海の中の食物連鎖は?(6年生)
2025年9月12日 08時00分 6年生の理科「生物のくらしと環境」では、生物と水との関わり、生物と空気との関わりについて学びを進めてきました。動物は、それら2つが無くては生きていくことができません。
子どもたちは、これまでの学習で、動物が、水と空気を体の外から取り入れていていること、植物が酸素をつくっていること、その過程で、植物が養分をつくっていることを学んでいます。
この日(9/9)の学習では、その植物の養分をスタートする食物連鎖について学習を進めました。「食べる」「食べられる」関係、食物連鎖について考える場面では、カタクチイワシのにぼしを使った観察に取り組みました。
子どもたちは、海の中の食物連鎖の一つとして挙げられる「サメはサバを、サバはイワシを、イワシは水中の小さな生物を食べる。」をきっかけに、「イワシの胃の中には、小さな生物が見られるのでは?」と考えました。
カタクチイワシの胃の中の観察では、まず、にぼしを湯につけ柔らかくし、内臓を取り出します。ここでは、「お味噌汁の出汁をとるときにしたことがある。」と、5年生の家庭科での調理実習を思い浮かべた子どもがいました。理科では、ここからもう少し活動を進めます。胃の中の小さな生物を見つけるには、内臓から胃を取り出し、胃をさらに細かくしなければなりません。子どもたちは、とても興味深く作業を進めていました。
出てきた物をスライドガラスに薄くのばしてお手製のプレレパラートを作り、顕微鏡に乗せると、たくさんの発見があったようでした。小さな生物のような物を発見したり、イワシの体の様子が分かったり、夢中で観察を進めていました。その後、食物連鎖について、調べ学習を進め、食物を通した生物どうしのつながりについて理解を深めることができました。
6年生のみなさん、この単元では、これまでの学習をつなぐ内容がたくさんありましたね。学んだことを生活にも、ぜひ生かしてみてください。