長さが関係している?(5年生)

2025年5月6日 08時00分

 「あのランプは、ゆれがだんだんおさまってきている。しかし、1往復する時間はいつも同じようだ。」これは、ガリレオ・ガリレイが1583年に発見したふりこの法則です。そのきっかけは、イタリアのピサの斜塔にある天井のランプのゆれを見たときだそうです。

 1往復の時間を変えるのは、ふりこのふれ幅なのか?おもりの重さなのか?それともふりこの長さなのか?子どもたちは、「ガリレオ・ガリレイの発見を、自分たちの実験で再現したい!!」という思いをもって、単元「ふりこの運動」学習を進めてきました。調べる条件とそろえる条件を整えながら、3種類の実験をすると、ある発見がありました。

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 ふれ幅を変えても、おもりの重さを変えても、1往復の時間が変わらなかったのに、今日(4/22)の実験では、いつもと違う結果がでました。ふりこの長さが20cmのときは1往復が0.9秒で、40cmのときは1.3秒になりました。どうやら、ふりこの長さが長いときには、1往復の時間は長くなり、短いときには、1往復の時間は短くなるようです。

 「予想が当たった!!」、「でもどうして?」と、子どもたちは、目を丸くしていました。次は、これまでの実験結果から「ふりこの法則」についてまとめます。「もっと長いふりこでは、どうなるのだろう?」という子どもたちもいたので、追加実験もすることになりました。