山びこ響く(金管バンド部)
山びこ響く。
秋季運動会の足音が近づく放課後、校庭の隅から、開会式を告げるファンファーレの響きが鳴り渡っています。秋の過ごしやすい青空のもと、私たち金管バンド部は、この日、練習場所を図書館前のテラスに移しました。
茜色に染まる夕焼けの空高々と突き抜ける金管楽器の音色は、まるで夕日に照らされて黄金色に輝く連峰の頂のようです。「遠き山に届けるように」と、息を吹き込む様子は、向かい合う山々と対話しているようにも感じます。
音の形を整えること、後半の旋律はチューバの低音と呼応するように演奏すること、最後のパーカッションの音ははっきりと・・・、♪「希望のファンファーレ」の演奏も完成間近です。♪「余土小学校校歌」もとても上手くなりました。ユーフォニアムのきれいな旋律を響かせる、周りの音に耳を配り演奏する様子は、もう一つの美しい山の風景としてそこにありました。
憧れの6年生の演奏に続こうと、新入部員さんも後輩メンバーも一生懸命です。「今日も上手くなって帰りましょう。」、毎日のパート練習では、一人ひとりそれぞれのめあてをもって練習に取り組んでいます。
「今は、いっぱいほめてあげることが大事だよ。」(トロンボーン 6年生)、「だいぶそろってきたね。いい感じだよ。」(トロンボーン 6年生)、トロンボーンパートでは、先輩メンバーと後輩メンバーのあたたかな関わりを見ることができました。
シロフォンとグロッケンの練習を無心で繰り返す、パーカッションパートの5年生、「みんなとても上手くなっているよ。」、パートリーダーの6年生からさかんに声が掛かっていました。そんな声援に力を得て、3人の4年生も再び楽譜の目を落としていました。
みんなで打楽器を運ぶ、後輩メンバーにも目を配る、そんな6年生の姿は、秋風そのものです。いよいよ来週は、秋季運動会、部員たちみんなが一丸となって奏でる響きは、遠くまで真っすぐのびています。