研究授業(5年2組)
2024年8月5日 08時00分 余土小学校のホームページは夏休みも更新しています。夏休みは17日目です。夏休みは、残り27日になりました。
今回のホームページは、7月16日(火)3時間目に行われた研究授業の様子をお伝えします。
5年2組道徳科「心のレシーブ」では、「友達と互いに理解し合い、よさを認め合いながら人間関係を築いていこうとする心情を育てる。」をねらいに学習を進めました。
「心のレシーブ」は、クラス対抗スポーツ大会で、ソフトバレーボールに出場する男女4人の気持ちが描かれている資料です。
ソフトバレーボールが得意なキャプテン陽子が、やる気の感じない直希と良夫の態度にいらいらを募らせる前半部、運動が苦手な良夫が地道に練習していたことを知ったことをきっかけに、チームの心が一つにまとまっていく後半部に分けて、登場人物の思いや、自分の考えについて話合いを進めました。話合いのときには、対立する思いを二つのハート掲示物の距離で表す「心のものさし」を使いました。
前半部では、挿絵を提示しながら、4人の思い(陽子さんたちと直希さんたち)の思いを出し合いました。「ちゃんと練習してほしい。」「真剣に取り組んでほしい。」という陽子さんたち、「言い方がいやだなあ。」「めんどくさい。」という直希さんたちというように、気持ちを整理し、心の距離が離れていることを読み取りました。ペアで、どうして距離ができているのかを話し合う場面では、「男女の意見が合わなかったのではないか。」「男子はがんばっていたけど、女子は強い言い方をした。」「不安な気持ちから、心が離れた。」など、様々な意見が出ました。
後半部では、男女の心の距離が近くなっていることを確認しました。そこで、「チームは、なぜ変わることができたのでしょうと。」について話合いをもちました。ワークシートに自分の意見を書いた後、3~4人のグループで友達と互いに意見を出し合い、全体発表では、「相手の気持ちやがんばりが分かったから。」「練習を通して、認め合いができた」「努力に気付いた。」など、子どもたちが活発に発表する姿が見られました。絆が深まったことが分かりました。
授業のはじめには、事前アンケートにより、クラスのみんなの協力への意識が分かりました。授業の終わりに先生が提示した写真には、5年2組のこれまでにたくさんの協力の場面をふり返りました。
子どもたちの思いが伝わってくる素敵な授業でした。何よりも、真剣に意見を交わしていたことが印象的でした。