2年生の子どもたちは、図画工作科「とろとろ絵の具でかく」で造形遊びを思いっきり楽しんでいます。液体絵の具に、絵の具を混ぜ、いろいろな色の「とろとろ絵の具」をつくります。最初は、絵の具の筆を使いません。できた「とろとろ絵の具」を指や手につけ、思いのまま画用紙に模様をつけていきます。まるで芸術家になった気分です。



ぬるぬるした感じ、どろっとした感じ、生暖かい感じ・・・いろいろなことを感じ、子どもたちは、目を丸くしていました。模様をつくっていくうちに、自分が表したいイメージも湧いてきました。この後は、できた模様に絵をかき加えて、作品を仕上げます。さて、どんな芸術作品となるでしょうか?芸術家がいっぱいの2年生の子どもたちです。
4年生の子どもたちは、音楽科で旋律づくりに挑戦しています。リコーダーを自由に吹きながら、自分らしい旋律をつくっていきます。まるで、作曲家になった気分です。友達の作った旋律を聴いて「すごいね。」「きれいだね。」、自分の作った旋律を紹介して「これどう?」「素敵でしょ。」そんな交流もしています。


余土小学校では、「心にひびき合う、楽しい音楽活動の研究」のもと、進んで音楽に関わることのできる子どもたちを育てようと取り組んでいます。音楽科の時間や教室での朝の会や終わりの会、また家庭や地域社会においても、わたしたちの身の回りは豊かな音楽であふれています。「歌うと楽しいな。」「演奏するとうきうきするな。」「音楽を聴くと心が晴れ晴れするなあ。」そんな子どもが育つことを願い、学校全体で、楽しい音楽活動に取り組んでいます。
先週は、暑い日が続きました。「いったいどのぐらいの温度があるのだろう?」と興味をもった3年生、第1学期に理科で習った地面の温度の測り方を思い出して、測ってみることにしました。
「直射日光に当てないように」「温度計で土を掘らないように」「温度計の温度が止まるまでしばらく待って」・・・測り方もしっかりと身に付いています。


日なたの温度は40℃を超えました。暑いと感じるわけです。日かげはぐんと下がって20℃台、それでも暑い感じがします。運動場での運動や遊びの後は、しっかりと水分補給をしないといけない理由を実感しました。
9月になりましたが、暑い日が続いています。熱中症の危険度を計測する機器で測定すると、9/3の午前11時は、気温30℃・湿度61%で、警戒レベルにあります。運動場での体育科の学習は、厳しい状況です。この日の昼休みは、厳重警戒レベルまで達したため、外遊びは中止としました。

そんな中でも体を動かそうと、1年生の今日(9/3)の体育科は、よどっこルームでストレッチ(体つくりの運動遊び)です。エアコンのきいた部屋で換気をしながら、気持ちよく体を動かします。


手・足・首を回したり、柔軟運動をしたりしながら、リフレッシュすることができました。「体がやわらかいね。」「すっきりするね。」そんな子どもたちの笑顔あふれる体育科の時間でした。
3年生は、理科の時間にヒマワリの種の数を数えました。春に種をまいたヒマワリは、ぐんぐんと茎を伸ばし、葉を広げ、夏になると大きな花をつけました。そして、花の中には再びたくさんの種ができました。

「いくつぐらいあるのかな?」そんな子どもの疑問に、班ごとに種を数えてみることにしました。「あっという間に100つぶを越えたよ。」「種がびっしりとつまっているよ。」「小さな虫がかくれていたよ。」など、子どもたちは興味津々です。

たっぷり時間をかけて数えると、なんと1000つぶを越える種がありました。多い班では、2000つぶを越えました。子どもたちは、予想以上の数に目を丸くしていました。「来年また、この種でたくさんのヒマワリが育つのかな。」そんな植物の成長のつながりを実感することができました。
6年生の家庭科で、洗濯の実習を行いました。今回は、手洗いで靴下を洗濯しました。子どもたちは、手洗いの手順や衣服の取り扱い表示を確かめながら、段取りよく丁寧に洗っていました。


「洗濯機の方がたくさん洗えて時間が節約できるなあ。」「手洗いだと細かな汚れを落とすことができるよ。」など、実際に洗濯をしてみて、いろいろな感想をもつことができました。

調理や裁縫、洗濯など、できることがどんどん増えつつあります。家でも習ったことを生かして、ぜひ実践してみてください。
中休みに避難訓練を行いました。第3回の今回は、休憩時間中の訓練で、子どもたちには実施する時刻を予告せずに行いました。突然の校内放送に驚く子どもたちでしたが、落ち着いて行動することができました。
運動場にいる子どもは、中央に集まり低い姿勢をとりました。廊下にいる子どもは、近くの教室に避難したり、廊下で身をかがめたりし、安全な姿勢をとりました。そして、避難開始の合図で、担任の先生や近くにいる先生の指示を聞き、運動場に移動しました。


突然の訓練でしたが、どの子どもも「お・おさない」「は・はしらない」「し・しゃべらない」の「おはし」の合言葉を守り、安全に学級ごとに集まることができました。
近年、日本の各地で大雨による洪水や地震等の非常変災が多く起きています。ご家庭でもぜひ、避難場所や避難方法、非常変災時の備えなどについて、子どもと話していただけたらと思います。
5年生は、9月7日(月)・8日(火)の2日間、松山市野外活動センター(レインボーハイランド)で、集団宿泊活動を行います。8月の補充学習の期間から、班編制、しおりづくりを進めてきました。

まずはじめに、全員が体育館に集まり、活動のめあてを確認したり、班ごとの整列の仕方を練習したりしました。整列では、班長を先頭に集合しますが、班長が右手を挙げ、班員が集まりやすくするなど、班長らしい行動が早くも見られました。

集合後には、人数確認やみんなの様子の把握など、一つ一つ仕事を覚えていきます。その他にも、副班長、レクリエーション係、食事係など、これからの活動では班会議等も予定しています。自分の役割を確認して、宿泊活動への見通しをもつことができるよう取り組んでいきたいと思います。
ご家庭でも、子どもといっしょに、持ち物や服装の準備を進めてください。
文部科学大臣メッセージ「新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けて」が発表されましたので、資料を添付しました。ご覧ください。
また、資料の中で、児童の皆さんの不安や悩みを受け止める相談窓口が紹介されていますので、併せてご確認ください。
メッセージ.pdf
児童のことば(6年児童代表)
ぼくが1学期にがんばったことは、自分の持ち前の能力の一つ「発表」を最大限に生かし、勉強の能力を高めたことです。どの教科の学習にも進んで取り組むことができました。また、友達と仲よくしたり、規律をきちんと守って下学年の手本になるよう注意したりして行動することもできました。

2学期の抱負は、運動会や縦割り班活動といった多くの活動がある中で、小学校生活最後ということも含め、自分の才能を生かし、努力と結果が結びつくよう工夫したいです。充実した2学期となるよう、勉強でも予習・復習もがんばり、さまざまなことに前向きに取り組みたいと思います。
第2学期始業式 式辞(余土小学校 校長)
今日から9月に入りましたが、毎日暑い日が続いています。形の上では今日が第2学期の始業式ですが、すでに8月24日より補充学習の授業が始まっていましたので、あまり今日が始まりという感じではないかもしれません。しかし、区切り、けじめをつける日と捉え、今日の日を大事にしてほしいと思います。
さて、今年はいつもと違う夏休みでした。いつもなら40日ほどの休みがありましたが、今年は10日ほど少ない夏休みとなりました。
第1学期の終業式で、「少なくなる夏休みだからこそ、これまで以上に一日一日を大事に過ごしてほしい。感染症予防のために、しなければならないことに努力し、大事な命をつなぐようにしてください。」という話をしました。いつもより家の中で過ごすことが多かったのではないかと思いますが、限られた時間を、大事に過ごすことができましたか?当たり前のことができないもどかしさ、もやもやとした気持ちがあったのではないかと思います。そのような中、いつもより短い旅行に出かけたり、身近なところで家族と楽しむ時間を見付けたりすることで、ちょっとしたことが、大きく心に響く思い出となったのではないでしょうか。
今日から1年で1番長い2学期が始まります。新型コロナウィルス感染症はまだまだ収まっていませんので、これまでと同じように、感染症予防のためにしなければならないこと、我慢しなければならないことがたくさんあります。予防のためにしなければならない3つのおさらいです。確かめましょう。
一つ目は、人と人との距離(間)を正しくあけること。1mを目安に、間をあけて行動しましょう。
二つ目は、必要に応じてマスクを着用すること。熱中症に気を付けながら、出かける時にはマスクをしたりはずしたりしましょう。
三つ目は、感染症予防の一番、手洗いをしっかりすること。外出後、食事前、トイレの後など、正しい手洗いの習慣を付けましょう。

「ピンチをチャンスに」という言葉があります。これは、人の考え方や生き方を変える「魔法の言葉」です。世の中で成功した人は、みんなピンチをチャンスにしてきた人たちです。今、感染症予防のために我慢しないといけないことをピンチと捉えると、①人とのつながりのありがたさや命の大切さを心から感じ、②限られた時間の上手な使い方を考え、③健康のためにこれまでの生活を見直し実行する等、自分の中で前向きに考える機会、これをチャンスと捉えることができます。
2学期も自分や周りの人の命を1番にして、この命と笑顔をつないでいきましょう。
令和2年9月1日
