風薫る。青葉や新緑の間を吹き抜けるさわやかな風が、音楽室にも届いています。3日間の体験入部。期待を胸に足を運んだ3~5年生のみなさんの輝く笑顔は、余土小学校金管バンド部に新しい風を吹かせているようでした。
5月7日(火)・9(木)・10(土)の3日間で、30名のみなさんが体験入部に参加してくれました。
「体験入部に来てくれたみんなに分かりやすく教えたいと思います。」、そんな部長さんのあいさつから、初日の練習が始まります。歓迎の意味を込めて演奏した♪「銀河鉄道999」は、いつもよりも素敵なハーモニーだと感じました。「演奏は、どうだった?」と、聞いてみると、照れ笑いの体験入部のみんな、ちょっと緊張しているようです。
まずは、マウスピースの練習から始めます。「たくさん吸って、たくさん吹く。」、「唇を振動させて。」、顧問の先生のアドバイスで、ちょっと笑顔も出てきました。そんな音楽室の練習のかげでは、各パートで体験入部のみんなを迎える準備を進めていました。先輩役と、体験入部に参加する子ども役に分かれてあいさつや拍手の練習をする様子は、小さな劇をみているようで、ほほえましい場面でした。
体験入部のみなさんが各パートにやってくると、優しい声掛けで、楽器の構え方を教えたり、演奏の仕方を伝えたりしていました。互いに笑顔でつながる子どもたち、参加したみんなも笑顔いっぱいになりました。
素敵な音と音楽を届けたいという気持ちはもちろん、後輩を大切に思う気持ちが、メンバー一人ひとりの成長にもつながっているようにも感じました。優しい言葉は、優しい表情をつくっているようで、温かい表情からは、温かい言葉が出る、そんな風にも感じました。
「大きな音が出ていてびっくりした。」、「私たちは、初めから音を出せたかな?」、練習の最後にはそんな感想をたくさん聞くことができました。
体験入部のそんな和やかな放課後練習、夕方のオレンジ色のエネルギーある風景は、この1年の活動の中でも、私たちメンバーにとっても、大切なひと場面となりました。どのぐらいのみなさんが入部してくれることでしょう。顧問の先生と、「小学生の部活動の世代交代は、いつも新鮮で発見がいっぱい。」だと話しています。
5月7日(火)1時間目の第1理科室です。5年1組の子どもたちが、インゲンマメの観察をしています。
これまでに学習で、種子が発芽するには、水が必要だということが分かっています。今回は、「空気あり」と「空気なし」で実験結果をまとめています。先週、カップに植えた種子をよく見てみると、ラップで覆ったカップの中に入った種子は、どれも発芽していませんでした。発芽には、空気も必要だと分かりました。
この日は、インゲンマメの種子の中の様子も観察しました。一晩水に浸した種の皮をとって、虫眼鏡で覗いてみると、小さな葉っぱのようなものが見えました。この部分が根・茎・葉になる部分です。2つに割った部分が子葉になると伝えると、子どもたちはとても驚いていました。
「適当な温度あり」と「適当な温度なし」でも、発芽実験を進めていきます。子どもたちは、予想をしながら活動するよさを感じているようです。
「わたしのうちはあそこだ!」、「ぼくのお父さんが作った橋が見える!」
この感動の声は、校舎の屋上に集まった余土小学校2年生のみんなの様子です。「屋上に上がって余土のまちを眺めてみたい。」、そんな子どもたちの夢が叶った瞬間でもありました。背伸びしてみたり、遠くの誰かに手をふってみたり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
「シャボン玉が楽しかった。」、そんなつぶやきもたくさん聞くことができました。シャボン玉の丸い玉がパチンと割れるまでずっとずっと眺める子ども、何度も何度もシャボン玉を飛ばす子ども、心に残る1ページとなりました。
「今日が楽しい、明日も行きたい学校」への取組は、少しずつ歩みを進めています。
始業式の日に、校長先生から2~6年生のみんなに配られたアンケートには、子どもたちからの夢がたくさん書かれていたそうです。余土小学校「夢プロジェクト部会」は、子どもたちの夢を支えていく活動を進めています。小さな夢も、大きな夢も応援して、子どもたちの世界が広がることを願っています。
夢の実現!!そんな場面を、ホームページでもお知らせしていきたいと思います。
「先生、おはようございます。」と、あいさつを交わす声が、1年生の教室から聞こえてきました。中庭でも元気な声が聞こえてくるなと、のぞいてみると、1年生のみなさんが水やりをがんばっていました。5月2日(木)の朝の様子です。
「見て見て、アサガオの葉っぱが出ているよ。」、「私のは3つ。」、「ぼくは4つ。」と、とても楽しそうに話しています。「緑色だね。」、「おもしろい形をしているね。」と、1年生のみなさんは、たくさんの発見をしていました。
「花が咲くのはいつごろかな?」、そんな声も聞こえてきました。1年生のみなさん、これからも水やりがんばってくださいね。アサガオの花が咲くころ、みなさんはどんな風に成長しているかな?みなさんの成長も、アサガオの成長も楽しみにしています。
4月の生活目標は、「気持ちのよいあいさつをしよう。」でした。今年度も、ロイロノートのアンケート機能を使って、子どもたちと1月のふり返りを行いました。
Q1 笑顔であいさつをすることができましたか?
〇 できた 265人(54.6%) 〇 だいたいできた 157人(32.4%)
〇 あまりできなかった 51名(10.5%) 〇 できなかった 12名( 2.5%)
Q2 授業中、はっきりとした声で返事をしたり、話したりできましたか?
〇 できた 267人(55.3%) 〇 だいたいできた 174人(36.0%)
〇 あまりできなかった 37人( 7.7%) 〇 できなかった 5人( 1.0%)
Q3 地域の人に気持ちのよいあいさつができましたか?
〇 できた 319人(66.5%) 〇 だいたいできた 121人(25.1%)
〇 あまりできなかった 30人( 6.2%) 〇 できなかった 11人( 2.3%)
今回は、2~6年生のうち485人が回答してくれました。
アンケートをみると、どの項目も「できた」「だいたいできた」が80%を超え、概ね良好な状況にあります。地域の人へのあいさつは、90%を超えていることは、私たちにとってうれしい点でした。職員室でも話題になっていましたし、登校指導に立っていても、一緒に登校してくださっている地域の人へのあいさつはすばらしいと感じていたところです。
自由記述欄には、こんなことが書かれていました。
〇私は、あいさつをすると、相手が笑顔になれると思っているので、相手の目をはっきり見て、大きく声を出すように心掛けています。
〇朝、登校したり下校したりするとき、近所の方があいさつなどをしてくれているので、ちゃんと、その人の顔を見て気持ちのよいあいさつをしたいと思っています。学校でも先生などにちゃんとあいさつをしたいです。
コメントには、子どもたちの思いがあふれていました。あいさつを、子どもたちと共にがんばりたいとの思いを強くしました。その他にも、目を見てあいさつをする、大きな声であいさつをする、笑顔であいさつをするなど、あいさつのポイントがたくさん書かれていました。子どもたちも、めあてをもってあいさつをしていることが分かりました。5月からは新しい生活目標「時刻を守って行動しよう」になりますが、学校、家庭、地域であいさつを交わし、余土地域が笑顔つながる地域となるよう、余土小学校みんなでがんばっていきたいと思っています。
「1・2・3・4」と、準備運動の元気な声が運動場から聞こえてきました。4月26日(金)4時間目の運動場です。3年3組のみなさんが体育の授業を、先生といっしょにがんばっています。
今日は、楽しみにしていた「かけっこ・リレー」、今日のめあては、バトンパスが上手になることです。まずは、バトンを持たないでリレーをしました。1チーム10人でトラックを走って、体をしっかりと温めました。「がんばれー!」と、子どもたちの声、「がんばったみんなに拍手」と、先生の声。見ている私も心が温かくなりました。
次は、バトンの受け渡しの練習です。去年の運動会でリレーの選手だった2人がお手本となって、先生が丁寧に説明をしていきます。「うん、うん、分かった。」と納得の子どもたち。縦一列に並んで、バトンをつないでみました。
「バトンを持って走るのが楽しみ!」と、子どもたちは、次への目標がすでにできているようです。
おなかもすいて、給食へと急ぐ3年3組のみなさん。いっぱい動いて、今日の給食はとてもおいしかったことでしょう。
4月24日(木)から、1年生と6年生の顔合わせが始まりました。同じ色別グループ・縦割り班の担当するお兄さん、お姉さんから「6年〇組の~です。よろしくね。」とあいさつを受け、1年生も上手に自分の名前を言うことができました。もっと仲良くなろうと、6年生はたくさんお話の準備をしていました。「好きな色は何?」や「好きな食べ物は?」といった質問に、1年生もしだいに笑顔になってきて、安心して話すことができるようになりました。少しずつ仲良くなってきています。
活動の最後には、手を振って別れたり、「学校は慣れた?」と6年生が優しく声をかけたり、ほほえましい場面も見られました。和やかな交流の時間になりました。
※写真は、6年1組と1年1組の交流の様子です。