夢みる余土小プロジェクト②(6年生)
2023年11月1日 08時00分 「先生!!私は、今年の余土小学校の6年生になることができて、うれしいです。だって、私たちが思い描いていたことが、どんどん実現していくんです。」
これは、「『卒業記念のベンチ』を作ろう」プロジェクトで、ベンチつくっている途中に、私に話しかけてきた6年生女子のつぶやきです。
映画「夢みる小学校」のように、「自分で考えたことを自分でやってみる」そんな余土小学校を目指した取組は、ついに形になりはじめました。「木で何かをつくってみたい!!」、「みんなのためにベンチを作ってみてはどうだろう。」、「学校や地域の人に使ってもらおうよ。」、「卒業の記念品になるんじゃない?」と、ベンチづくり当日が近付くにつれ、アイデアは大きく大きく広がっていきました。それは、子どもと子ども、子どもと6年生の先生、6年生の先生と校長先生、教室や職員室の日常の会話となり、ついに今日(10/26)ベンチづくりの日を迎えました。
体育館で行ったベンチ作りは、座る部分を組み立てるチームと背もたれを作るチームに分かれて行いました。のこぎりで切る、板と板を貼り付ける、ねじで椅子を組み立てるなど、難しい工程も危険な作業もありました。上手くいったときに起きる、自然な拍手と歓声。「父が大工のぼくが、お手本を見せるよ。」と、上手くいかないときには、リーダーだって現れます。業者のみなさん5人も、専門的な知識と技術で子どもたちを支えてくれました。時間がたつごとに、子どもたちのチームワークは、どんどんよくなります。普段のグループ活動では、見ることのできない素直な子どもたちの関わり合いを、体育館のあちらこちらで見ることができました。およそ2時間作業を進めて、自分たちの考えてきたアイデアは立体となり、完成形が見えはじめました。さっそく座ってみる子ども、記念の写真にVサインで応える子ども、それと同時にたくさんの思い出の場面もできました。今日の作業は、椅子と背もたれが一つになって終了しました。
今回来てくださった業者の方、手伝いにきてくれた以前余土小に勤めていた校務員さん、計画を支えてくれたPTAのみなさん、夢みる小学校を提案してくださった校長先生など、たくさんのみんなに感謝して今日の活動を終えました。6年生のみなさん、素敵な椅子はもう少しで完成ですね。学校のみんなや地域のみなさんのため、そんな気持ちを大切にしながらこれからも活動してください。