10月の月目標をふり返って(全校)
2023年11月25日 08時00分 10月の月目標は、「ろうか・かいだんでは、しずかにしよう。」でした。今回も、校内放送で全校の子どもたちといっしょに1か月のふり返りをしました。アンケート「10月の月目標『ろうか・かいだんでは、しずかにしよう。』をまもることはできましたか?」は、次のような結果となりました。
〇できた…224名 〇だいたいできた…140名 〇あまりできなかった…24名 〇できなかった…3名
(全校の391名が回答)
毎月、ロイロノートのアンケート機能を活用し、月目標の反省を行っていますが、10月のアンケートには、これまでで一番多くの子どもが参加してくれました。しかし、「できた」と答えた子どもは、4~10月の6回目のふり返りで、初めて6割を切りました。57.2%です。
では、どんなことができていないのでしょうか?友達とおしゃべりをしながら歩いていることもその一つのようですが、普段の子どもたちの様子をよく見てみると、廊下・階段を走っている、廊下の右側を歩けていないなどが、問題となっているようです。これは、余土小学校の廊下・階段が狭いことが原因でしょうか?
子どもたちが走ってしまうのは、中休みや昼休みに外に遊びに行くときが多いようです。つまり自分がしたいことに急いでいる状況です。もしかすると走っているという意識が無いのかもしれません。私たち教職員の声掛けが必要です。急いで、教室から特別教室へ移動をする様子も見かけます。様々な行事のある2学期、授業時間を過ぎての練習、中休み・昼休みの準備と、子どもたちには、時間的な余裕が無いのかもしれません。これは私たち教職員の反省すべき点です。
右側を歩けない原因は何でしょうか?古くには武士は、刀を守るため左側を歩きました。人間は、左の心臓が大きいため左を歩く方が安心するともいわれています。市内のアーケード街では、左側通行が通常です。しかし、右左が問題なのではなく、人に道を譲る優しさがあるかどうかが、一番大切なのです。
余土小学校の子どもたちには、そんな気持ちが育っていないのでしょうか?9月の月目標のふり返りでは、「あいさつが課題」と考えていましたが、1か月間、子どもたちの様子を見て、感じたことがあります。廊下・階段での積極的な会釈、「どうぞ。」「ありがとう。」と、給食運搬時に交わされる学級間の心遣い、実は余土小学校の子どもたちは、笑顔つながるあいさつが身に付いていました。
忙しい時こそ、急いでいる時こそ、ふと足を止めて友達のことを、そして相手のことを意識すると、廊下・階段で静かに過ごせるのではないでしょうか。あいさつのできる余土っ子なら必ずできるはずです。
今月も、自由記述欄から、子どもたちのコメントを紹介します。
「廊下・階段では静かにしようは、守れました。 理由は、いつも廊下・階段でうるさくしていたら、授業中に迷惑がかかるし、休み時間でも何かに集中している人の邪魔になってしまうから、そういうことも考えながら守ることができました。高学年の真似をして、低学年が廊下・階段でうるさくするようなことがあってはいけないので、高学年として、きまりをきちんと守りたいと思います。」
周りの様子をよく見て、考え、相手を意識している様子が分かります。