2月16日(木)昼休みの運動場です。春が日に日に近づき、13時の気温は10℃を超える暖かい時間となりました。そんな天気の良い運動場では、6年生が学年全員おにごっこをしていました。もうすぐ小学校を卒業するということで、思い出づくりにとみんなで遊ぶことになったそうです。4人の学級担任の先生と6年生、おにと逃げる人に分かれての真剣勝負です。
運動場いっぱいを使って、走って逃げたり、遊具のかげに隠れたり、おいかけたり、6年生の子どもたちは、どの場面でも笑顔でした。カメラを向けるとVサインに楽しいポーズ、「記念に写真を撮ってください!!」といった子どもたちもいました。普段の教室ではなかなか見ることのない表情に、心が和むひとときでした。小学校卒業まで、もう30日を切っているそうです。6年生のみなさん、余土小学校でたくさんの思い出をつくってくださいね。
2月の朝の様子です。正門前では今月から、運営委員会の子どもたちのあいさつ運動が始まりました。ここ数年のコロナ禍の制限された生活の中で、こうした風景を見ることは、なかなか無かったので、少しずつ日常生活が戻りつつあることを実感したひと時でもありました。
新しい生活様式の中でも、人と人とのつながりはあいさつであること、大きな声は出せなくても会釈はできることなどを、子どもたちと考えてきましたが、やはり「おはようございます。」と声を出せることは、何よりもうれしいことです。運営委員の子どもたちも、「たくさん友達の笑顔を見ることができてうれしかった。」「あいさつで友達とのつながりがより強くなれそうな気がします。」といった感想をもち、全校みんなで気持ちのよい1日をスタートすることができました。
さて、そんな正門の運営委員の子どもが立つ後ろには、29体の石像があります。これは、いったい何だと思いますか?しかめ面の顔や見つめる顔、こまった表情にふくれっ面の表情・・・おじぞうさんではないようです。これは「羅漢さん」といわれるものだそうです。羅漢さんとは、お釈迦様のお弟子さんのことで、一つ一つ様々な表情をしています。懐かしい人の面影に必ず会えるともいわれています。では、だれが何のためにつくったものでしょう。
余土小学校の羅漢さんのお話は、昭和54年にさかのぼります。当時、果樹栽培の指導をしていた余土に住む方と、趣味で羅漢さんをほっていた方とのつながりがきっかけだそうです。ふたりの出会いは、中島です。家族とともに中島へ栽培指導に行き、その下宿先が羅漢さんをほっていた方の家ということでした。みかんのお話、中島ならではのお話など、親交を重ねたふたり・・・、栽培指導の役目を終えて余土に帰るとき、娘さんが入学する余土小学校へ記念として、たくさんの羅漢さんを寄贈していただいたということでした。
40年以上が経過した今日も、子どもたちは、正門前の羅漢さんに見守られ元気に登校しています。一日のうちで、子どもたちは様々な表情を見せてくれます。まるで羅漢さんのようです。たくさんの人との学校生活の中で、うれしいことばかりでないかもしれません。でもそれは全て、小学校のうちに経験しておきたい大切な表情です。子どもたちの顔をみていると、「本当にがんばっているなあ。」と思うと同時に、そのがんばりをプラスに変えてあげられるようにとの思いを強くします。学校から帰ったとき、余土の地域でそしてご家庭で、子どもたちのいろいろな表情を見守っていただけたらと思います。
コロナ禍を経て、あいさつ運動が再びスタートしました。余土と中島に住むふたりのつながりから生まれた羅漢さんのお話のように、余土小学校、そして余土のまちにはたくさんのつながりがあります。先生と子ども、子どもと子ども、親と子ども、そして地域のみなさん。そんな出会いを大切に、あいさつで笑顔つながる学校づくりをしていきたいと思います。
2月9日(木)6時間目の運動場や体育館、各教室の様子です。3年生は、クラブ見学をしています。いつもは4~6年生の活動ですが、今回は、来年度初めてクラブ活動をすることになる3年生に、活動の様子を見てもらうことになりました。運動場や体育館のサッカーやバレーボール、バドミントンなどをする運動系のクラブ、各教室の英会話や実験、工作や手芸などをする文科系のクラブなど、余土小学校には、たくさんのクラブがあります。3年生は、事前の計画に従って校舎内の各場所を移動して、メモを取りながら見学をしました。「4~6年生が仲良く活動するんだね。」「運動や勉強などいろいろな活動が楽しそうだね。」「4年生になったら何クラブに入ろうかな?」など、たくさんの発見があったようです。
2月10日(金)~17日(金)は、クラブ発表週間です。1年間の活動の成果を全校のみんなに伝えようと、校内放送や掲示、写真や動画での紹介など、各クラブそれぞれの特色を生かして発表しました。
今回のホームページでは、動画で発表したクラブのうちいくつかを取り上げて紹介します。
ダンスクラブは、これまで踊ってきた曲を4曲を紹介してくれました。ふりつけやフォーメーションなど、息ぴったりに踊るチームワークは見事でした。
体育館で活動する2つのスポーツクラブです。卓球やバドミントン、バレーボールなど、気持ちよくからだを動かす姿を
紹介してくれました。
音楽クラブは、男性アイドルグループのヒット曲を様々な楽器で演奏しました。ピアノやキーボード、鉄琴や木琴、打楽器などで素敵な演奏を届けてくれました。
和太鼓クラブは、地域の伝統芸能「日招太鼓」を披露してくれました。勇壮な太鼓の音は、迫力満点で、子どもたちがばちを打つ姿は、とてもかっこよかったです。
今回のホームページでは、全てのクラブの発表を紹介することができませんでしたが、どのクラブも「来年初めてクラブに入る3年生に知ってもらいたい。」「全校のみんなに楽しさを伝えたい。」との思いで発表してくれました。今年は10回のクラブ活動がありました。どのクラブも回数を重ねるごとに、4~6年生が仲よくなっていく様子が見られました。4月からは新しいクラブ、新しいメンバーでの活動になります。今年度に負けない活動となるように、みんなでがんばっていきましょう。