くらしの中のてこ(6年生)
2025年10月31日 08時00分 9月29日(月)5・6時間目の第1理科室です。6年2組の子どもたちが、くぎとくぎぬききを使って考えていることは、小さな力でくぎをぬく方法です。私たちの身の回りには、これまで学んできたてんびんのほかにも、てこを利用した道具がたくさんあり、くぎぬきもその一つです。
  
  
  
  
  
  
 子どもたちは、これまでの実験から、「支点から力点までの距離を長くするとよい。」、つまりくぎぬきの上の方を持つとよいことを予想し、活動に移りました。くぎを打って、くぎをぬくという作業を繰り返し、頭で分かっていたことを、実際に体験して理解することができたようです。
 次に、ピンセットでの豆つかみにも挑戦しました。10秒間で何粒を隣の器に入れることができるか確かめてみると、小豆の位置にあたる作用点と、人差し指と親指で力を入れる力点が近くにある方が、多くの小豆を移すことができました。場所による操作のしやすさの違いにも気付いたようです。
 最後は、ハンドルの無い蛇口と有る蛇口でも試してみました。ハンドルが無くなるだけで、水を出すことができなくなり、子どもたちは、とても驚いていました。ハンドルは、支点・作用点から力点のきょりをのばすために、とても大切な役割があることが分かりました。
 2時間で、身の回りのてこの仕組みを、たくさん体験することができました。活動後、「くらしの中のてこ」について調べ学習をしました。はさみや栓抜き、ペンチなど、てこの仕組みを使った道具がたくさんあることを知り、子どもたちはとても驚いていました。「生活の中でも意識して探してみよう。」と、意欲をもった子どもも多くいたようです。