「卒業記念でスイングベンチを作ろう!~夢みる余土小プロジェクト」②(6年生)

2024年12月4日 08時00分

 「学年関係なくみんなで座って仲良くなりたい。ずっとずっと、みんなで遊んでいたい。」これは、「卒業記念でスイングベンチを作ろう!~夢みる余土小プロジェクト」で、スイングベンチを作る6年生の女の子の思いです。

 「ブランコを下級生に届けたい。」そんな思いで始まったプロジェクトは、ついに形になり始めました。全員で取り組んだアイデアスケッチ、悩みながら1つ選んだクラスのデザイン、スイングベンチ作りの日が近付くにつれ、みんなのアイデアは、大きく大きく広がっていきました。

 6年生のみんなのたくさんの思いが重なって、11月末、スイングベンチ作りの日を迎えました。

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 ランチルームで行ったスイングベンチ作りは、クラスごとに4日間かけて行います。座るところの板や手すりの板を作るチーム、背もたれの模様の部品を線に合わせてカットするチーム、クラスの仲間一人ひとりが大切な役割を担っています。

 大きな角材に、大きな工具を使った作業、難しい工程も、細かな作業もありましたが、みんなで声を掛け合ってがんばりました。

 「先生、さわってみてください。ツルツルになるまで磨いているんです。」、そんな6年生の声に、みんなのためにスイングベンチという思いを感じました。

 時間がたつごとによくなるチームワーク。今回は、木材を切り分け、やすりがけをするところまで作業を進めました。あっという間の2時間。いつともとはまた別の子どもたちの温かな関わりを、ランチルームのあちこちで見ることができました。

 「クラスごとに違うデザインが、6年生みんなの自慢です。」、「型紙を木に写し取ったときから、どきどきしています。」、「角度を測って切ったり、やすりで角を丸めたり、丁寧に作業しています。」、作業の後には、6年生が誇らしい顔で、感想を語ってくれました。

 組み立ての作業は、来年1月を予定しています。6年生のみんなは、どんな表情を見せてくれるのでしょうか?

「夢みる給食の日」アンケート(全校)

2024年12月3日 08時00分

 1029日(火)は、「夢みる給食」の日でした。「給食の献立をアンケートで決めて、オリジナルの給食を作ってほしい。」という子どもたちの願いが叶った日です。

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 ロイロノートで行ったアンケートの結果です。       

Q1「夢みる給食」は、おいしかったですか。

〇とてもおいしかった   547人(83.4%) 〇おいしかった      104人(15.9%) 

〇あまりおいしくなかった   4人( 0.6%)  〇おいしくなかった     1人( 0.1%) 

Q2どのおかずがおいしかったですか。

〇カレー         168人(25.5%) 〇白ごはん         35人( 5.3%) 

〇からあげ        203人(30.9%) 〇フルーツポンチ     252人(38.3%) 

Q3来年も「夢みる給食」をしてほしいですか。

〇来年もしてほしい    573人(87.2%) 〇どちらでもいい      76人(11.6%) 

〇来年はないほうがいい    8人( 1.2%)   

 アンケートには、658人の子どもが回答しました。上の結果を見ると、多くの子どもが今回の活動を好意的にとらえていることが分かります。

Q3の「理由」Q4の欄には、次のような記述が見られます。

〇世界一おいしいごはんだから。

〇年に1度の「夢みる給食」で、みんな笑顔になることができたから。

〇いろんな食材で栄養もあったので、来年も「夢みる給食」があってほしいです。

〇とてもおいしくて来年の1年生もよろこぶと思うから。

〇「夢みる給食」があるのが楽しみになって、学校をがんばることができるから。

〇余土小みんなが笑顔になることができるから。

〇給食委員の人もみんなの笑顔を見ることができて、がんばってよかったと思えるから。

〇来年も食べたいけど、今年のうちにもう10回食べたいから。

 「おいしかった。」はもちろん、「給食の日」をきっかけに、いろんな行動の変容があったことが分かります。

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〇来年の『夢みる給食』プロジェクトが楽しみです。

〇おかわりしすぎて、おなかいっぱいになりました。

〇「どのおかずが・・・」と聞かれたけれど、「もう全部」と言いたかったぐらいでした。」

からあげに、フルーツポンチ、ごはん、カレーを食べて、ぼくは、うますぎて、天国に行っちゃうくらいおいしかったです。

〇おいしくて、5時間目の音楽会練習できれいな歌声が出そうな気がしました。

〇給食を作ってくれた人にも感謝しています。

〇この夢みる給食を作ってくれた人にとても感謝しています。」

 これは、Q5の感想です。読んでいて思わず笑顔になりました。

 次は、給食主任と栄養教諭のコメントです。

 「給食委員会による、全校みんなのための取組が大きな反響をよんだことに驚いています。子どもにとって給食は、学校生活の大きな楽しみだということが分かり、このような活動を大切にしたいなと思いました。」(給食主任)

 「子どもたちの考えた給食は、自分が考える献立の組み合わせとは少し違っていて新鮮で、今後の参考になりました。とくによかったことは、アレルギーのある子どもたちも全員、同じものが食べられたことです。調理場ではいつもの10校分の調理と、余土小だけのメニューの同時進行でした。余土っ子の夢を叶えるために協力してくれた調理員さんたちにも感謝したいです。」(栄養教諭)

光を集めよう(3年生)

2024年12月2日 08時00分

 11月7日(木)6時間目の運動場です。3年2組のみなさんが、理科「光を調べよう」で、黒い画用紙と虫眼鏡を手に実験に取り組んでいます。今日のめあては「虫眼鏡で日光を集めると、光を当てたところはどうなるだろう。」です。

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 実験を進めていくと、虫眼鏡を黒い紙に近付けていくと明るくなり、だんだん遠ざけていくと、眩しくなるぐらい明るくなることが分かりました。しばらく待つと、紙がこげて煙が出るほど熱くなりました。やがて紙は、穴が開きました。こつをつかむと、何度も何度も繰り返して、45分の授業は、あっという間に終わりました。

 「鏡で集めた光をみんなで重ねると、明るくなったね。」と、これまでの学習をふり返っている子どももいました。

 実験を通して追究する子どもたち。理科がどんどん好きになっています。

寒風、強い風吹く夕暮れ(金管バンド部)

2024年12月1日 08時00分

 寒風、強い風吹く夕暮れ。

 素敵な校内音楽会を終え、私たち金管バンド部は、新しい歩みを進めています。

 「練習したところを合奏で吹けるようになろう。」

 11月末、ある日の私たちのめあてです。♪「はいよろこんで」10日ほど前に、メンバーみんな新しい楽譜を手にしました。日本のマルチクリエーターの楽曲は、子どもたちにも大人気で、ミュージックビデオのダンスシーンやサビ前のモールス信号「トントントンツーツーツー」を、頭に思い浮かべながら、練習を重ねてきました。

 「先輩に教えてもらったフレーズを吹けるようになります。」トロンボーンの4年生、「Gからの6小節をがんばります。」パーカッションの3年生、一人ひとりがめあてを確認してパート練習に移りました。

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 そして合奏♪「はいよろこんで」

 ♪タタッタ タタッタ タラッタ タタタン ・・・ タタ タラッタ タラッタ タタタン・・・サビに続く印象的なフレーズ。難しいリズムに苦戦しながらも、曲の最後まで、演奏を続けることができました。

 「すごい!よくできた。」、吹けないところは聞いてカウントを数える、パートの誰かが最後まで音をつなぐ、そんな風に音楽をつくりました。

 顧問の先生の「1回目の合奏は、面白いね。みんなの力がついたと感じるよ。」の声、コルネットの6年生の「先生が、♪『はいよろこんで』の合奏をほめてくれたので、うれしかったです。」の声、部活終わりのお知らせのコーナーでは、素敵な会話が聞こえてきました。

 ばっちりと決まるアルトホルンの音、地道に練習を重ねる3・4年生のメンバー、この10日間で、たくさんのがんばる風景を見ることができました。引き続き、アーティキュレーション記号に気を付けて練習しよう、12月のミニクリスマスコンサートに向けて、毎日上手になって帰ろう、そんな思いを確認して、今日の練習が終わりました。

 冬日和。穏やかに晴れた日。あたたかな風が音楽室に吹いています。

読書月間(図書委員会)

2024年11月30日 08時00分

 読書の秋になりました。11/5(火)~11/29(火)は、余土小学校でも読書月間です。図書委員会の子どもたちは、全校のみんなにたくさん本を読んでもらおうといろいろな企画を行いました。

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「読書スタンプラリー」

 手作りのカードに、いつもとは違ったジャンルの本を手に取って読んでもらおうと、いろいろな項目を作りました。例えば、1年生は「日本の昔話」・「外国の昔話」・「生き物の話」などといったような感じです。昼休みの図書館には、開館前からたくさんの子どもたちが集まっています。5・6年生の図書委員がやってくると、まずは本の返却をします。返却をすると、カードの読んだ本の欄にスタンプを押してもらうという仕組みです。

「読み聞かせ」

 5・6年生の図書委員による読み聞かせもありました。11月の水曜日に3回行いました。給食時の校内放送で呼び掛けると、毎回、1~6年生の子どもが30名ほど集まってきます。11/6(水)は「お化け屋敷にようこそ」でした。子どもたちは、夢中で聴いていました。「読んでもらって、本当にお化け屋敷だと思った。」、「このお化け屋敷に入るのは勇気がいりそう。」など、読み聞かせの後には、たくさんの子どもが感想を伝えていました。

 読書の秋、図書委員さんのおかげで、全校のみんな本が大好きになっています。

稲刈り(5年生)

2024年11月29日 08時00分

 11月7日(木)6時間目の5年1・2組のみなさんです。秋晴れの気持ちのよい天気の中、運動場では稲刈りの作業が始まっていました。5月から取り組んできたバケツ稲を、今日ついに収穫します。

 種もみまきや土づくり、中干しにネットはりと、これまでにもたくさんの作業をしてきました。日々の水やりや観察の中で、稲も自分たちと同じように成長していることを感じながら、日々過ごしてきました。

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 種もみの観察から、はや6か月。これまでのことを振り返りながらの稲刈りは、とても和やかなムードで進められていました。稲を刈ったり、ひもでまとめたり、心を込めて作業を進めていました。「実がなっているよ。」、「稲わらを丁寧に束ねて、米一粒一粒を大切にしよう。」など、たくさんの感想が聞こえてきました。

 次は、稲わらを乾燥させる作業に移ります。

 脱穀・もみすり・精米、バケツ稲の活動も、もうすぐ終わりです。5年生のみなさん、おいしいお米が食べることができそうですね。丁寧に育てたお米は、どんな味がするのかな? 感想をぜひ教えてください。

ナップザックの製作(6年生)

2024年11月28日 08時00分

 10月26日(水)1・2時間目の6年2組のみなさんです。子どもたちの手招きに、家庭科室をのぞいてみると、完成したナップザックを背中にかけて見せてくれる子どもがいました。後ろ姿でポーズをとって、写真撮影のお願いもありました。

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 今、6年生は、ミシンを使ってナップザックの製作を行っています。アイロンで折り目をつけたり、しつけ糸で縫ったりして、丁寧にミシン縫いをしています。上糸や下糸のかけ方もばっちりで、5年生のころの経験を生かしている様子が分かりました。分からないところは、友達に聞いたり、説明書を読み返したり、どの子も少しずつ完成に近づいています。

 もうすぐ全員の素敵なナップザックが完成。できあがったら、いろいろな物を入れて生活に役立てていきましょう。お出かけに使うのもいいですね。

地層はどのようにできる?(6年生)

2024年11月27日 08時00分

 10月29日(水)6時間目の第1理科室です。6年3組の子どもたちが、理科「大地のつくりと変化」で、水のはたらきでつくられた地層の再現実験をしています。

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 実験①では、砂と泥を混ぜ合わせた土を、水の入った試験管に入れる実験をしました。しばらくすると、砂と泥は水の中で2層に分かれます。粒の大きい砂は下の層に、粒の小さい泥は上の層に堆積するという仕組みです。2回目入れると、さらに2層追加され4層になりました。

 実験②では、生け花用スポンジを石に見立て、プラスチック容器の中で振る実験を行いました。石は、水の中で削られて丸くなりました。

 水のはたらきでできた地層は、流れる水のはたらきで運搬された砂や泥が、海や湖で堆積してできること、水のはたらきでできた地層には、丸みをおびた石が混じっていることをまとめ、今日の学習を終えました。

 「すごくよく分かった。」そんな子どものつぶやきに、実験の成功を実感しました。

研究授業(4年2組)

2024年11月26日 08時00分

 10月30日(水)2時間目に研究授業⑪を行いました。道徳科「絵はがきと切手」で、「友達に対する考え方の違いについて話し合うことを通して、友達とのよりよい関係の在り方を考え、友情を深め信頼を築いていこうとする心情を育てる。」をねらいに学習を進めました。

 「絵はがきと切手」は、主人公のひろ子のもとに、友達の正子から手紙が届くことをきっかけに話が始まります。定形外の郵便物のため料金が不足。本当は120円の切手を貼らないといけないことを伝えるか悩むひろ子。「あなたがひろ子だったら…。」は、今日、考えるテーマです。

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 事前にとったアンケート「自分にとって、友達とはどのような存在か?」の結果には、「助けてくれる。」「遊んでくれる。」が多くみられました。「友達が間違えたことをしていたら言える?」との投げ掛けには、多くの子どもが「言える。」に手を挙げました。

 資料を読み話合う場面では、「絵はがきを受け取ったひろ子の気持ち」、「ひろ子のお母さんとお兄さんの立場の違い」を確認しました。子どもたちは、「うれしい。」「本当?」「なつかしい。」など、活発に考えを話していました。その後、本文にある「教えた方がいいよ。」を確認し、「おにぎりタイム」へと活動を移しました。

 「おにぎりタイム」のテーマは、「あなたがひろ子さんの立場だったら、料金不足の事実を伝えますか?そのままそっとしておきますか?」です。

 子どもたちは、ロイロノートのシンキングツール「クラゲチャート」を用いて、「事実を伝える」、「事実を伝えない」、「事実を伝えない」の立場を明らかにし、理由を真剣に考えていました。ペアでの話合いでは、タブレットを見せながら進んで話す子どもたちの姿が見られ、子どもたちは、様々な意見に触れることができました。

 全体の話合いは、①「事実を伝える。」、②「事実を伝えない。」、③「事実を伝えるか迷う。」の順に考えを話し合いました。①では「分かってくれる。」、②では「そのうちに気づく。」、③「お母さんの考えも、お兄さんの考えも分かる。」など、多くの子どもが手を挙げ、積極的に意見を伝えていました。

 授業の終わりには、先生と「友達のことを思って。」ということを確認し、子どもたちは、ふり返りを書きました。「事実を伝えても分かってくれる。」「相手の立場に立って伝える、伝えないかを考える。」など、「よりよい関係」とは、と真剣に考えていました。

 45分の授業では、意見交流を積極的にする子どもたちの姿が印象的でした。4年2組のみなさん、緊張の中、先生といっしょにがんばりましたね。

流れる水のはたらき(5年生)

2024年11月25日 08時00分

 5年生は、10月の理科「流れる水のはたらき」で、流れる水のはたらきと土地の変化について、学習を進めています。流水実験装置を使って、観察・実験を繰り返して、学習問題を解決しているところです。土地のかたむきの大小による違い、水の量による違いと、いろいろな疑問を試しながらの追究をしています。

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 実験を通して、どの子どもも、流れる水には、土地を浸食したり、石や土などを運搬したり堆積させたりする働きがあることを具体的に理解することができました。また、「曲がった川の内側と外側ではどうだろう?」、「流す水が多いときは、大雨の時と同じ現象が起きているね。」など、新しい疑問、そして生活につながる発見があったようです。

 観察・実験を通して学習問題を解決する楽しい単元となっています。

※写真は、10/29(火)の5年2組のみなさんの活動の様子です。