鎌倉幕府の支持率は?(6年生)
2024年10月2日 08時00分 6年1組の社会科「武士の世の中へ」の授業の様子です。単元の終末の本時では、鎌倉幕府の支持率(御家人から見た将軍の信頼度)について考えました。鎌倉時代の4つの時期(①源頼朝が将軍になった。②承久の乱(貴族と武士の戦い)が起きた。③元寇(外国と武士の戦い)が起きた。④徳政令後、鎌倉幕府が滅亡した。)の支持率とその理由をロイロノートの共有ノート上で考えました。
共有ノートは、自分で作業をしながら、クラスみんなの友達の考えを参考にできるノートです。
子どもたちは、自分で考えたり、テキスト内の友達の考えを参考にしたりしながら、「『御恩と奉公の関係』」があるから80%ぐらい信頼できる。」「貴族との戦い、貴族側に立つか、武士側に立つのか迷ったから、支持率は少し下がりそうだ。」「領地をもらうことができると戦った元寇後、結局領地を得られなかったから、50%だ。」など、考えを表していました。教科書や資料集を読み返す姿も見られました。
その後、グループや全体で話合いをもち、授業の終末には、「鎌倉幕府は、なぜ滅亡したのだろう。」について考えました。「元との戦いは、領地を守る戦いだった。新しい領地がもらえなくなり、御恩と奉公の関係が崩れたのではないか。」など、子どもたちは、共有ノート内の活動や、学級全体での話合いを通して、領地を仲立とした関係に着目するなど、自らの学びを深化させている様子を感じました。
武士の世の中の始まりは鎌倉から始まり、様々な戦いを通して、その勢力を京都そして北九州まで及ばせていたことが理解できたようです。次は、室町時代です。どんな問いをもつことができそうでしょうか?