先生との別れを惜しみました。式では、先生方一人ひとりからお言葉をいただきました。


児童代表の5年生が、異動・退職する教職員一人ひとりに感謝の気持ちを伝えました。そして、花束の贈呈の後、校歌を歌い、式を終えました。春の暖かな空気に囲まれ、大切なひとときを過ごすことができました。
異動・退職される皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
余土小学校のホームページは、春休み中も、毎日更新しています!!3学期に掲載できなかった内容を中心にお届けします。春休みは、2日目です。
「卒業記念でスイングベンチを作ろう! ~夢みる余土小プロジェクト~⑦(6年生)」
「スイングベンチ4基・・・。右、卒業記念品として贈呈します。」
旅たちの春、137名の子どもたちが、慣れ親しんだ学び舎を後にしました。


6年生みんなの思いが詰まったスイングベンチは、今、ランチルームに設置されています。「去年の6年生ように、みんなで何かを作って、下級生みんなに喜んでもらいたい。」、その思いは、卒業の日、6年生のみんなから在校生のみんなへ届けられました。
「卒業の記念に、スイングベンチに乗ってみない?」、卒業式の後には、たくさんの6年生がランチルームに集まってきました。両親にあたたかく見守られ、記念写真にも、少し照れながら応えていました。
「修学旅行も、運動会も、今日の卒業式もかけがえのない思い出になった。」、「中学校では、部活動に熱中したい。」、スイングベンチを優しくゆらせ、小学校での思い出をふり返ったり、中学校への希望を語り合ったり、あたたかな時間がゆっくりと流れていました。
「スイングベンチに乗ってみてよ。」、卒業のお祝いに一緒に参加していた姉妹にも声を掛ける姿も見られました。「どう?楽しい?」、心和む会話に、スイングベンチが、人々が出逢う素敵な場所になったことが分かりました。
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。素敵なスイングベンチを、余土っ子みんなで大切に使わせていただきます。たくさんの思いを胸に旅立つみなさんの、中学生での活躍を期待しています。