校長先生のお話(全校)
2025年4月20日 08時00分 なわとび、ぬいもの、ふかくもぐること、さんすうのかけざん、25メートルおよぐこと、おおなわ・・・。
「2年4組がみつけたちがい、できること」、
校長先生のお話では、童話「りつとにじのたね」が紹介されました。
「1学期が始まって1週間がたちました。みなさん自分を大切にしていますか。また、学級のお友達を大切にしていますか。さて、これから月に1回程度、校長先生からみなさんにお話をさせていただきます。今日は、その1回目です。今日は、みなさんにあるお話を聞いてもらいたいと思います。題名は、「りつとにじのたね」です。
「りつとにじのたね」は、次のようなお話です。
「小学生のりつは、『くまの国』に住んでいます。りつは、かわいい服や物が大好きな男の子です。同級生のみんなは、そんなりつのことをいつも笑っていました。好きな物をずっと好きでいたいりつは、傷つき、そっと『くまの国』から離れてしまいます。みんなと違うと仲間に入れてもらえないりつでしたが、『にじの国』でねずみのチュウに出会います。誰もが大切にされる『にじの国』で、りつは『人と違うことのよさ』を教えてもらいました。りつはくまの国に帰る決心をします。そんなりつに、ねずみのチュウは『にじのたね』を渡します。『にじの種』は、りつに勇気を与えました。」
本の紹介の後、お話は次のように続きす。
みなさんの心には、どんなことが残っていますか?今日紹介した「りつとにじのたね」のお話には、かわいいものが好きな男の子りつが登場していきます。りつは、得意な縫い物で、困っている友達そらたを助けました。ねずみのチュウが言った「違うことは、素敵なことだよ。」は、校長先生の心に残りました。
運動な得意な人、勉強が得意な人、笑顔であいさつができる人、誰にでも優しい人、みんな同じではなく、違いがあります。一人ひとりいいところがあります、みなさんのクラスや余土小学校には、そんな人たちがたくさん集まってきています。みんな違うということは、とても素敵なことだと、このお話から分かりました。
みなさんにお願いです。近いうちに、今日のお話をもとにみなさんの学級で、「違うことは、素敵なことだよ。」を話し合ってみてください。そして、校長先生に出会ったときに、そのことを話してください。楽しみに待っています。
2年4組では、黒板にあるたくさんの得意なことをもとに、手を挙げ、みんなとの違いを比べる場面が見られました。かけ算が得意でも、水泳が苦手だったり、縫い物はまだやったことがなかったり・・・、先生や友達とたくさん話をして、「違うことは素敵なことだよ。」、「そのままでいいよ。」ということが分かりました。
余土小学校では、自分のことも、周りのみんなのことを大切にできる子どもたちが育つよう、4月からの歩みを少しずつ進めています。子どもたちの様子をあたたかく見守っていただけたらと思います。