颯爽(金管バンド部)
2024年7月14日 08時00分 颯爽♪「風立つときに」
「今日は、♪『風立つときに』の色を変えていきましょう。タンギングや音量を意識して、曲のそれぞれの部分で自分が何の役目をしているかを考えて演奏していきましょう。そうすると、曲の印象がずいぶんと変わってきます。」
私たち余土小学校金管バンド部は、7月の大会を前に、講師の先生に課題曲♪「風立つときに」を聴いていただきました。この日、私たちの音と音楽は、きりっとした爽やかな風に、その景色を変えました。
「曲のオープニングは、明るくはきはきとしたイメージにしましょう。」
パーカッションの音量や音質を変える、伴奏する楽器の音が重くなりすぎない、コルネットは爽やかな感じに。曲を区切りながら進める練習は、こんな風に続きます。
「スネアドラムの音をしっかりと聴いて、メロディーを重ねていきましょう。」
曲の多くの部分で、パーカッションと管楽器のバランスを調整しました。スネアドラムの左手は強く、ハイハットは音を重くしない。風の色は、どんどんと移り変わっていきます。
「フリューゲルのソロを聴いて吹くと、バランスを保つことができる。トロンボーンは、メロディーをもっと出してもいい。」
メンバーみんな、集中力を保ったまま、課題曲♪「風立つときに」は、エンディングをむかえました。
「曲の終わり方を乱雑にしない。終わりをはっきりとさせる。そうすると、会場から自然と拍手が起きる、そんな曲の終わり方を目指しましょう。」
颯、風立つとき。それは、きびきびとした風。爽、そして爽やかな風。講師の先生の指導に、突風が吹きつけてくるような感覚を得ました。「颯」から「風立」、風向きは変わり始めています。
「ありがとうございました。7月26日のフェスティバルでは、私たちの成長した音を聴いてください。」
新しい課題が見つかりました。たくさんの刺激をもらったこの日。風を起こせるような演奏を届けられるよう、メンバーみんなで思いを新たにしました。
熱風。熱気を含む暑い風吹く7月の体育館。私たち金管バンド部は、この日初めて、練習場所を音楽室から体育館へと移しました。それは、私たち金管バンド部の暑くて熱い夏の始まりです。