「1年生のときに、縦割り班のみんなで遊んだ記憶がある。そんな交流をしたい。」
これは、4月の「今日が楽しい、明日も行きたいアンケート」に書かれていた6年生の子どもの夢です。
そんな夢が実現したのは、6月17日(月)12:50~13:30です。コロナ禍の影響もあり、しばらくは行うことができませんでしたが、5年ぶりにそんな時間が戻ってきました。
「第1回よどっこグループ遊び」、今回は縦割り掃除が始まるのに合わせて、6年生のみなさんが計画してくれました。縦割り班の28の教室それぞれの場所で、1~6年生の仲間が顔を合わせ、笑顔つながる時間を過ごすことができました。
「1年間、この縦割り班で仲良く過ごしましょう。」
6年生のはじめのことばでスタートした交流の時間は、メンバー一人ひとりの自己紹介から始まりました。「〇年〇組の~です。好きなものは、~です。」と、中には緊張している子どももいたようですが、みんなの拍手や6年生の励ましで、みんなしっかりと伝えることができました
じゃんけん大会やジェスチャーゲーム、お絵かきしりとりなど、どの教室も1~6年生が楽しく遊ぶことができるように、工夫されていました。このころには、少し緊張もほぐれてみんな笑顔になっていました。
6年生の手には縦割り班専用のファイル、今回の集会名にも第1回とあります。今年度は、グループ遊びを積み重ねていきたいと考えています。4月のアンケートには、「1年生には1年生を迎える会、6年生には6年生を送る会があるので、2~5年生それぞれが主役の集会をしてみたい。」という夢もありました。この後、何度このグループ遊びを積み重ねることができるか分かりませんが、こんな企画もあっても良いのかもしれません。
グループ遊びの後には、掃除場所の確認と役割分担をして、各教室へ分かれました。「明日いっしょに掃除がんばろうね。」、そんな言葉も聞かれました。
「ごみのない学校」、「学校がきれいになるように、掃除の時間を増やしてほしい。」、アンケートには、そんな願いもありました。縦割り掃除では、みんなでその願いを叶えていきましょう。
「全員あいさつができるようになること。」(5年生)
「あいさつが多い学校になること。」(6年生)
「委員会を工夫し、『今日が楽しい、明日も行きたい学校』と言われるようにしたい。」(5年生)
これは、4月に行った「今日が楽しい、明日も行きたい学校」アンケートにある、高学年の3名の子どもの意見です。
運営委員会でも、同じ意識をもつ子どもが多く、今年度は「いじめ0の日」(毎月10日)に合わせてあいさつ運動を行うことになりました。朝、登校した運営委員が正門と北門に立ち、余土っ子みんなと笑顔であいさつを交わしています。1学期の目標は、「大きな声で、元気なあいさつをしよう。」だそうです。
今月は、6月10日(月)~14日(金)の5日間行いました。お昼の校内放送で、事前に呼び掛けると、初日は16名だったあいさつ隊のボランティアは、最終日には50名を超えるほどになりました。あいさつ運動の輪は、大きく大きく広がりを見せています。この1週間、余土っ子みんなのあいさつの声は、いつもに増して元気だったように思います。
特別活動主任の「梅雨が始まる6月、あいさつを通して、気持ちを明るくしていきたいと思っています。」の言葉のとおり、あいさつを交わして明るい気持ちになりました。写真を撮っていて、快晴のこの日の天気に負けないぐらい、晴れやかな気持ちになりました。
「『今日が楽しい、明日も行きたい学校をつくる委員会、運営委員会』です。」を合言葉にがんばる運営委員会のみなさんは、全校みんなのリーダーです。集会を企画・運営したり、生活目標の呼び掛けをしたり、いつもたくさんのアイデアを出してくれています。
子どもたちの夢は、少しずつ達成され始めています。
6月13日(木)の5時間目に、5年1組の研究授業を行いました。体育科「ネット型ゲーム(プレルボール)」)で、「チームの特徴に応じた作戦を考え、自己の役割を確認するとともに、友達に伝えることができる。」をねらいに学習を進めました。
ゲームでは、考えた作戦を生かした、たくさんのよいプレーを見ることができました。ゲーム1と2の間には、チームみんなと話合う「おにぎりタイム」を行いました。動作や言葉、絵図、タブレット端末を使用するなど、子どもたちは、活発に意見交換をしていました。
〇背の高い人、よくアタックを打つ人にボールを返せば、アタックを弱めることができそうだ。
〇(動画を見て)間が空いているから、そこを狙われているような気がする。
〇声があまり出ていなかったね。名前をよんでラリーをつなごう。
〇強くて高い玉より、低くバウンドさせた方が得点につながりそうだ。
終末には、「今日うまくいった作戦を共有しよう。」、「明日のプレルボール大会を楽しもう。」と、先生とみんなで活動を振り返り、学習を終えました。友達と互いに意見を交わす場面、ゲームを進める場面での、子どもたちの満面の笑顔が印象的な45分でした。
手品クラブは、4~6年生23名で活動しています。毎回、地域にお住まいの手品が得意な方を講師として迎え、子どもたちは交流をしながら、手品の技を磨いています。
この日は、トランプを使ったカードマジックを教えていただきました。テーブルで間近にお手本を見せてもらったり、トランプの持ち方や手品の一連の流れを教えてもらったりして、子どもたちは目を輝かせていました。講師の先生にいつも親切に教えていただき、子どもたちは、どんどんと技を磨いています。
「いつか、みんなの前で披露してみたいな。」と、そんな声も聞こえてきました。手品クラブのみなさん、クラスの友達やおうちの人にもぜひ、カードマジックを見せてあげてくださいね。
パソコンクラブは、4~6年生30名で仲良く活動しています。この日(6/13)のクラブでは、Scratch(スクラッチ)をしていました。これは、誰でも簡単にプログラミングを楽しむことのできるソフトです。
子どもたちは、ゲームやアニメーションなど、自分オリジナルの作品を夢中で作っていました。できあがった映像は、友達と互いに見せ合っています。肩と肩を寄せ合って、画面を見つめる子どもたちの様子を見て、ほほえましく感じました。
子どもたちのICT活用能力は、とても素晴らしいと思います。いろいろと試しながら、めきめきと技能を高めています。