10月2日(木)の午前中、2年生は、秋の生き物さがしに出かけました。10月になり、気温もぐんと下がり、秋らしい気候となりました。生き物さがしには、絶好の一日です。
目的地の石手川の土手では、涼しい風、川の流れる音、秋の草花、そして虫の声。そんな雰囲気に、子どもたちは、笑顔がこぼれていました。「スズムシはいるかな?」、「バッタがはねていたよ。」、そんな子どもたちの声に、この日の活動を楽しみにしていたことが分かりました。


生き物さがしが始まると、「草のかげに虫がいたよ。」、「虫取りのこつは、そっと近づくことだよ。」など、子どもたちは、1年生のときの経験を生かしてがんばりました。生き物の生育環境に気づいたり、夏から秋へと季節が変わる様子を感じたり、1年生のときとは違った発見があったようです。
30分間、活動をして、子どもたちはとても満足していました。帰り道では、行き交う人との「こんにちは。」のあいさつの声も、いつもに増して元気に感じました。
学校でも、友達といっしょに生き物を観察して、午前中の活動を終えました。秋風の気持ちよい、2年生の校外学習でした。
10月2日(木)4時間目に、4年3組の公開授業を行いました。社会科「きょう土の伝統・文化と先人たち」で、「県内に古くから残るものについて知り、学習問題をつくりましょう。」をねらいに授業を進めました。
授業冒頭では、今月の歌♪「天守閣」を歌うことで、松山城、道後温泉、正岡子規を想起させたり、3年生のときの松山探検の写真(松山城・子規堂)をふり返ることで、伝統や郷土に目を向けさせたりしました。たくさんの発表に、子どもたちが主体的に学習に取り組む姿勢を見ることができました。



松山市から県内各地へと視野を広げていく場面では、4人の指導者(理科専科・学級担任・4年生担任・教育実習生)が、それぞれの出身地域の伝統行事や文化財、伝統芸能を、生の声と動画を用いて紹介しました。松山市の道後祭り、今治城、乙亥大相撲、久万五神太鼓と、東・中・南予がバランスよくそろい、「もっと知りたい」という子どもたちの興味を引き出すことにもつながりました。
「おにぎりタイム」では、「古くから残るものは、どうして今の時代まで受けつがれたのだろう。」について話合いをもちました。子どもたちは、「人々が大切にしたいという思いをつないだんだよ。」など、しっかりホワイトボードにまとめ、発表することができました。
まとめに提示した「場所」「はじまり」「できごと」「受け継がれ方」「人々の願い」という視点は、子どもたちが調べ学習に向かう意欲を高めるものになりました。
学習のふり返りでは、「次に調べるのが楽しみになった」という子どもたちの感想が聞かれました。
全体を通して、導入から展開、まとめに至るまで、子どもが主体的に学ぶ姿勢を見ることができました。子どもたちは、郷土の伝統や文化を手がかりに、古くから残るものについて、調べることの楽しさを実感できたと思います。
鋭く透明なトライアアングルの音、鈴鳴りに響くギターの音、力強く重厚な和太鼓の音、深く響く木琴の音・・・、楽しそうな音とにこにこした会話に誘われて、教室に入ってみると、どうやら音楽の授業ではないようでした。この日(9/30)の第1理科室では、3年1組のみなさんが、理科「音を調べよう」の学習を進めていました。



音楽を楽しんでいるのかと思っていると、そうではないようで、楽器が鳴る様子を動画で撮影しているようでした。よく見ると、楽器の上には、プラカップに入ったたくさんのビーズも見られました。
「この動画見てみて、音が出たり伝わったりしているとき、震えているところがあるよ。」、「大きさによっても震え方が違っているようだよ。」と、どの班も熱心に実験を進めていました。音は、目に見えないけれど、動画を撮ったり、ビーズのはじける様子を見たりすることで、音の伝わり方がはっきりと分かったようです。
「音が出るときのようすは?」、そんな学習課題から始まった2時間の学習では、実際に試してみて、たくさんの発見があったようでした。
「次の時間は。音を伝えてみるよ。」の先生の声には、「糸電話ならしたことあるよ。」と言いった言葉も聞こえてきました。日常何気なくとらえている音の世界も、理科の力を使って追究すると、たくさんの性質を見付けることができそうです。3年生のみなさん、糸電話をするとき、どんな部分が震えているでしょうか?また、たくさんの発見をしてくださいね。
「最後の校内音楽会だから、6年生らしい音を出したいと思います。金管バンド部は、明るくて、面白い仲間がいっぱいで、毎日が楽しいです。」、校内音楽会まで練習は残り8回、この日の練習を前に、アルトホルンのパートリーダーさんが話してくれました。



校内音楽会では、6年生14人がソロパートを担当するのですが、この日は、管楽器の10人が音楽室に残って、演奏の確認をしていました。
「ソロが目立つように、周りのみんなの音量を押さえよう。」と、コルネットの6年生の声に、みんなが力をもらい、一人ひとりのソロパートの音まで大きくなりました。6年生だけの練習は、全体合奏では得ることのできない自信を得ることができるのかもしれません。4年もずっと過ごしてきた仲間です。
「中学校で、吹部(吹奏楽部)に入る人!」(コルネット 6年生)、「先生!見て、4年分の楽譜が入っているよ。」(トロンボーン 6年生)、そんな風に話しているうちに、「昔のあの曲してみようよ。」、「先生も一緒にしよう。」と、みんなで楽譜を探し始めました。「近くに集まろう!」と、トロンボーンの6年生。これまでの4年間で演奏した♪「学園天国」、♪「Paradise Has NO BORDER」と、メンバーみんなでたくさんの曲を、ふり返っていました。演奏前の「ちょっとまって、心の準備、どんな曲だったけ。」の声、演奏後の「あのとき、こんなことあったよね。」の思い出の風景、どれも懐かしいものばかりでした。6年生だけになると、いつもは、後輩を前にしっかりしているみんなも、あどけない表情を見せていました。
「あと5か月で卒業になるね、」と、副顧問の私が話すと、毎年、6年生の卒業を飾る♪「さくら」の演奏まで、聴こえてきました。「あのときの6年生みたいになれたかな?」、「〇〇先生(昨年度の顧問の先生)にたくさん教えてもらったね。」と、6年生みんなは、何にも代えがたい20分間の素敵な時間を届けてくれました。
「6年生が見た青空の先に、輝く明日があるように。」と願いました。
季節は、秋。金管バンド部では、もう春の便りが届き始めています。もう少し、ゆっくり時間が過ぎてほしい、そんな風に思った10月最終週の練習でした。
9月29日(月)5・6時間目の第1理科室です。6年2組の子どもたちが、くぎとくぎぬききを使って考えていることは、小さな力でくぎをぬく方法です。私たちの身の回りには、これまで学んできたてんびんのほかにも、てこを利用した道具がたくさんあり、くぎぬきもその一つです。



子どもたちは、これまでの実験から、「支点から力点までの距離を長くするとよい。」、つまりくぎぬきの上の方を持つとよいことを予想し、活動に移りました。くぎを打って、くぎをぬくという作業を繰り返し、頭で分かっていたことを、実際に体験して理解することができたようです。
次に、ピンセットでの豆つかみにも挑戦しました。10秒間で何粒を隣の器に入れることができるか確かめてみると、小豆の位置にあたる作用点と、人差し指と親指で力を入れる力点が近くにある方が、多くの小豆を移すことができました。場所による操作のしやすさの違いにも気付いたようです。
最後は、ハンドルの無い蛇口と有る蛇口でも試してみました。ハンドルが無くなるだけで、水を出すことができなくなり、子どもたちは、とても驚いていました。ハンドルは、支点・作用点から力点のきょりをのばすために、とても大切な役割があることが分かりました。
2時間で、身の回りのてこの仕組みを、たくさん体験することができました。活動後、「くらしの中のてこ」について調べ学習をしました。はさみや栓抜き、ペンチなど、てこの仕組みを使った道具がたくさんあることを知り、子どもたちはとても驚いていました。「生活の中でも意識して探してみよう。」と、意欲をもった子どもも多くいたようです。
9月25日(木)3・4時間目の4年1組のみなさんです。
芸術の秋、図工の木版画で、初めて彫刻刀に挑戦しました。彫刻刀は刃物なので、良い姿勢で彫る、姿勢を変えず板を回しながら彫る、刃先に自分の手がこないようになど、子どもたちは慎重に作業を進めていました。
ピアノを弾く私、ドッジボールをする僕、料理をしている様子、本を読んでいる場面・・・、主題となっている人物の様子は、彫り進めるごとに生き生きとした表情になり、版の中から飛び出してきそうでした。



しばらくすると、三角刀や丸刀、平刀など、彫刻刀それぞれの特徴を生かして彫り進める子どもも出てきました。彫刻刀による違いや上手に彫るためのこつをつかむと、子どもたちは、「どんな風に使っていこうかな?」と思いを巡らせるようになってきました。
慣れてきても慎重に、先生からもう一度、声が掛かります。2時間の活動で、彫刻刀も上手に使えるようになりました。
4年生のみなさん、今日のめあて「彫刻刀をうまく使って、線や模様を表現しよう。」は、達成できたでしょうか?彫刻刀で彫る、印刷する、友達と鑑賞するなど、これからもたくさんの活動がありますね。素敵な木版画となるように、安全に気を付けてがんばってください。
余土小日記では、10/19(日)より運動会の出来事を振り返ってきました。今回で最終回です。今日は、開閉会式や応援合戦の様子など、全校みんなの活躍をお伝えします。




運動会当日は、秋風の心地良い天気の中で、運動会を開催することができました。運営委員会の子どもたちの進行で始まった開会式は、グループ長の力強い選手宣誓で、全校みんなが一致団結することができました。
そして、応援合戦。どの色別グループとも、応援団長や5・6年生応援団を中心に、精一杯の声とパフォーマンス、応援歌で盛り上がりました。会場からのたくさんの拍手に、子どもたちの笑顔は満面に輝いていました。競技中の応援もがんばりました。仲間に思いを届けようと、必死に応援する姿に、胸が熱くなりました。
閉会式では、成績発表から表彰と、みんなでこれまでの成果を振り返ることができました。優勝は白組「走り出せ!マシュマロ軍団」のみなさんでした。バンザイの声、仲間の健闘を称える拍手、そして会場のみなさんからの温かい拍手、運動会は、無事終わりました。
全校のみなさん、「4色の嵐 勝利の竜巻 舞い起こせ」のスローガンのもと、全校みんなで最高の運動会をつくりあげることができましたね。この経験を、余土小学校の様々な行事で、日常の学校生活で生かしていきましょう。
本日(10/27)のホームページは、5年生の運動会のふり返りです。
5年生の今年のテーマは、「○○するぞ!」です。高学年になりパワーみなぎる子どもたち。運動会でも、団体・徒競走・学年色別リレーの3種目に加え、係活動もがんばりました。




プログラム4番、団体「運ぶぞ、5年生。」では、4人で大きな布のはしを持って、布に乗せたボールをとばし、1人がバケツでキャッチする競技をがんばりました。途中、音楽が変わるとダンスにも挑戦。1~4年生のときに運動会で取り組んだ4つのダンスを元気いっぱい踊りました。
プログラム11番徒競走「走るぞ、5年生。」では、5年生になって走る距離がぐんとのびましたが、スタートからゴールまで、全力で駆け抜けました。
プログラム12番リレー「学年色別リレー(5・6年生の部)」では、高学年らしい見事なバトンパスでした。テイクオーバーゾーンをしっかりと生かし、スピードを落とすことなく、バトンをつなぎました。
「○○するぞ!」の合言葉がぴったりな5年生の活躍ぶり、何でも進んで取り組みました。6年生とともに、素晴らしい運動会をつくり上げることができました。
本日(10/26)のホームページは、4年生の運動会のふり返りです。
4年生のプログラム名には「パーティー」という言葉が入っています。みんなで集まって、様々なことを楽しむ4年生。このテーマは、表現の曲にも用いられました。自分はもちろん、友達といっしょに、熱い運動会にしようと、表現・学年色別リレー・障がい走の3種目をがんばりました。




プログラム6番、表現「Rock this フラッグ パーティー」は、旗を使ったダンスでした。子どもたちの持つ赤・黄・青・オレンジの旗は、全体の動きがぴったりと合わさっていて迫力満点。会場からもたくさんの拍手をもらいました。
プログラム8番、リレー「学年色別リレー(2~4年生の部)」では、選手みんな全員力強い走りでした。バトンパスも練習の成果が出たようで、スピードを落とすことなく、友達にバトンをつなぐことができました。
プログラム9番、障がい走「Rock this ラッキー パーティー」では、校長先生が運動場中央で挙げる旗の色に合わせて、運動場を右に左にと走りました。右回りの旗、左回りの旗どちらが選ばれるかは、運しだい、スタートの駆け引きもありました。ハードルをとびこえ、玉入れをして、一人一人が全力で運動場を走りました。自分が走っていないときには、友達に声援をおくったり、拍手したり、みんなで運動会を盛り上げました。
上学年になった4年生の子どもたち!友達ともに一生懸命がんばる姿が印象的な運動会の3種目でした。