青嵐、山を駆ける音(金管バンド部)
「先輩に、大きな音が出ているとほめてもらいました。ちゃんとした音の高さで吹くことができるように頑張ります。」(トロンボーン 3年生)
青嵐、山を駆ける音。
5月末の山の薫りは、いくつもの匂いが重なって生まれています。新入部員さんの真っすぐな音、先輩メンバーの深い音色、その空気、その音は、ふっと息を吸い込むだけで、季節が移り変わったことを感じることができます。私たちの熱い夏は、もうそこまで来ています。
新入部員さんは、今、運指表を手に自分の楽器の「♪ドレミファソラシド」の指をチェックしながら、一生懸命に音を出しています。
階名を歌いながら教えるトロンボーンの5年生、「そうそうよくできている。」と自分のことのように喜ぶトロンボーンの5年生、先輩メンバーに見守られながら、新入部員さんもめきめきと力をつけているところです。
「低い♪シはこう?」(チューバ 4年生)、「どうして違う音なのに指番号が同じなの?もう一回吹いてみる。」(ユーフォニアム/バリトン 5年生)、入部から3日、新入部員さんの声がパート練習の中でたくさん聴こえてくるようになりました。
「パートリーダーは、とっても大変。先輩たちのすごさが分かるよ。」(アルトホルン 6年生)、音程のこと、リズムのこと、響かせ方だけじゃなく、あいさつや片付け、ステージに立つ姿勢まで、先輩たちが当たり前にやっている姿から、私たちは、たくさんのことを学んできました。新入部員さんは、6年生になったとき、どんな先輩になっているでしょう。
「チューバは、いろんな大きさがあるんですね。」(チューバ 3年生)、「とっても重いです。」(チューバ 4年生)、新入部員の2人は、良い音を早く出せるようになりたいと、意気込みを話してくれました。
青々とした若葉を揺らす、少し強めの涼しい風。12名の新入部員さんは、余土小学校金管バンド部の風景をより濃くしています。山と山が重なる稜線の向こうに、静かな光が見えてきました。60名全員の合奏は、どんな風景になるでしょう。