晴空(せいくう)。空が濃い青色に染まる朝。
朝陽の眩しい青が、音楽室に届いています。ロングトーンに混ざるのは、スラーやスタッカートの音型、3度音階によるフィンガリング、あいさつの前の音づくりは、メンバー一人ひとりが楽器と向き合う時間です。



その中に混じる新しい「♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の音は、5月の金管バンド部の風景です。管楽器を担当する12人の新入部員さんの息をいっぱい使った音、パーカッションの4人の新入部員さんの、元気なドラムロール、今、最初のめあての合格に向け、がんばっているところです。
「♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの音階、合格しました。」と話してくれたのは、トロンボーンの4年生です。先輩からのアドバイスのメモも見せながら、「次は、ロングトーンをがんばっていきます。」と、初めて楽譜を手にした喜びを伝えてくれました。今年初めての土曜日の練習での出来事です。音楽室に来ると、マウスピースに振動を伝え、スライドを動かし、真っ先に、音を出していた様子が思い浮かびます。図書館では、新入部員さんのそんな一生懸命な姿を見ることができます。今、先輩メンバーとは、別メニューでの練習に取り組んでいます。
「♪1・2・3・4,1・2・3」
音楽室では、メトロノーム音と、部長さんの声が重なり、合奏が始まります。「まず、♪トレーニング2から始めましょう。」、「次は、♪『ブルー・スカイ・シンフォニー』のEまでをしてみましょう。」部長さんを中心とした全体合奏は、私たちの新しい練習メニューです。
「Aの途中で、テンポが遅くなることがあるので、気をつけましょう。」
部長さんの「気がついたことはありませんか?」の声に、たくさんのメンバーが反応します。自分たちのBANDの今の課題は何かを、意識しながら合奏に取り組むようになりました。パート練習では、それぞれのパートリーダーさんを中心に、見つけた課題を修正しています。
この日は、金管バンド部後援会保護者説明会も開かれました。役員のみなさん、保護者会のみな様、お忙しい中、ありがとございました。今年もメンバー63人で、たくさんの演奏会をがんばります。
雲一つない、青空輝く1日でした。私たちが今、音を紡いでいる♪「ブルー・スカイ・シンフォニー」は、その空よりもずっとずっと青い空です。みなさんに素敵な空をお届けできるよう、毎日の練習を積み重ねたいと思います。応援よろしくお願いします。
6年生は、理科で2つ目の単元「人や動物の体」の学習が始まりました。単元の導入では、「人は体を動かすと、体にどんな変化が起きるだろう。」を、外に出て試してみました。運動場で10分間、一生懸命遊ぶと、心臓がどきどきする、のどが渇く、お腹がすく、汗をかくなどたくさんの変化が見られました。
その中の一つに、「息が上がる。」があったため、この日(5/22)は、呼吸のはたらきについて調べることになりました。1分間の呼吸数は、ストップウォッチで調べると、12~20回だということが分かりました。映像資料で、肺は、酸素を体内に取り入れ、二酸化炭素を体の外に出すことを確認すると、実験で、二酸化炭素緒を本当に吐き出しているかを確かめてみました。この実験には、二酸化炭素に反応する石灰水を使います。



石灰水を入れた袋に、周りの空気を入れても反応はありませんでしたが、息を吹き込むと、石灰水は、白く濁りました。子どもたちは、目に見えない体の中のことが、実験で分かりとても驚いていました。
次は、「お腹がすく。」をもとに、消化のはたらきについて追究していくことになっています。血液のはたらきでは、聴診器を使った観察も予定しています。この単元でもたくさんの観察、実験を通して、学習問題を解決していきましょう。
九州地方では、梅雨入りが始まる地域も出始めましたが、松山でも雨が降ることがおおくなり、傘が手放せない季節になりました。そんな中、5月23日(金)は、穏やかで風が心地よく、5月晴れのイメージぴったりの穏やかな天気となりました。



1・2時間目の運動場では、1年生のみなさんが、気持ちのよい風に包まれ、新体力テストに取り組んでいました。この日の種目は、50m走・ソフトボール投げでしたが、記録をとるこいうことは、どの種目も初めて経験です。
50m走では、先生の合図で勢いよくスタートを切りました。ゴールにいる先生よりも少し先にあるコーン目掛けて全力で走る様子に、思わず「がんばれ!」の声が出そうになりました。ゴールすると、そのスピードそのままに、スタートラインの整列場所に戻る姿もほほえましく、きらきらにこにことした様子が見られました。
ソフトボール投げでは、ボールを自分の頭よりぐんと上に掲げ、まるでフォームを確かめるように体の動きを調整していました。上を目掛けて、腕を振り切るとボールは弧を描き、ずっと先まで転がっていきました。その真剣な表情は、走るときとはまた違った印象でした。
まだまだ記録にこだわるという感じの子どもは、少ないようでしたが、かけっこで友達と競い合ったり、遠くに投げる友達に歓声が上がったりする場面もありました。こんな風に、少しずつ記録に挑戦するようになるんだなと、一生懸命な1年生を夢中で見ていました。
1年生のみなさん、新体力テストは、6年生までずっとありますよ。どんどん記録が伸びるみなさんを応援しようと思っています。2年生では、どんな記録が出るでしょう?1年生のころのことも覚えておいてくださいね。
5月22日(木)3・4時間目の1年生のみなさんです。今日は、楽しみにしていた学校探検です。先生と一緒に計画した場所を、グループみんなで仲良く探検しました。




探検バックと赤鉛筆を手に、「校長室は、どこかな?」、「図書館の近くに放送室があると思うよ。」と、みんなで相談しながら仲良く探していきました。部屋を見つけると、「おはようございます。」、「〇年〇組の~です。」、「部屋に入っていいですか?」とあいさつも上手にしていました。
1年生の先生から、「その部屋にしかないものを探してきてね。」と、そんなめあても出ていたようで、音楽室では、いろいろな楽器を見つけたり、放送室では、カメラやマイクに驚いたり、どの部屋も興味深く見学していました。
「みんなで会釈しよう。」、「〇〇室は、どこですか?」と、先生たちに声を掛かける様子も、多くの班で見ることができました。入学から2か月、学校生活で、たくさんの人と交流が進んでいることが分かります。気持ちのいい「ありがとうございました。」のあいさつも聞こえてきて、思わず笑顔になりました。
1年生のみなさん、余土小学校には、いろんな教室がありますね。それぞれの場所での勉強も楽しみですね。卒業までの6年間、余土小のたくさんの場所で、勉強や運動、音楽にチャレンジしてください。みなさんの成長を楽しみにしています。
今週(5/18~5/24)は、曇りや雨のすっきりとしない日が続いています。晴れると気温はぐんと上がり、服装を選ぶのが難しかったり、エアコンによる室温の調節が必要だったり、1週間不安定な天候でした。
その中、5月23日(金)は、余土小学校でも、すっきりとし晴れ間も見ることができました。風が心地よく、久しぶりに過ごしやすい1日です。



第1理科室前の運動場では、3年生の子どもたちが、この晴れ間を利用して、ある観察に取り組んでいました。方位磁針のついた日時計と鉛筆を手に、9:00→10:00→11:00→・・・と、かげのできる場所を1時間ごとに記録しているようです。
「北」の方角をきちんと確認し、記録板の中央にある棒のかげができた部分を鉛筆でたどって記録に残していきます。観察を続けるうちに、「かげが動いているよ。」、「太陽の反対側にかげができているよ。」と、子どもたちは、たくさんの発見をしていました。目を輝かせながら記録をとるようすに、写真を撮っていると、「先生のかげが、じゃましているよ。」と、笑顔で話してくれました。
遮光板でも太陽を見るこができたようです。3年生のみなさん、「かげの長さはどうなっていましたか?」、これからもたくさんの発見をがんばっていきましょう。見つけた発見を、ぜひ、教えてくださいね。
今日(5/20)避難訓練を行いました。地震発生後、第一理科室からの火災を想定した訓練です。



まず、非常ベルがなります。職員室からの「地震が発生しました。」の連絡で、教室にいる子どもたちは、机の下等の安全な場所に移動しました。廊下、階段では窓から離れたり、運動場では中央に集まったり、どの子も身を守る行動をすることができました。
その後、出火場所(第1理科室)を告げる放送がありました。先生の「避難用意」の指示に、子どもたちは、帽子・ハンカチを準備します。「避難始め」で、煙をすわないように注意しながら、校舎から避難しました。
今回も、1回目の訓練と同じように、運動場北側まで1~6年・1組の全員が無事に避難することができました。
前回の訓練の後、これからのめあてとして「よく聞く」があげられていましたが、出火場所を示す放送よく聞き、先生の指示をよく聞いたことで、火を避けながら避難することができました。前回よりもさらに良くなったように思います。
引き渡し訓練や、不審者への対応の避難訓練など、これからもたくさんの訓練を予定しています。
5月21日(水)6時間目は、今年度2回目のクラブ活動でした。どのクラブも1回目の組織作り、計画に従って、勉強に運動、音楽と活動を進めていました。



科学・算数クラブでは、スライムづくりを楽しみました。洗濯のりと水をそれぞれ30mlずつコップに入れて混ぜ、ほう砂の水溶液を15ml入れて、スライムは、完成です。
4~6年生の4・5人のグループで活動していますが、最初に挑戦した友達の様子に、分量を変えてみたり、より柔らかいスライムにするにはどうすれば良いか話し合ったり、互いに交流しながら楽しむ様子が見られました。
1人2回挑戦しましたが、2回目になるとずいぶんと上手くなっていて、多くの子どもたちが、柔らかで手に取ることのできるスライムを完成させることができました。
楽しい活動に、あっという間に時間が過ぎたようです。次のクラブ活動では、べっこうあめを作ってみます。薬品や火の安全な扱いなど、体験を通して身に付けてもらいたいと思います。科学クラブのみなさん、次の実験も楽しみですね。
「これから部活動を始めます。よろしくお願いします。」
コルネットの5年生、トロンボーンの5年生、パーカッションの5年生、3人のあいさつから部活動が始まりました。この日は、修学旅行の振替休日のため、6年生は、お休みです。6年生の部長さん、2人の副部長さんに指名されて、1日代役を務めます。初々しいけれど、しっかりと役割をこなす様子に、これまで金管バンド部に所属したたくさんのメンバーの姿を思い浮かべました。私たちの音楽は、バトンをつなぐようにずっと続いています。



パート練習でも、5年生のがんばりをたくさん見ることができました。新入部員のみんなのお兄さん、お姉さんは、今日は、5年生が努めます。
「今日は、低い♪ドから、高い♪ドまで出すことができるように、がんばってね。」と、アドバイスの言葉を忘れません。新入部員さんが手にする楽器から音が聴こえてくると、「すごい!私は、できなかったよ。」と、みんなが駆け寄って、声を掛けていました。まるで自分のことのように喜ぶ姿に、見ているこちらもうれしくなりました。
そうすると、もう新入部員さんに付きっ切りになって、持ち方をアドバイスしたり、指番号を教えたり、チューナーで音を確かめてあげたり、自分の知っているたくさんのことを教えていました。
その爽やかな感動に、1年後の余土小学校金管バンド部が見えたように感じました。
「楽器を大切にしていきましょう。」、休みの中、駆けつけてくれた部長さんから、新入部員さんへ伝達がありました。移動のときは、大きな楽器を優先すること、失礼します、失礼しましたのあいさつを音楽室ですること、上靴やトイレのスリッパをそろえることなど、私たちのBANDがずっと大切にしていることは、毎年、こんな風に受け継がれています。
この青空のむこうに。
5年生のみんなは、来年4月からどんな音と音楽を紡いでいくのでしょうか?22名みんなが主役のお話を楽しみにしています。今のうちに、6年生のみなさんに、たくさんのことを教わってくださいね。
5月19日(月)4年生は、「水のおはなし教室」に参加しました。松山市公営企業局のみなさんにお世話になり、浄水場で水がきれいになる仕組みや水道水の安全を支える仕事などについて学びました。



動画や実験など、たくさんの準備をしていただいたおかげで、たくさんの学びがありました。特に、ペットボトルを使った砂ろ過実験で、水がきれいになっていく様子を見て、子どもたちは目を丸くしていました。
地球の水は循環していること、安全で飲める水は浄水場でつくられていること、下水道で水をきれいにして川や海に戻していることをまとめ教室は終わりました。
汚れた水を流さないことや節水に心掛けることなど、子どもたちの意識が少しずつ変わってきています。