9月22日(月)、9月4週目のはじまりは、秋風涼しい良い気候になりました。今日から運動会練習が本格的に取り組みます。練習は、朝の時間を使った応援からです。校舎内の各教室からは、手拍子や掛け声などの音、応援歌を歌う声がさかんに聞こえてきました。
6年生の子どもたちは、この日に向けてたくさんの準備を進めてきました。エールや三・三・七拍子、応援歌の歌詞、そしてそれぞれの振り付けが、応援係のみんなのものに集まりました。みんなでたくさん話し合って、応援の一連の流れができると、6年生みんなでその方法を共有しました。



今日は、そんな6年生が6人ほどのグループとなって、同じグループの1~5年生の各クラスに応援の仕方を教えに行きました。みんなで考えたアイデアのため、応援係でなくてもみんなしっかりと頭に入っており、どの教室でも6年生の一生懸命な姿を見ることができました。
頭にはハチマキ、手には応援の流れを書いた用紙、テレビには応援の動画もありました。どの色別グループとも、趣向を凝らした内容となっていました。準備をしっかりとしてきたことも分かります。
余土小学校秋季運動会のプログラム1番は、応援合戦です。「ぼくたち、わたしたちの運動会を成功させたい!」、6年生は、思いを爆発させて、練習に取り組んでいるところです。運動会当日は、6年生を中心に各色別グループ一致団結して大きな声を出し、会場全体を盛り上げていきましょう。
「あいさつの声を大きくしよう!!」
10月の金管バンド部は、部長さんのあいさつキャンペーンから始まりました。大きな手作りのプラカードを首に下げ、指差しながらアピールする様子は、ユーモアたっぷりで、メンバーみんな、元気いっぱいあいさつを交わしていました。普段から、笑顔を交わす私たちですが、ちょっとしたアイデアに新しい刺激をもらいました。
目前に迫った秋季運動会、およそ1か月後の校内音楽会と、秋の私たちには、たくさんの目標があります。


♪「ライラック」では、こんな場面が見られました。
後輩メンバーの5年生の演奏をうなずきながら見守る6年生のパートリーダーさん。「だいぶ吹けるようになってるね。」、演奏後にもあたたかな声掛けが見られました。オリジナルの音源を聴くときにも、「ベースの音に注目して聴いてみて。」と、本当に後輩思いです。
練習の最後には、インテンポ(♩150)での演奏を試してみました。慣れないテンポにずいぶん速く感じましたが、パーカッション6年生の正確にドラムの音に、みんな一生懸命ついていきました。演奏後のパーカッションのパートリーダーさんの大きな深呼吸に、達成感を感じ、いつもよりレベルアップしたことが分かりました。「私も吹けるところ増えました!」と、トロンボーンの4年生、こんな風に、みんな毎日、上手くなっています。
「難しい曲ばかりだけど、毎日、一生懸命に練習をがんばっています。」(パーカッション 4年生)、「早くみんなに追い付きたいです。」(コルネット 4年生)、一人ひとり目標もって取り組む毎日、もう1年の半分を過ごしています。
「サンタさんに、コルネットをお願いしたんです。でも教えてもらう人がいなくて、憧れていた金管バンド部に入りました。」(コルネット 4年生)、私たちは、今、そんな憧れのBANDに近付いています。
絹はる秋空。
柔らかな時間が、放課後の音楽室に流れています。
「これ誰が作ったの?」、「どうして、すごーい!」、「そういえば、この間の世界陸上もたくさんの旗が並んでいたよ。」、「私たちの運動会のために、だれかが作ってくれたんだよ。」
職員室前の廊下から、子どもたちの声がさかんに聴こえてきます。
「日本は、真ん中なんだね。」、「この国知ってる!」、「ドイツ、イギリス・・・、ブラジルは、これだね。」、「〇〇〇先生(ALTの先生)の国は、あるかな?」
給食を取りに来る子どもの列は、まるでオリンピックの入場行進!運動会に向けてのわくわくどきどきは、この愛情のこもった掲示物から生まれました。
友達と指さし見上げたり、届くかなとジャンプしたり、思わず笑顔になってカメラにVサインしたり、いつもとは一味違ったあたたかな風景です。
運動会まで2週間、素敵なプレゼントを贈ったくれた先生は、誰でしょう?



学校補助員さんとスクール・サポート・スタッフさん、職員室にいるこの2人の先生からの贈り物です。
職員室で、みんなの学習プリントを印刷してくださったり、お手紙の仕分けをしていただいたり、花のお世話をしていただいたり・・・、私たちは、こんな風に支えられて生活しています。季節ごとの色とりどりの掲示物も、2人の先生がたくさんつくってくださっています。新しい季節を迎えたとき、掲示物をちょっと見てみてください、職員室の様子も思い浮かべてみてくださいね。
「礼儀正しく職員室に入ってきてるね。すごいね。」、「〇〇くん、今日は元気かな?」、「これどうぞ。」、「はーい。」、職員室の入り口で交わされる子どもと2人の先生の会話も、余土小学校の素敵な風景です。
2人の先生も、みんなの運動会を応援していますよ。みなさんは、家族・兄弟姉妹・友達・先生・地域のみなさん、たくさんの方々に応援していただいていますね。運動会当日は、がんばる私たちの姿をたくさんのみなさんに届けましょう。
余土小学校は、「人を大切にする学校」です。学校のあちこちで、あたたかな声掛けを探してみましょう。
9月18日(木)5時間目、5年生は、学校保健委員会に参加しました。
講師の学校歯科医の先生には、余土小学校の子どもたちの歯と口の健康をいつも見守っていただいています。今回は、「歯を大切に☆未来の自分へありがとう」を演題に、5年生の子どもたちや教職員・保護者を対象に講演していただきました。
講演の前には、サメは何本も歯が生え変わること、カバは一生歯が伸び続けることなど、たのしいクイズもしていただきました。



1つ目のテーマ「今年の歯科検診の結果を見てみよう」では、余土小学校の子どもたちは、むし歯が少ないことを教えていただきました。5年生も9人の子どもが、良い歯の表彰を受けたそうです。むし場も、歯磨きをしっかりすると治ることを聞き、子どもたちは、「来年の検診では、むし歯を0人にしよう。」と意欲を持つことができました。
2つ目のテーマ「よく噛んで楽しい食事を」では、よく噛むことの大切さを表す言葉に「ひ・み・こ・の・は・が・い~・ぜ」のお話を聞かせていただきました。「ひ」肥満を防止したり、「み」味覚が発達したり、それぞれの言葉に大切な内容があり、よく噛むことの効果をたくさん知ることができました。
3つ目のテーマ「歯と長生きの関係」では、歯をきれいにすることは、病気の予防の第一歩だということを学びました。定期的に歯の検診に行くこともすすめていただきました。
講演の最後には、先生に質問をする時間がありました。歯肉炎は、2週間の歯磨きで治ること、歯並びは、遺伝も生活習慣も関係があることなど、たくさんのアドバイスをいただきました。
普段、何気なく磨いている歯ですが、先生のお話を聞くと、たくさんの発見がありました。5年生のみなさん、これからも歯を大切に生活してくださいね。
6年生の理科では、「てこのしくみとはたらき」の学習が始まりました。この単元のはじめには、棒を使って重いものを持ち上げる活動をしました。
てことは、棒の1点を支えにして、棒の一部に力を加え、ものを動かせるようにした道具のことをいいます。支点・力点・作用点の場所と役割を確かめた後、10kgのおもりを使って試してみました。
力点と作用点の間に支点を置くことを条件に、いろいろ試してみると、軽く持ち上げられる場合と、そうではない場合があることが分かりました。「棒をどのように使うと、重いものを楽に持ち上げられるだろう?」と、疑問を持ったため、条件をそろえて確かめてみることになりました。



支点から力点までの距離を確かめる実験1-1では、支点は中央に、作用点は棒の端に固定します。支点に近いところから順に、力を加えていくと、支点から力点までの距離が長くなると、手ごたえが軽くなることが分かりました。
支点から作用点までの距離を確かめる実験1-2でも同様に実験を進めると、支点から作用点までの距離が短い方が良いことも分かりました。
でも「何だかよく分からなかった?」という子どももいて、次の時間には、手ごたえ「大・中・小」を数値化しようと、新たな実験計画を立てました。「もっと手ごたえが軽い場合もあるんじゃないかな?支点を動かしてみては?」という子どももいました。そこで、今日(9/18)の実験から、予想を立てました。次回は、2つの実験に取り組みます。
この単元では、子どもの予想から実験計画を立てています。6年生のみなさんのアイデアは、とても素晴らしいと感じています。
「1年生のえがおのために いらっしゃいませー!」
そんなわくわくとする黒板のコメントが、9月の2年4組の教室に記されています。うれしくて楽しいことが起きる、1年生のみんなといっしょに遊びたい、担任の先生のあたたかなコメントそのままに活動する2年生の子どもたちが、教室のあちこちに見られました。
風の力で動くヨットカー、ゴムの力で飛ぶ紙コップロケット、じしゃくで動くジグザグ迷路、的当てが楽しいゴム鉄砲・・・。
生活科「おもちゃらんど」では、1年生との交流遊びに向け、グループみんなで、手作りの動く楽しいおもちゃづくりに取り組んでいるところです。発見、疑問、ひらめき・・・、きらきらとしたたくさんの表情から、動く手作りのおもちゃが完成に近づいていることが分かりました。



「すごいよ。みんなきっとよろこぶよ!」
担任の先生にほめてもらうことも、子どもたちにとって、エネルギーとなっているでしょう。自慢のおもちゃを先生に紹介する子どももたくさん目にすることができました。
「『スタート』自分のおもちゃを、完成させる。『ゴール』自分のおもちゃをよりよくする。」黒板にあるその言葉どおり、その間には、友達に遊んでもらってアドバイスをもらう場面がたくさんありました。スタートの文字が描かれた旗のイラスト、そこからぐんと先にあるゴールのイラスト、2つの小さな飾りも子どもたちを応援しているようで、心があたたかくなりました。
担任の先生も、2年4組のみんなも一生懸命!!「おもちゃランド」の成功が目に浮かぶようです。
9月、6年生の家庭科では、洗濯実習を行っています。
手洗いによる実習は、まず、たらいに水をためて洗濯液を作るところから始めました。子どもたちは。今回、実習として用意した靴下の重さや洗剤に書かれた使用料を目安に、水に対して適量な洗剤を軽量し、洗濯液を作ります。



洗う作業に移ると、もみ洗いやつまみ洗いなど、これまでの学習の成果を生かし、汚れのひどいところを工夫して洗う姿が見られました。靴下を洗い終わると、ねじりしぼりなどで水を切ったり、ためすすぎで洗剤のぬめりをとったり、順序良く実習を進めていました。
子どもたちは、実習を通して、手洗いの技術だけでなく、洗剤の適切な使い方、水を無駄にしないすすぎ方など、たくさんのことを学びました。丁寧な手洗いが衣類の痛みを防ぐことにも気付いたようです。
そして、干し方を学び、自分にもできる喜びも実感することができました。実習の様子は、タブレット端末を使って動画で記録し、後でふり返りをするときに使うようになっています。
6年生のみなさん、洗濯も毎日の生活に欠かせない大切な家事の一つですね。感じた洗濯の苦労や大切さを、日常生活にぜひ生かしてみてください。
「あった、あったよ!ちょうど60°ぐらいの高さじゃない。」、「ほんとだ、今、雲に隠れたよ。」、「雲が動いたの?もしかして月が動いた?」
空を指さす4年生は、この日(9/16)、理科「月や星の動き」の学習を進めています。単元の導入の今回は、昼間の月の観察を行いました。にぎりこぶし1個分で10°、6個分の高さにある月は、およそ60°の高さになります。「目印になる建物があると、月が動いたかどうか分かるんじゃない?」、「この月は、下弦の月というのかな?」・・・そんな風に観察が続きました。


「月は、昼間にも見えるんだね。」、理科室に帰ると、口々に感想を話していました。「月には、いろいろ形があるんだよ。」、「3年生のとき、太陽が動いていることを習ったよ。月も動いているんじゃないかな。」、「夏の大三角を習ったということは、秋の星座もあるのかな。」、そんな疑問から、たくさんの学習問題もできました。
授業が終わるころには、「今日、夜の月を見てみよう!」といった声もたくさん聞くことができました。4年生のみなさん、秋の夜長、ちょっと涼しくなったこの時期に、夜空を見上げるのもいいですね。
「♪『希望のファンファーレ』では、途中からテンポが速くなってしまうので、メトロノーム練習をがんばります。」(パーカッション 6年生)
秋空高く。
秋の過ごしやすい青空のもと、私たちはこの日、練習場所を図書館前のテラスに移しました。♪「希望のファンファーレ」、♪「余土小学校校歌」の澄む音は、空高くまで響いています。
「4年生のみんなは、ここに並んで。」(トロンボーン 6年生)、4年にとって、運動会の舞台は、初めての経験となります。どきどきわくわくとした気持ちも、6年生と一緒なら安心です。
「運動会で使うのは、大太鼓、スネアドラム、シンバル・・・、少ない楽器でも最高の演奏をしよう。」(パーカッション 6年生)、パーカッションパートも6年生を中心に、一生懸命に練習に取り組んでいます。チームワークの良さをいつもほほえましく見ています。

この日のテラスでの練習では、指揮と曲のスタートのタイミングが合わない場面がありました。いつもと違う空気感、自分の音が聴こえにくい環境に、はじめは戸惑うメンバーも多くいましたが、何度も行ううちに合うようになりました。本番を想定した練習の大切さも、多くのメンバーが感じました。運動会当日は、私たちの余土小サウンドを青空いっぱいに鳴り響かせようと、4~6年生みんなで話しています。
「6年生みんなで打楽器運ぶよ。」、「3年生のみんながんばっているかな?」、その素敵な会話は、爽やかな秋風そのものです。
4~6年生ががんばる中、3年生ももちろん負けていません。校内音楽会で演奏する♪「ケセラセラ」に♪「ドラえもんのうた」は、先輩メンバーに追い付こうと、譜読みに音出しを進めています。
楽譜とにらめっこしながら、一緒にカウントをとるパーカッション3年生の3人、「1・2・3・4、2・2・3・4・・・」と休符の数を一生懸命数えて、フレーズの頭でばっちり音を合わせる様子をほほえましく思いました。できたときのガッツポーズまで、和やかな気分にさせられます。
10月は運動会、11月は校内音楽会。秋の青空は、視界がクリアになり始めています。