風歩(金管バンド部)

2024年9月22日 08時00分

 風歩。風のような自由な心と、一歩一歩堅実な歩み。その風の名は、今年の6年生の音と音楽を表しているようです。

 幾山河。1曲への思いを胸に、音を奏でた卒業生。果てし無い目標、幾つもの課題を追い続ける様子を、旅のように感じていました。

 ♪「あら野のはてに」、そして運動会の開幕を告げる3つの曲。たくさんの曲に学び、音を紡いでいく様子に、昨年とは違った雰囲気を感じています。「旅」から「風」へ。音へのアプローチは違っても、その思いは一つ。「私たちの余土小サウンドを創りたい。」、毎年大切にしているその思いを引き継ぎ、今日も練習が始まりました。 

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 「1 調号()」「2 指番号」「3 階名」「4 リズム」

 新しい楽譜を手にしたとき、必ず行う大切なことです。楽譜にメモしたり、ラインマーカーを引いたり。メンバーと声を交わし、曲が持つイメージを共有していく時間をいつもほほえましく見ています。コルネット1・2・3パート。そんな風に、6年生のメンバーは、パートの中の全ての楽譜に目を通します。アドバイスをしたり、後輩メンバーの音に耳を傾けたり、後輩の演奏から学んだり。分け隔ての無い雰囲気は、今年ならではです。

 「夏休みの練習で、ずいぶんと体力がついてるね。基礎力がアップしているように感じるよ。」、この日の練習では、パート練習の後、40分近く合奏の時間をもちました。休みなく演奏を続けられるようになりました。

 「チューバの低音の響きが素晴らしいね。」、「教会にいるように、音楽が鳴り響く余韻を楽しみたいね。」、「素敵なクリスマスキャロルになりそうだね。」

 ♪「あら野のはてに」では、そんな風に練習を進めました。

 凪(なぎ)。風の境界線。

 「GOLD 金賞」そして「銀賞」。慌ただしい夏の風景。季節はひとつ移り変わりました。風がおだやかになった夕暮れの音楽室で、私たち余土小学校金管バンド部は、風の歩みを進めています。