古くから伝わるもの(4年生)
2025年11月3日 08時00分 10月2日(木)4時間目に、4年3組の公開授業を行いました。社会科「きょう土の伝統・文化と先人たち」で、「県内に古くから残るものについて知り、学習問題をつくりましょう。」をねらいに授業を進めました。
授業冒頭では、今月の歌♪「天守閣」を歌うことで、松山城、道後温泉、正岡子規を想起させたり、3年生のときの松山探検の写真(松山城・子規堂)をふり返ることで、伝統や郷土に目を向けさせたりしました。たくさんの発表に、子どもたちが主体的に学習に取り組む姿勢を見ることができました。
松山市から県内各地へと視野を広げていく場面では、4人の指導者(理科専科・学級担任・4年生担任・教育実習生)が、それぞれの出身地域の伝統行事や文化財、伝統芸能を、生の声と動画を用いて紹介しました。松山市の道後祭り、今治城、乙亥大相撲、久万五神太鼓と、東・中・南予がバランスよくそろい、「もっと知りたい」という子どもたちの興味を引き出すことにもつながりました。
「おにぎりタイム」では、「古くから残るものは、どうして今の時代まで受けつがれたのだろう。」について話合いをもちました。子どもたちは、「人々が大切にしたいという思いをつないだんだよ。」など、しっかりホワイトボードにまとめ、発表することができました。
まとめに提示した「場所」「はじまり」「できごと」「受け継がれ方」「人々の願い」という視点は、子どもたちが調べ学習に向かう意欲を高めるものになりました。
学習のふり返りでは、「次に調べるのが楽しみになった」という子どもたちの感想が聞かれました。
全体を通して、導入から展開、まとめに至るまで、子どもが主体的に学ぶ姿勢を見ることができました。子どもたちは、郷土の伝統や文化を手がかりに、古くから残るものについて、調べることの楽しさを実感できたと思います。