校長先生のお話(全校)
2025年8月14日 08時00分(童話「浦島太郎」の紹介)
全校のみなさんおはようございます。
さて、今、校長先生が読んだお話は、何という作品でしょう。そうです、「浦島太郎」です。図書室にも何冊か置いてあります。
ところで、この「浦島太郎」のお話を作った人は、読む人に何を伝えようとしたのでしょうか。いじめを見たらすぐに助けようというお話でしょうか?でもそれなら、いいことをしたはずの浦島太郎が、なぜおじいさんになってしまったのでしょうか?約束は、守らないといけないよというお話でしょうか?それは分かるんだけど、急におじいさんにしなくてもいいんじゃないかなと思います。それとも玉手箱は、若い人を老人に変えてしまうお話でしょうか?いずれも考えられそうなことですが、最近、「浦島太郎」のお話は、伝えようとしていたことは、校長先生には、何となく分かってきました。
これは、校長先生が分かってきただけで、正解ではないかもしれません。でも自分なりに答えを出せることは、とても気持ちのいいことです。みなさんは、「浦島太郎」の話が何を伝えたかったのか、自分なりの答えは、ありますか?
校長先生は、学校の先生になって、36年の月日が流れました。この36年間は、今、考えると一瞬の出来事でした。36年間には、楽しいことがたくさんありました。素敵な子どもたちにもたくさん出会いました。こうやって考えると、まるで「浦島太郎」のようです。校長先生は、今ではこのように歳をとってしまいましたが、10代、20代のころは、若くて元気いっぱいでした。そしてそのころは、ずっと若いまま歳なんてとらないだろうと思っていました。しかし昔をふり返ってみると、時間というのは、あっという間に過ぎてしまうんだなと思います。
夏休みがあっという間に終わってしまったと、感じている人はいませんか?それとよく似ています。長そうに思える夏休みも、ふり返ってみると時間は、あっという間に過ぎてしまいます。校長先生は、よくそんなことを考えます。今日まで、この「浦島太郎」のお話が語り継がれてきた理由を考えると、昔の人も同じように思っていたのかもしれません。時間は、あっという間に過ぎます。大切に使っていきたいですね。
今日から7月です。そしてもうすぐ夏休みです。これから、夏休みに向け、生活や勉強の計画を立てると思います。夏休みは、限られた時間を自分のために、そして周りの人たちのために大事に使ってください。
これで、今日のお話を終わります。
※余土小学校のホームページは、夏休み中も更新しています。時間があるときに、ぜひご覧ください。