研究授業(4年4組)
2024年10月4日 08時00分 9月26日(木)2時間目に研究授業がありました。道徳科「ティーボールでのできごと」で、「友達とのかかわりの中で、自分自身のよさを見付けようとする実践意欲や態度を養う。」をねらいに学習を進めました。
「ティーボールでのできごと」は、体育でしているティーボールが苦手な「ぼく」が登場します。お父さんと高校野球のキャプテンのことを話したことをきっかけに、自分にはプレー以外でチームに貢献できる「よさ」があることに気付き、アドバイスや応援を始めるというお話です。
授業は、事前にとったアンケートから始まりました。子どもたちは、テレビ画面に示された結果を見ることを通して、自分の「よさ」を見付けることに苦慮している実態を実感することができました。
その後、本時のめあて「自分の『よさ』に気づくためにできることを考えよう。」を確認し、教材文を全文読み進めました。
そして、①あなたがティーボールをうまくできない「ぼく」の立場だったらどう感じるか?②どうして「ぼく」は、自分の「よさ」について考えたのか?③なぜ「ぼく」は自分の「よさ」を見付けられたのか?の3つの場面で心情メーターを用いて、話合いを進めました。
自分に置き換えて考えた①では、心情メーターは、50%を切る子どもが多く見られたものの「ぼくだけ違う。」「もっと上手くなりたい。」といった両面の意見が出されまあした。「ぼく」の気持ちとして考えた②では、「できないことをあるけれど、できることもある。」と、物語の叙述に即した意見が見られました。
中心発問の③では、「おにぎりタイム」をもちました。ロイロノートに「ぼく」の気持ちを記入し、4人グループから、フリートーキングと話合いの形態を変え、話合いを進めました。心情メーターを見せながら話す子ども、書いた文章を見て話す子ども、文章に心情メーターを挿入したテキストを見て話す子どもと、様々な姿が見られた。活発に意見を伝える様子に感心しました。全体の発表でも、「キャプテンに似ているから、僕にも『よさ』があるのでは?」や「苦手なこともあるけれど、自分のできることを見付けたから。」などの意見が出ており、自分の考えを広げたり、深まったりすることにつながったことが分かりました。
授業の終末では、「どうすれば自分の『よさ』に気付くことができるのか。」について考えました。子どもたちは、自分で考えたり、友達の意見を参考にしたりしながら、自分事として考えを深めることができたようです。