研究授業(4年2組)

2024年11月26日 08時00分

 10月30日(水)2時間目に研究授業⑪を行いました。道徳科「絵はがきと切手」で、「友達に対する考え方の違いについて話し合うことを通して、友達とのよりよい関係の在り方を考え、友情を深め信頼を築いていこうとする心情を育てる。」をねらいに学習を進めました。

 「絵はがきと切手」は、主人公のひろ子のもとに、友達の正子から手紙が届くことをきっかけに話が始まります。定形外の郵便物のため料金が不足。本当は120円の切手を貼らないといけないことを伝えるか悩むひろ子。「あなたがひろ子だったら…。」は、今日、考えるテーマです。

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 事前にとったアンケート「自分にとって、友達とはどのような存在か?」の結果には、「助けてくれる。」「遊んでくれる。」が多くみられました。「友達が間違えたことをしていたら言える?」との投げ掛けには、多くの子どもが「言える。」に手を挙げました。

 資料を読み話合う場面では、「絵はがきを受け取ったひろ子の気持ち」、「ひろ子のお母さんとお兄さんの立場の違い」を確認しました。子どもたちは、「うれしい。」「本当?」「なつかしい。」など、活発に考えを話していました。その後、本文にある「教えた方がいいよ。」を確認し、「おにぎりタイム」へと活動を移しました。

 「おにぎりタイム」のテーマは、「あなたがひろ子さんの立場だったら、料金不足の事実を伝えますか?そのままそっとしておきますか?」です。

 子どもたちは、ロイロノートのシンキングツール「クラゲチャート」を用いて、「事実を伝える」、「事実を伝えない」、「事実を伝えない」の立場を明らかにし、理由を真剣に考えていました。ペアでの話合いでは、タブレットを見せながら進んで話す子どもたちの姿が見られ、子どもたちは、様々な意見に触れることができました。

 全体の話合いは、①「事実を伝える。」、②「事実を伝えない。」、③「事実を伝えるか迷う。」の順に考えを話し合いました。①では「分かってくれる。」、②では「そのうちに気づく。」、③「お母さんの考えも、お兄さんの考えも分かる。」など、多くの子どもが手を挙げ、積極的に意見を伝えていました。

 授業の終わりには、先生と「友達のことを思って。」ということを確認し、子どもたちは、ふり返りを書きました。「事実を伝えても分かってくれる。」「相手の立場に立って伝える、伝えないかを考える。」など、「よりよい関係」とは、と真剣に考えていました。

 45分の授業では、意見交流を積極的にする子どもたちの姿が印象的でした。4年2組のみなさん、緊張の中、先生といっしょにがんばりましたね。