恵をたくわえる山(金管バンド部)

 「入部から1年たって、ずいぶん慣れてきました。私もアルトホルンの上達が分るようになってきました。」(アルトホルン 4年生)

 恵をたくわえる山。

 6月の山は、静かな雨が未来の音をそっと称えているようです。一音ずつ芽吹いていく初夏、メンバー一人ひとりの音が聴こえてくるたびに、小さな芽が育っていくように感じました。練習開始のベルが鳴る前から音を出す、チューバパートの4年生と、ユーフォニアム/バリトンパートの5年生、新入部員さんもずいぶんとペースをつかむことができているようです。

 「先生は、どこまで譜読みができていますか。難しいGからができるようになれば、からは前半と同じフレーズがたくさん出てくるので、何とかなりそうです。」(コルネット 6年生)、先輩メンバーは、♪「やまなみのしらせ」のゴールが見えてきました。

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 この日は、パート練習から全体合奏の流れで練習が進みました。「小パート練習から始めるよ。」、コルネットパートの6年生も、アルトホルンパートの6年生も、パート練習で同じ声を掛けていました。合奏に向け、この後の課題に取り組む、立派なパートリーダーさんです。

 パーカッションパートでは、カウント担当を、5年生と2人の6年生が交代で行っています。「リズムのずれが気になるから、からを最後に確かめておこう。」(パーカッション 6年生)、合奏の直前まで、時間を惜しんで練習する姿に、チームワークのよさを感じました。

 「難しいところは、あったけれど楽しく合奏することができました。」(パーカッション 5年生)、各パートの練習の成果が出た合奏になりました。♪「やまなみのしらせ」は、曲の中盤、コルネットパートの急速な成長、アルトホルンの安定した音、日々、成長を続けるみんなです。

 6月の放課後の風景は、雨をたっぷり飲み込んだ山が、静かに背伸びをする風景です。未来に大きな響きをつくるその日、金管の輝く風景が少しずつはっきりとしてきました。