霞の空(金管バンド部)
2025年4月29日 08時00分 「今日は、♪『ブルー・スカイ・シンフォニー』のAまでの合奏をしてみましょう。」
楽譜を手にしておよそ1か月、初めて課題曲を合奏することになりました。
「譜読みを進めて、吹くことができるところを増やします。」(ユーフォニアム4年生)「高い音を一度で合わせることができるように、練習をします。」(トロンボーン4年生)、「♯(シャープ)や♮(ナチュラル)の指番号に気を付けながら練習をします。」(コルネット4年生)
4年生から、しっかりとしためあての声が届いています。入部から1年、今年からコンクールメンバーへ仲間入りです。
「♩76」、パート練習のどの場所からも、テンポを刻むメトロノームの音が聴こえてくるようになりました。およそ30分の練習では、パートリーダーさんを中心に、今日のめあてをクリアにしようと、充実した時間を過ごしています。
全体合奏は、トレーニング2から♪「ブルー・スカイ・シンフォニー」へと続きます。
スラーの最初のタンギングをきれいにそろえることを意識して取り組んだ1週間、トレーニング2は、最初のときよりもずいぶんと上手くなりました。
課題曲♪「ブルー・スカイ・シンフォニー」の序奏の4小節は、「コルネット3・アルトホルン3・ユーフォニアム」の3つの小パートが主役です。「楽譜をしっかりと見て、いっぱい音を出して。」そんな、顧問の先生のアドバイスに応えるように、メンバーみんな楽器に音を伝えていました。練習は、「コルネット2」「アルトホルン1・2」「トロンボーン1・2」「チューバ・トロンボーン3」と続きます。同じ音のグループを聴き合うことを意識することで、ずいぶんと上手くなってきました。わずか4小節の音のチェックと、そこから続くAまでの合奏でしたが、私たちは大きな一歩を踏み出しました。
霞の空(かすみのそら)。
ほんのりと青紫色を帯びる春の空に、私たちの合奏を重ねました。初めて挑戦した12拍は、今の私たちの空の風景です。まだ、ぼんやりとしたイメージですが、私たちにとって大切なものになるこの曲の合奏が始まりました。いつも空の景色が違うように、今日この日の感動を、メンバーみんなで心に残していきたいと思っています。