溶ける量と温度の関係(5年生)

2024年2月29日 08時00分

 2月20日(火)2時間目の第1理科室です。5年1組のみなさんが、理科「もののとけ方」のまとめの実験をしています。この日は、水に溶かしたミョウバンを、もう一度取り出す方法を考えました。

 これまでの実験では、下の2つのことが分かっています。

〇ミョウバンは食塩と違って、水の量を増やしても溶ける量はあまり変わらない。

〇ミョウバンは食塩と違って、水の温度を高くするほどたくさん溶かすことができる。

 子どもたちは、これらを手掛かりに、この日の実験方法について考えていきました。みんなで話し合ってみると、「湯で温めて溶かしたミョウバン水を、氷水で冷やすと、溶けることができなくなったミョウバンが出てくるのでは?」と、溶ける量と温度の関係に着目したグループがたくさんありました。

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 そこで実験で確かめてみることになりました。まずは、湯で温めてできるだけたくさんミョウバンを溶かしました。ビーカーの中のミョウバン水はおよそ70℃、スプーン12杯分のミョウバンが溶けました。次に、そのミョウバン水を氷水で冷やすとミョウバン水は16℃になり、ミョウバンの粒がたくさん出てきました。子どもたちは、予想が当たってガッツポーズ。けれど、思ったよりもたくさんのミョウバンが出てきて、とても驚いていました。

 この単元では、たくさんの実験に取り組んできました。実験の技能もどんどんと高くなっていて、予想や結果の考察も進んでできるようになっています。5年生のみなさん、6年生でもたくさん実験に取り組み、多くの発見をしてくださいね。