10月1日(水)の午前中に、2年生は秋の生き物さがしに出かけました。10月になり、気温もぐんと下がり、秋らしい気候となりました。虫取りには、絶好の一日です。目的地の石手川の土手では、涼しい風、川の流れる音、秋の草花、そして虫の声。そんな雰囲気に、子どもたちは自然と笑顔になっていました。「スズムシはいるかな?」、「バッタがはねていたよ。」子どもたちのそんな声も聞こえる中、いよいよ虫取りのスタートです。
「草のかげに虫がいたよ。」、「虫取りのこつは、そっと近づくことだよ。」など、子どもたちは、1年生のときの経験を生かしてがんばります。生き物の生育環境に気づいたり、夏から秋へと季節が変わる様子を感じたり、1年生のときとは違った発見があったようです。30分間の虫取りをして、子どもたちはとても満足していました。帰り道では、行き交う人との「こんにちは。」のあいさつの声も、いつもに増して元気だったようです。
学校でも、友達といっしょに生き物を観察して、午前中の活動を終えました。秋風の気持ちよい、2年生の校外学習でした。
9月27日(金)2時間目に研究授業を行いました。体育科(保健領域)「けがの防止」で、「身の回りの生活の危険が原因となって起こるけがを防止するための安全な行動を理解する。」をねらいに学習を進めました。
子どもたちが、学習問題を設定する場面では、「学校や地域で危険だと思ったことはありますか。」と問い掛けがあり、子どもたちかは、「廊下の曲がり角でぶつかりそうになった。」、「近くの公園で不審な人を見かけた。」などの意見が出ました。今回は、「学校や地域でのけがを防ぐためにどのようにすればよいか。」について考えます。
学校や地域の危険な場所を見付けるときには、余土小学校や余土の地域の8種類の写真(8班分の写真)の提示がありました。子どもたちは、4人グループで校内外にある危険を共有ノート上で見付け、〇印を書き込んでいきました。その後、その危険を全体で共有する場面では、「机と机の間に月曜セットがかけられていて危険だ。」「通学路に柵の無い水路がある。」などのつぶやきがありまし。
「けがの予防法について考える。」場面では、みんなで話し合う「おにぎりタイム」をしました。話し合う視点は、①危険を防ぐ方法、②自分ができることをまとめる、③発表練習するの3点です。共有ノートの写真を拡大したり、「自転車に乗ったと想像してみて。」といった先生のアドバイスを聞いたりしながら、どの班も3つの方法を考えました。全体発表の場では、「走らない。」「身の回りの整理整とんをする。」「水路に近付かない。」など、様々な意見が出ました。けがの予防について、タブレットとホワイトボードを活用し、話合い活動をすることで、けがの防止について考えるしっかりと考えることができました。
学校の危険では、体育主任の先生のお話を映像でみました。安全に運動できるようにスポーツ委員が日々整備を行っていること、雨の次の日は赤いコーンを立てて、けがの防止に努めていることなどが分かりました。地域の危険については、ゲストティーチャーとして招いたスクールガードリーダーさんからお話を聞きました。不審者に出会わないための方法や川の危険防止について、プリント資料を基に詳しく学ぶことができました。
余土小学校内や余土の街の写真を用いて考えたこと、体育主任やスクールガードリーダーから身近な危険についてお話を聞いたことで、子どもたちは、課題を自分事として考えることができました。
学習の終末には、ワークシートでふり返りを行い、「決まりを守り、周りをよく見て安全に行動する。」とまとめて、45分の授業が終わりました。
5年3組のみなさん、今日の学習を日常の生活にぜひ生かしてくださいね。
9月27日(金)6時間目の様子です。5・6年生の子どもたちが、各場所に分かれて運動会の係会を行っています。余土小学校には、運動会を盛り上げるための係として、次の10の係があり、どの子どももいずれかの係に所属しています。
〇出発係・・・出発の合図の補助を行います。
〇演技係・・・入退場の誘導やリレーバトン・アンカーゼッケンの準備をします。
〇決勝係・・・順位の審判や等賞旗・色コーンの準備をします。
〇準備係・・・演技用具の準備・片付けや演技中の道具の移動を担当します。
〇招集係・・・集合の呼び掛けや整列の声掛けを行います。
〇得点係・・・得点集計や賞状を担当します。
〇放送係・・・プログラムのアナウンスや実況中継を行います。
〇救護係・・・けが人の手当などの仕事を手伝います。
〇応援係・・・応援合戦や競技中の応援で会場を盛り上げます。
〇児童係・・・入場門への誘導や会場の装飾を担当します。
今回の第1回の係会では、各係の仕事の内容について説明を受け、さっそく仕事の分担を行いました。体育館では応援の声も聞くことができ、運動会当日をイメージできる場面もありました。運動会が少しずつ近づいてきています。5・6年生のみなさん、全校みんなのためにがんばっていますね。10月12日(土)の秋季運動会では、スローガン「心を燃やせ 仲間と共に限界突破」のもと、全校みんなで最高の運動会をつくり上げましょう!!
9月26日(木)2時間目に研究授業がありました。道徳科「ティーボールでのできごと」で、「友達とのかかわりの中で、自分自身のよさを見付けようとする実践意欲や態度を養う。」をねらいに学習を進めました。
「ティーボールでのできごと」は、体育でしているティーボールが苦手な「ぼく」が登場します。お父さんと高校野球のキャプテンのことを話したことをきっかけに、自分にはプレー以外でチームに貢献できる「よさ」があることに気付き、アドバイスや応援を始めるというお話です。
授業は、事前にとったアンケートから始まりました。子どもたちは、テレビ画面に示された結果を見ることを通して、自分の「よさ」を見付けることに苦慮している実態を実感することができました。
その後、本時のめあて「自分の『よさ』に気づくためにできることを考えよう。」を確認し、教材文を全文読み進めました。
そして、①あなたがティーボールをうまくできない「ぼく」の立場だったらどう感じるか?②どうして「ぼく」は、自分の「よさ」について考えたのか?③なぜ「ぼく」は自分の「よさ」を見付けられたのか?の3つの場面で心情メーターを用いて、話合いを進めました。
自分に置き換えて考えた①では、心情メーターは、50%を切る子どもが多く見られたものの「ぼくだけ違う。」「もっと上手くなりたい。」といった両面の意見が出されまあした。「ぼく」の気持ちとして考えた②では、「できないことをあるけれど、できることもある。」と、物語の叙述に即した意見が見られました。
中心発問の③では、「おにぎりタイム」をもちました。ロイロノートに「ぼく」の気持ちを記入し、4人グループから、フリートーキングと話合いの形態を変え、話合いを進めました。心情メーターを見せながら話す子ども、書いた文章を見て話す子ども、文章に心情メーターを挿入したテキストを見て話す子どもと、様々な姿が見られた。活発に意見を伝える様子に感心しました。全体の発表でも、「キャプテンに似ているから、僕にも『よさ』があるのでは?」や「苦手なこともあるけれど、自分のできることを見付けたから。」などの意見が出ており、自分の考えを広げたり、深まったりすることにつながったことが分かりました。
授業の終末では、「どうすれば自分の『よさ』に気付くことができるのか。」について考えました。子どもたちは、自分で考えたり、友達の意見を参考にしたりしながら、自分事として考えを深めることができたようです。
9月25日(月)3・4時間目の第1理科室です。6年1組の子どもたちが、くぎとくぎぬききを使って考えていることは、小さな力でくぎをぬく方法です。私たちの身の回りには、これまで学んできたてんびんのほかにも、てこを利用した道具がたくさんあり、くぎぬきもその一つです。
子どもたちは、これまでの実験から、「支点から力点までの距離を長くするとよい。」、つまりくぎぬきの上の方を持つとよいことを予想し、活動に移りました。くぎを打って、くぎをぬくという作業を繰り返し、頭で分かっていたことを、実際に体験して理解することできたようです。
その他にも、ピンセットでの豆つかみ、ハンドルの無い蛇口と有る蛇口でも試してみて、身の回りのてこの仕組みを、たくさん体験することができました。活動後、「くらしの中のてこ」について調べ学習をしました。はさみや栓抜き、ペンチなど、てこの仕組みを使った道具がたくさんあることを知り、子どもたちはとても驚いていました。「生活の中でも意識して探してみよう。」と、意欲をもった子どもも多くいたようです。
6年1組の社会科「武士の世の中へ」の授業の様子です。単元の終末の本時では、鎌倉幕府の支持率(御家人から見た将軍の信頼度)について考えました。鎌倉時代の4つの時期(①源頼朝が将軍になった。②承久の乱(貴族と武士の戦い)が起きた。③元寇(外国と武士の戦い)が起きた。④徳政令後、鎌倉幕府が滅亡した。)の支持率とその理由をロイロノートの共有ノート上で考えました。
共有ノートは、自分で作業をしながら、クラスみんなの友達の考えを参考にできるノートです。
子どもたちは、自分で考えたり、テキスト内の友達の考えを参考にしたりしながら、「『御恩と奉公の関係』」があるから80%ぐらい信頼できる。」「貴族との戦い、貴族側に立つか、武士側に立つのか迷ったから、支持率は少し下がりそうだ。」「領地をもらうことができると戦った元寇後、結局領地を得られなかったから、50%だ。」など、考えを表していました。教科書や資料集を読み返す姿も見られました。
その後、グループや全体で話合いをもち、授業の終末には、「鎌倉幕府は、なぜ滅亡したのだろう。」について考えました。「元との戦いは、領地を守る戦いだった。新しい領地がもらえなくなり、御恩と奉公の関係が崩れたのではないか。」など、子どもたちは、共有ノート内の活動や、学級全体での話合いを通して、領地を仲立とした関係に着目するなど、自らの学びを深化させている様子を感じました。
武士の世の中の始まりは鎌倉から始まり、様々な戦いを通して、その勢力を京都そして北九州まで及ばせていたことが理解できたようです。次は、室町時代です。どんな問いをもつことができそうでしょうか?
9月24日(火)2時間目に研究授業がありました。外国語活動「What do you like?~何が好き?~」で、「相手に伝わるように工夫しながら、好きなものについて尋ねたり、答えたりして伝え合う。」をねらいとして学習を進めました。
授業冒頭のGreetingでは、「Hello, How are you?」「 I’m~.」と教室内に盛んに英語が飛び交っていました。授業前の休み時間にも、担任の先生やALTと英語のゲームを楽しんでおり、その表情や笑顔からも、本時の授業を楽しみにしている様子を伺うことができました。
Revie timeでは、リズムに合わせて、色やスポーツ、食べ物の単語の発音を繰り返しました。子どもたちは、その活動に積極的に取り組んでおり、ALTの発音をまねたり、イラストを見て答えたりすることを通して、身の回りの物に関する簡単な語句が身に付いていることが分かりました。
Today’s Goal(本時のめあて)は、「すきなものをたずねて、『Who am !?クイズ』にチャレンジしよう。」です、デモンストレーションでは、板書や映像資料、担任の先生とALTのやりとりを通して、「What (color/sport/food)do you like? I like ( )」の3つのやり取りと、「Ok/Good/Me too/Nice/Wao!」反応例が示されました。
Activity①の前半部で、子どもたちは、互いに名前と好きなもの3つのメモを取りながら活動を進めました。分からないときには、ジャスチャーを交えて伝えたり、聞き返したり、積極的な交流を進めることができました。
中間報告の場では、「話すこと」①「相手を見て」、②「はっきりとした声」、③「確認しながら」と「聞くこと」①「相手を見て」、②「Niceリアクション」、③「友達の良いところを見つけて」の、やりとりのポイントが示されました。その後の後半の活動では、目線を合わせたり、表情がよくなったりする子どもも増え、コミュニケーションの様子がぐんと良くなりました。
子どもたちは、学びの過程全体を通して、英語の語句や文法等を、実際のコミュニケーションの手段として活用していました。友達や先生、ALTと、その表現を繰り返し使うことで、学習内容について理解が深まり、知識として確実に身に付いたことが分かりました。
Activity②では、①のワークシートをもとに、「Who am I? わたしは、だれでしょうクイズ」を行いました。ALTが出題者となり、誰かの3つの好きな物を英語で紹介し、子どもたちがワークシートから、クラスの誰かを見つけるゲームです。子どもたちは、グループで協力し、進んでその答えを見つけていました。「I like yello. I like swimming. I like pineapple.」等、3文の英語をしっかりと聞き取ることができている様子に、英語を聞く力が育っていることを感じました。
子どもとの笑顔のやり取り、楽しい雰囲気づくりなど、楽しい英語の45分でした。
9月20日(金)1時間目の理科室です。
6年3組のみなさんが、「てんびんの仕組みを調べて使ってみよう。」をめあてに、上皿てんびんを使って学びを進めています。
上皿てんびんは、うでに皿がついていて物の重さをはかることができるてんびんです。子どもたちは、左の皿にはかりたい物を乗せ、右の皿には分銅を重い順に置いていき、右に傾くときには、次の重さの分銅を置き、左に傾くときには、右の皿に次の重さの分銅を加えながら、水平になる時を探していました。水平になるときの分銅の合計が、物の重さになるという仕組みです。
分銅を扱うときには、ピンセットを使います。折れ曲がっている部分は支点、分銅をつかむところは作用点、手を添えているところが力点になることを確認し、「力点をどこにすれば楽に持ち上げられるか。」を考えながら重さを確かめていました。
次の時間の学習でも、日常生活に見られるてこについて調べていきます。釘抜きやピンセット、蛇口など、たくさん見つけて使ってみましょう。
風は虹色。
幸運の前触れ。虹が出ている様子を見ると、幸せな気分になると同じように、心温まる7つの風の風景が、この日の音楽室に見えたように感じました。
「心の中で1等賞を目指そうね。」
トロンボーンのパートリーダーさんは、パートのメンバーみんなに声掛けました。
この日は、♪「あら野のはてに」のパート別発表会。「みんなの音のバランスを整えよう。」、「5・6年生が音でみんなを引っ張っていこう。」と、どのパートも心を一つに音楽室に集いました。
音色が柔らかく、きれいでまとまりのあるユーフォニアム。
音のバランスがちょうどよく、難しいスライドをがんばったトロンボーン。
柔らかなティンパニの音、しっとりと神聖なピアノ伴奏のパーカッション。
高音だからこそ音色にこだわったコルネット。
みんなが同じ音でそろう、低音がかっこいいチューバ。
高い音も低い音もふんわりとして、全体として音が出るアルトホルン。
演奏が終わるたびに拍手が起こり、互いに感想を伝え合いました。6つのパートの6色の風。音に耳を傾けるもう一つの風は、顧問の先生。指揮台を半円形に囲むメンバーみんなで、虹色の風ができました。
「がんばっていることをメンバーみんなに聴いてもらうことは、素敵なことだね。」
「想像以上に上手くなっていてびっくりしたよ。」
顧問の先生の声に、メンバーみんなは、笑顔で応えました。今週最後の練習は、みんなの拍手で終えました。音楽室の虹色の風は、エネルギーを高め、私たちの歩みを力強く後押しする風の風景になりました。