10月24日(水)2時間目に教育実習授業研究会を行いました。算数科「円と球」で、「円のかき方とコンパスの使い方、及び円の中心、半径について理解する。」をねらいに学習を進めました。


今日のめあてをつかむ場面では、前回のこま回しの活動をふり返りました。◇(四角)や△(三角)、☆(星)など、どの形も回すと丸になることや、こまに書いた点は、回すと丸い軌跡が見えることをふり返り、「まるい形のかき方を考える。」活動に移りました。
子どもたちは、紙コップ・穴が2か所あいたプラスチック板・紐・クリップ・画鋲2個の入ったグループセットを用い、コップの底をたどったり、プラスチック板に画鋲(中心)と鉛筆(円周)をさして回したりするなどしながら、興味を持って丸(円)をかきました。その後、グループや全体で話し合うことで、子どもたちは、様々な方法で丸(円)をかくことができることが分かったようです。
次に、丸(円)をかく道具としてコンパスを使いました。「大きさはどのぐらい?」、「おもしろい。」、「うまくいきそうだったのに…。」、「うまくかけた。」など、様々な反応が見られました。先生の「〇〇さんは、マットをしくと上手くいくと言っていたよ。」、「手首を使うといいよ。」の声掛けに、子どもたちは「本当?」と反応し、上手にかくこつをつかんだようでした。「おにぎりタイム」では、上手にかくこつを話し合いました。全体発表では、子どもたちから「針をしっかり刺すとよい。」、「針と鉛筆の高さをそろえるとよい。」、「回す方に傾けるとよい。」といった、実際に試したからこその意見がたくさん出ました。
丸は、「円」ということを確かめた後、授業の終わりには、キャラクターの顔を円で作図する活動を行いました。活動の中で、「中心」、「半径」という用語を覚えることができました。半径をかくときには、「チーズケーキを切った感じだ。」、「ピザのようだ。」などの意見が出ていました。生活にもつながるよい考えです。
45分の授業で、クラスみんなコンパスを使って円をかくことができるようになりました。3年1組のみなさん、これからもどんどん使ってコンパス名人になってくださいね。
立冬、小春風。
春を思わせるような、冬のはじめの暖かい風。優しさと温もりあるゆったりとした風が、放課後の余土小学校に吹いています。



校内音楽会の前日。私たち金管バンド部は、練習の場所を、明日の舞台となる体育館にうつしました。キラキラとしたステージの看板や装飾に、思わず感嘆の声をあげ、明日のオープニングで、輝く私たちのハーモニーを届けたいと、気持ちを新たにしたところです。
チューニングの音に混ざる、仲間との会話。笑顔もこぼれています。最後の練習は、そんな風にリラックスした雰囲気の中、始まりました。
合奏♪「ケセラセラ」
魅力ある楽曲、私たちの余土小サウンドにステージの照明が反射し、管楽器の金と銀の眩い光がフロアいっぱいに広がりました。
「コルネットの音が響いているよね。」
「ドラムのかっこいいところを撮ってあげてね。」
「金管バンド部の演奏もすごいけど、私たち6年生も期待していてね。」
「ぼくは4年生の発表で木琴をするんだよ。」
メンバーみんな音楽を心から愛しています。明日は、みんなの素敵な場面をたくさん見ることができそうです。
「曲紹介の練習をしておこうよ。」
代表の6年生の言葉に、みんなで耳を傾けました。思わず笑顔もこぼれます。仲間の暖かい眼差しに力を得て、緊張がにこにこに変わりました。
いよいよ明日です。まずは、みんな元気に来ていることを願っています。これは、11/7の放課後のお話です。
10月23日(水)2校時に研究授業を行いました。国語科「わすれられないおくりもの」で、「森の動物たちから、あなぐまの死の悲しみが消えた理由について、考えることができる。」をねらいに学習を進めました。


授業のはじめは、前時までの「アナグマが死んだあと、森の動物たちのみんなに素敵なおくりものを残していった」内容を振り返りました。挿絵や本文の叙述から森の動物たちの悲しみは、冬から春にかけて消えたことを確認しました。
学習課題「なぜ森の動物たちの悲しみは消えていったのだろう。」について考える場面では、ロイロノートを活用しました。事前に自ら取り出した教科書の該当部分の写真をもとに、子どもたちは、文章に記したサイドラインに従って考えたり、教科書をめくりながら物語を振り返ったりしながら、5分間真剣に思いを巡らせていました。
「おにぎりタイム」は、4人のグループ7班で活動を進めました。子どもたちは、①テキストを見せながら話す、②大きな声で伝えるといったポイントに従って話合いを進め、友達との共通点や相違点を積極的に見つけていました。先生の「(友達の意見に対する)反応がいいね。」、「話合いが終わったら、付け足しをしてね。」の声に、子どもたちは、タブレット端末を再び手に取りました。グループで話し合うことで、個人の考えが広がったり、深まったりしたことを感じることができました。
全体の発表の場では、「たからものとなるような知恵や工夫が残っているから。」、「のこしてくれたもののゆたかさに気づいたから。」、「たがいに助け合うようになったから。」など、たくさんの意見が出ました。登場人物の気持ちの変化について、場面の移り変わりと結び付けて具体的に想像することができていて感心しました。
学習のまとめ「あなぐまがくれた思い出や知恵は、今の動物たちにとってどのようなものになっているのだろう。」は、これまでで最も多くの挙手がありました。子どもたちからは、動物たちにとって、「宝物になった。」、「わすれられない大切なおくりものになった。」、「野原のみんなにすてきなおくりものを残していった。」など、たくさんの意見が出ました。
子どもたちと先生が、共に一生懸命に考える姿が印象的な45分の授業でした。3年2組のみなさん、物語の読み取りが上手になっていますね。
「みなさん、今日の音楽会に向けて一生懸命練習してきましたね。それぞれのメロディーが重なり合ったきれいな音色が体育館中に響いていました。私は、この音楽会に向けて、カノンのリコーダー奏をがんばってきました。私たちの憧れの先輩のようなきれいな音色で演奏をしたくて、休み時間などに一緒に練習をするなど、日々、努力を続けてきました。合唱曲♪「明日の空へ」では、一人ひとりが自分らしく歌い、世界でただ一つの合唱ができました。合奏♪「彼こそが海賊」では、リズムなどが難しいところもありましたが、かっこよく演奏することができました。また、金管バンド部の♪「ケセラセラ」の演奏では、放課後に練習してきたメロディーをきれいに奏でることができてよかったです。音楽を自分たちでつくるということは、とても楽しいことです。友達と一緒に音楽を奏でると、とてもわくわくとした気持ちになります。余土っ子のみんなには、これからも美しい、聴いていて楽しい音楽をつくっていってほしいです。会場のみなさん、本日はたくさんの拍手をいただき、本当にありがとうございました。」(6年女子)


本日(11/8)、全校785名の子どもたちと教職員、保護者のみなさん、地域のみなさんを交え、校内音楽会を開催しました。明るい太陽の光が差し込む午前中の体育館は、素敵な音と音楽の風景でした。子どもたち一人ひとりが音を奏で、仲間と音楽をつくる経験は、子どもたちにとって輝く時間となったことと思います。余土っ子みんなで、その楽しさや美しさを味わいました。たくさんのみなさんに、聴いてもらうことができたことで、キラキラとした風景は、より明るさを増したように感じます。
本日は、私たちの校内音楽会に来ていただき、ありがとうございました。
日招太鼓クラブ・金管バンド部、1~6年生の発表の様子は、11/15よりホームページ(余土小学校日記)で紹介します。
「音楽会に向けて、どの学年も一生懸命練習をしていると思います。今年の音楽会では、どんな素敵な曲を聴くことができるか、楽しみだね。その前に、今日は、全校のみんなで歌ったり、体を動かしたりしながら、音楽を楽しみたいと思います。今日のテーマは、『拍に合わせて、リズムを打とう。』です。」
全校みんなが心待ちにしていた「よどっこミュージック集会」の幕が上がりました。



♪「手のひらを太陽に」
手拍子をしたり、足踏みをしたり、運営委員さん、ミュージック委員さんの楽しい企画は、輝く時間と空間になりました。
まずは手拍子・・・♪「ぼくらはみんな(✋タン タン タタ タン)生きている(✋タン タン タタ タン)生きているから(✋タン タン タタ タン)笑うんだ(✋タン タン タタ タン)」
そして手拍子に、膝をたたく動作を加えて・・・♪「ぼくらはみんな(✋タン タン タタ タン)生きている(✋タン タン タタ タン)生きているから(✋タン タン 👣タタ タン)笑うんだ(✋タン タン 👣タタ タン)」
その後も、足踏みをしたり、手拍子の位置を前、上、前、おなかと変えたり、ジャンプしたり、動物のポーズをしたり・・・、レベルが上がるごとに、みんな盛り上がっていきました。「ヤッー!」は、最後の決めポーズ。いちばん楽しい場面になりました。その後もスピードをアップしたりしながら、♪「手のひらを太陽に」を楽しみました。
「歌と振付で、踊ったり体を動かしたりして楽しかったです。」
「リズムに合わせて生き物になったり、他の学年と合わせたりしたことが心に残りました。」
集会では、たくさんの感想を聴くことができました。
「みんなが楽しんでくれて、私たちもとてもうれしかったです。今度の音楽会でも、それぞれの学年の発表を聴き合ったり、全校みんなで一緒に歌ったりして、音楽を楽しむ1日にしましょう。」
いよいよ今日(11/8)は、校内音楽会です。余土っ子の素敵な姿を、ぜひご覧ください。
10月21日(金)1・2時間目の理科室です。5年3組の子どもたちが、理科「流れる水のはたらき」で、「流れる水のはたらきで、石の形が変わるか。」を調べています。実験に使っているのは、生け花用のスポンジです。この実験では、スポンジが川原の石の代わりになっています。プラスチック容器に、スポンジを入れて水を入れ、ふたをして何度もふる作業を続けます。ふるという行為が、川の流れの速さや水量の大きさを表しています。


もともと3cm角のスポンジは、50回ふると角が少しとれてきました。さらに100回、150回とふると、小さく丸くなりました。流れる水には、川原の石をより小さく、角をけずり丸みをおびた形に変えるはたらきがあることが分かりました。実験結果は、写真と分かったことを入れて、タブレット端末にまとめました。
次の実験では、流水実験装置を用いて、流れる川の様子を再現します。川の流れは、周辺の土地の様子をどのように変えるのでしょうか?実験が楽しみです。
秋風三秋。
秋の訪れを知らせる風。秋の進行とともに、その吹き方は変化し、しだいにその風は、爽やかになってきました。金管バンド部の新しい挑戦が始まっています。



「♪『ケセラセラ』を早く覚えましょう。」11月最初の金管バンド部のめあてです。
「リズムを間違うことがあるので気を付けます。」は、コルネットの4年生。「リピートの前後で、リズムが違うので間違えないようにします。」は、パーカッションの4年生。
校内音楽会まで残り1週間。一人ひとりのめあてもはっきりとするようになりました。放課後に練習できるのは、残り5回です。
「先に合奏してから、パート練習をしよう。」コルネットの6年生の発案で、まず、暗譜での合奏を行うことになりました。「課題を見つけてから、パート練習を・・・。」、校内音楽会は、楽譜無しでの演奏です。演奏して課題がはっきりしました。
個々のめあての達成を目指したり、音をそろえたり、パート練習では、どのパートも音がずっとなっていました。「17小節目から。♪1・2・3・4」、「ターン、タのリズムをもっとはっきりと・・・。」、「よし、合奏に行くよ。」アルトホルンのパートリーダーさんの声。どのパートも音楽室への移動が始まりました。
合奏♪「ケセラセラ」
「♪ドン・タ・タ・1(いち)・2(に)」、4/4拍子から6/8拍子へ、演奏を支えるドラムの5年生。
「『♪ウン、タ、タ』のトロンボーンは、軽やかに。」、顧問の先生のアドバイスで、音のバランスを調整します。
11月。下校時間は、さらに5分早くなりました。集中して取り組んだ20分の合奏では、たくさんの課題をクリアすることができました。
「心配ない。これだけ練習してきたのだから、音が身に付いているはず。」そんな顧問の先生の声に、笑顔で応えるメンバー。今日も、♪「ケセラセラ」が少し上手になって、練習が終わりました。
春・夏、そして秋。3つの季節を共に過ごしてきた私たち金管バンド部。秋の風もいろんな表情を見せています。「GOLD!金賞」、校内音楽会では、私たちの余土小サウンドを、素敵な笑顔で届けましょう。