4月7日(金)の入学式準備の後、6年生は新学級の発表がありました。入学する1年生のために準備をがんばったご褒美に、6年生だけ特別に伝えることにしました。雨のため、体育館通路に掲示することになりましたが、どの子もどきどきしながら覗き込んでいました。
「何組になったのかな?」、「出席番号は・・・。」と確かめ、4月から勉強する教室も把握しました。「仲良しの友達はいるかな?」と期待や不安もありましたが、「誰と一緒になっても、学級の一員としてがんばりたい!!」という思いの方が強いようでした。新しい先生の発表は、4月10日(月)の始業式です。子どもたちは、とても楽しみにしているようです。
1~5年生の新学級発表は、始業式の朝、登校した時に行います。子どもたちは、わくわくしているころでしょうか。当日、分からないことがあれば、6年生のみなさんが、靴箱や教室まで案内してくれます。安心して学校に登校してくださいね。
「♪ 石手の土手の まつみどり ~ ♪」
と校歌にも歌われているように、石手川の水面には、昔は松並木がうつっていました。余土の歴史はこの川との戦いから始まっているそうです。たびたび氾濫するこの川は、人々を苦しめましたが、この苦しみによって、お互いに心を一つにして助け合うという美しい習慣ができたそうです。
そんな余土地域の人々のくらしを高める努力をした人物の一人に、森盲天外がいます。盲目でありながら余土村の村長となった森盲天外は、わたしたちにとって忘れてはならない人物です。余土小学校にも「一粒の米」の碑文があり、私たちにたくさんことを伝えています。その一つに「たった一粒の米といえども、これを種として育てると、何年か後には大量の米となる。そして、人間に大きな幸せをもたらすのだ。」があります。盲天外は、「一粒の米」を通して、希望を持って、明るくたくましく生きることの大切さを私たちに投げ掛けているのです。
今年は、余土小学校創立133周年を迎えます。最近では、余土外環状線の工事をはじめとする地域の開発が進み、余土地区も大きく変容しています。先人の業績や余土の歴史、現在の余土について調べることを通して、郷土の誇りを受け継ぎ、校歌にもある美しいふるさとを、そして「一粒米の精神」をわたしたちの手で守っていきましょう。
♪ 校歌 ♪
1 石手の土手の まつみどり のびゆく心 すこやかに
強く正しく 元気よく ぼくら 余土の小学生
2 泉の水に うつる空 しずかな心 すむひとみ
清くあかるく 元気よく わたしら 余土の小学生
3 遠くに見える いしづちの お山の心 身にうけて
大きなのぞみ 元気よく ぼくらわたしら よい子ども
余土小学校の子どもたちは、歌うことが大好きです。始業式では、みんなと一緒に校歌を歌いましょう。新しく余土小学校に入学する1年生のみなさん、入学式では余土小学校の校歌を聴くことができます。早く覚えて、全校みんなで歌いましょうね。
新しい学年に進級する2~6年生のみなさん、そして新しく余土小学校に入学する新1年生のみなさん、いよいよ新しい生活が始まりますね。今、期待に胸を膨らませ、勉強や運動の準備を進めているころかと思います。4月からは、先生たちといっしょに、そして「余土っ子」みんなで、笑顔つながる学校づくりをしていきましょう。
今年も、たくさんの学校行事があります。全校みんなで仲よく、勉強や運動に取り組んでいきましょう。
【1学期】 歩き方教室(1年生) 1年生を迎える会(全校) 修学旅行(6年生) など
【2学期】 運動会(全校) 集団宿泊活動(5年生) 自転車教室(3年生) 校内音楽会(全校) など
【3学期】 校内書き初め大会(1~6年生・1組) 校内持久走大会(1~6年生) 6年生を送る会(全校) など
(写真は昨年度のものです。入学式や卒業式、始業式や終業式、参観日やPTA祭りなど、その他にもたくさんの学校行事が予定されています。)
令和5年度がスタートしました。余土小学校は、創立133周年を迎えます。今年度も、伝統と歴史のあるわたしたちの余土地域で、子どもたちが、校訓のように「やさしく・かしこく・たくましく」すくすくと育ってほしいと願っています。
保護者の皆様、地域の皆様、「自ら学び 心豊かで たくましい 余土っ子の育成」を目指して、教職員一同力を合わせて精いっぱい取り組んでまいります。今年度も、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
余土小学校のホームページは、学年末休業日も毎日更新しています。
春休みは7日目です。今回のホームページでは、「6年間ずっと使い続ける物」をテーマにお届けします。
Q:6年生のみなさんもうすぐ卒業ですね。小学校6年間、ずっと使い続けた物にはどんなものがありますか?
A:もちろんランドセルです。大好きなおばあちゃんに買ってもらったから、ずっと大切にしてきました。
卒業まで20日あまりとなった3月、6年生のみなさんにランドセルにまつわる思い出をインタビューすることにしました。「1年生のとき、同じ色のランドセルの子と友達になりました。」、「疲れたとときには、ランドセルによりかかって枕がわりにしていました。」など、一人一人違った思い出話を聞くことができました。6年間で体も随分と大きくなりました。ランドセルを軽々と持つことができるようになった6年生、心も同じように大きく成長したことでしょう。
「6年間ずっと使い続けた物は、他にもあります。」との子どもたち。何かなと興味をもって聞いてみると、「月曜セットの手提げ袋です。」と答えてくれました。おうちの人の手作りの物を持つ子どももいて、少し古くなっても愛着をもって使っているとのことでした。女の子にはあまり当てはまらなかったのですが、多くの男の子が言っていた物に筆箱がありました。筆箱を変えて気分転換を楽しむ女の子、6年間使い続ける男の子、話を聞いていて、何だかほほえましい気分になりました。
3月23日、6年生は余土小学校を卒業しました。新しい1年生は、4月10日に余土小学校の門をくぐります。新しく1年生になるみなさん、ピカピカのランドセルや手提げ袋、お気に入りの筆箱の準備など、入学の準備はできましたか?4月からは、1年生のお友達、2~6年生の上級生の仲間、先生たちといっしょに、余土小学校での勉強をがんばっていきましょう。
保護者の皆様、地域の皆様、4月からも余土小学校の1~6年生の子どもたち、中学校に進学する卒業生を、温かく見守っていただけたらと思います。本日3月31日で、令和4年度が終わります。今年度も変わらぬご支援をいただいたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
今年度のホームページは、今回の記事で最後になります。学校生活のほんの一部分ではありましたが、1年間で386件子どもたちの笑顔をお届けしました。来年度も笑顔つながる余土小学校の様子をお伝えできたらと思います。1年間、お世話になりました。
※令和5年度のホームページは、4月3日(月)より順次、記事をアップする予定となっています。
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春休みは6日目です。今回のホームページでは、「くらしや道具の移り変わり」をテーマにお届けします。
3年生は3学期の社会科で、松山市の様子と人々のくらしの移り変わりについて調べてきました。3月には、郷土資料室へ行き、昔の道具やくらしを調べました。調べた道具は、タブレットパソコンで写真を撮り、ロイロノートのカードにデータで記録します。洗濯板や火鉢、昔の農機具などを調べていく中で、昔のくらしの様子が詳しく分かったようです。
子どもたちは、郷土資料室で、昔の古い道具を実際に目で見て調べ、タブレットパソコンにまとめていく中で、道具の変化とともにわたしたちの生活の様子も変わっていることが分かりました。また、友達との会話を通して、道具が便利になったのは昔の人々のくふうや願いがあったからだということにも気づくようになりました。
さて、次の文は「わたしたちの余土(平成28年発行)」からの抜粋です。昔(100年ほど前)の学校のお話だそうです。「学校は木造建ての校舎で、大きなそてつの木がありました。授業のはじめや終わりの合図には、小使いさんがかねを鳴らしてくれました。当時は、ノートの代わりにまで石板や石筆を使っておりましたよ。体育のときには、すもう、野球、夏は水泳などもよくしたものです。」と書かれています。
授業で使う道具は、石板からノートへ、そしてICT機器が使われるようになった現在では、ノートに加えてタブレットパソコンも使われるようになりました。時代ともに、学校での勉強の仕方もずいぶんと変わってきましたことが分かります。
あと数日で、令和5年度が始まります。新しい1年のスタートです。133年目の余土小学校では、どんな道具を使って、どんな授業が繰り広げられているでしょうか?みんなで勉強をがんばっていきましょう。
春は別れの季節です。余土小学校でも、3月29日(水)に離任式を行い、子どもたちが恩師の先生との別れを惜しみました。式では、13名の先生方一人ひとりからお言葉をいただきました。
「校長先生は、みなさんと一人ひとり話すことは、なかなかできなかったのですが、正門や廊下で、時には教室の中で、みなさんと目が合うと、しっかりとうなずいてくれるその瞬間が大好きでした。これからは、少し自由になります。どんどん声に出してくれるといいなあと思います。「よ・ど・よ・い・こ」の「こ」、声に出して話せる子、そういう子にぜひなってください。これからもどこかで会えることを期待しています。これまでありがとうございました。(校長先生)」
児童代表の5年生が、異動・退職する教職員一人ひとりに感謝の気持ちを伝えました。
「心待ちにしていた春ですが、今日は、校長先生をはじめとして13名の先生方とお別れをしなければなりません。振り返ってみると先生方との楽しい日々が、よみがえってきます。先生方とのお別れはとてもさみしいですが、先生方から教えていただいたことを忘れず、みんなで協力して頑張っていきます。先生方もお体に気を付けてがんばってください。本当にありがとうございました。(5年児童3名)」
花束の贈呈の後、校歌を歌い、式を終えました。
異動・退職される皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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春休みは4日目です。今回のホームページでは、朝の登校の様子をお伝えします。
3月の朝の様子です。登校班の先頭を歩くのは、4・5年生の通学班長さんです。3学期末の地区別児童会を経て、6年生から班長を引き継ぎました。一番後ろを歩くのは、副班長さんで、班長さんと協力して班のみんなの安全を守ります。地域の人々や見守り隊の方、先生と出会ったら、「おはようございます。」と積極的に声を掛ける班長さんの姿に初々しさを感じます。もちろん、左右の安全もしっかりと確認して、横断歩道や交差点を通過しています。副班長さんは、後ろからの声掛けも忘れません。「右側を一列で歩こうね。」など、自分の役割をきちんと把握しているようです。
学校に着くと、運営委員会のあいさつ運動が行われています。「おはようございます。」、「元気だった?」と声を掛けたり、手をふったり、笑顔を返したりして、明るく学校生活がスタートします。4・5年生は、今とても張り切っています。「4月から高学年として、みんなのためにがんばるんだ。」、「1年生に優しくして、困っているときには助けたい!」そんなつぶやきが学校生活のあらゆる場面で聞くことができます。
もうすぐ新しい年度が始まります。新しい1年生も入学していきます。余土小学校は、あいさつや笑顔のあふれる学校です。同じ学年だけでなく、ほかの学年の人とも仲良くなれます。新しい1年生のみなさん、4月から安心して学校に登校してきてくださいね。