風が道標ならば(金管バンド部)
2025年1月18日 08時00分 「あけましておめでとうございます。」
「次のステージは、3月のスプリングコンサート。たくさん練習できそうだけど、もう1か月半になったんだね。」
1月、最初の練習は、顧問の先生のそんなメッセージで始まりました。
「新しい曲は、どうする。」の声には、前から候補に挙がっていた♪「マツケンサンバⅡ」や♪「タイムパラドックス」、♪「最高到達点」、♪「怪獣の花唄」、去年、演奏した♪「学園天国」などの声が聴こえてきました。
「バンドを2チームに分けて演奏を聴き合うのもいいね。」、「3年生だけのミッキーマウスマーチも、そろそろ始めないといけないね。」、「♪『さくら』は、6年生にとって大切な曲だね。」、「課題曲♪『風立つときに』は、今どれぐらい吹くことができるかな?いろんな曲を経験して、前よりも上手くなっているかな?」
メンバーみんなで会話を交わして、新しい曲は、パートで候補曲を再び選び直すことになりました。今年は、どんなコンサートになるのでしょうか。今までしていないことに挑戦してみるのもおもしろいかもしれません。今年の集大成。メンバー65人とも時間を大切に過ごしたいとの思いを強くしました。
この日のめあては、「ゆっくり基礎練習をして、感覚を取り戻そう。」でした。その言葉のとおり、どのパートでも基礎練習が始まり、久しぶりの仲間との時間を大切に過ごしていました。先輩たちの寄せ書きを集める3年生。4月からは、だれが部長になるのかと話す5年生。金管バンド部の卒業アルバムを楽しみにしている6年生。そんな会話もエネルギーです。ゴールが少しずつ近付いています。
メンバーみんなのかわいい姿を見ると、もう少しゆっくり風が吹いてほしい、そんな気分になります。これは、今年初めて雪を見た日のお話です。昨年3月のスプリングコンサートでも、みぞれが降っていましたね。
風が私たちの道標ならば、私たちの音楽は、どこにたどり着くのでしょうか。本当の宝物を手にするまで、みんなで音と音楽を奏で続けましょう。