順風(金管バンド部)
2024年8月12日 08時00分 余土小学校のホームページは夏休みも更新しています。夏休みは24日目です。夏休みは、残り20日になりました。
今回のホームページでは、7月20日(土)金管バンド部の練習の様子をお伝えします。
無風。風の無い体育館。静かで穏やかな夏休みが始まりました。聴こえてくる音は、夏の暑さを際立たせる蝉の鳴き声、大型送風機の羽音、そしてチューニングをする各パートそれぞれ音の風景。チューナーをはさんで会話を交わすメンバーの声に、風が静かに動き始めたことを感じました。
「各パートで、もう一度チューニングを♪」
顧問の先生の声に、メンバーみんな、音を再び探し始めます。
「もう少し低く。」、「OK!」
気温の高い夏のチューニングには、いくつもの課題があります。30℃を超えるような気温の中では、ピッチを下げること自体が難しく、エアコンの効いた音楽室との環境の違いに戸惑うこともあるぐらいです。
けれど、これは夏のコンクールを想定した練習にもなっています。7月26日(金)松山市民会館のリハーサル室の空気は、楽器の音をどのように伝えるのでしょうか。チューニングをしきりにするメンバーの姿が思い浮かぶようです。
夏休み最初の舞台まで、あと1週間。この日は、保護者会のみなさんにも来ていただきました。体育館のフロアを、ステージ裏、そしてステージに見立て、楽器の出し入れを手伝ってもらったり、メンバー一人ひとりはリラックスして演奏できるように声を掛けてもらったり・・・。私たち余土小金管バンド部は、たくさんの人の応援のおかげで、素敵な音と音楽を届けることができています。
「ありがとうございました。」
感謝の気持ちを込めて演奏する、この日最後の合奏♪「風立つときに」
振り上げられる指揮棒。無風の空間に、メンバーみんなの息を吸う音が重なりました。シンバルの音を合図に、壮大で華やかな風が、大空に吹き始めました。1週間後のステージでは、どんな終焉を迎えていることでしょうか。
「今日も上手になって帰りましょう。」
これは、顧問の先生の夏休み最初の一言です。いつも大切にしているその目標が、今日も達成されたと感じる体育館の合奏でした。保護者会のみなさんに、大きな拍手をいただき、夏休み1日目、土曜日の3時間の朝練習は終わりました。
順風。それは、私たちの進む方向、目標に向かって吹く風。追い風が吹き始めました。友達や先生、保護者会のみなさん、私たち金管バンドのファミリーは、同じ目標に向け、歩みを進めています。
※余土小学校ホームページは、4日間お休みです。お盆明け(8/17)から再開します。ぜひ、ご覧ください。