風がほほえむとき(金管バンド部)
2025年1月26日 08時00分 「先生も、久しぶりの演奏にどきどき、はらはらとしています。みんなの中には、楽しみにしている人も、たくさんいるんじゃないかな。四国大会から5か月ぶりの合奏だね。♪『風立つときに』は、どんな感じになるのかな?メモにあるいろいろなことを思い出しながら、演奏してみましょう。」、メンバーみんな笑顔の中、顧問の先生のはじめのあいさつが終わりました。
「1分も無駄にしないようにね。」と声を掛けるトロンボーンの6年生。「アルトホルンのみんなとソロパートを合わせてきます。」と、コルネットの6年生。そんな風に、パート練習が始まります。ロングトーンや基礎練習、パートでも音を重ねて、再び音楽室に集まりました。
楽器と譜面台、そして筆記用具。GOLD金賞の演奏から、さらに質を高めようと、メンバーみんな、これまで記したたくさんのメモに目を走らせました。
目の覚めるようなシンバルの音で始まった演奏は、リズムを刻むパーカッションに乗って音が重なり、フリューゲルのソロパートを経て、エンディングを迎えました。久しぶりの音楽に感動し、メンバーみんなならもっと上手くなることができると、思いを新たにしたところです。今の私たちなら乗り越えられる課題も見つかりました。
音は、ずいぶん厚みを増したようです。みんなのやる気が演奏にのっていたように感じました。3・4年生みんなが、吹くことできる部分が増えたこともその理由のひとつだと思います。私たちが想像していた以上の出来でした。
「声に出して、メロディーが歌えるようになるといいよ。イメージした音が楽器を通して出せるようになると、もっと素敵な演奏になると思うから・・・。みんなでこの曲の合奏を続けていきましょう。」、先生のアドバイスで、今週最後の練習が終わりました。
「ありがとうございました。」のあいさつとともに、6年生のメンバーは、先生のもとに集まりました。もっともっとほめてもらいたい、そんな姿をほほえましく思いました。
風がほほえむとき。
笑顔いっぱいの音楽室でした。6年生といっしょに過ごすことができるのは、あと2か月を切りました。かけがえのない時間に感謝。私たちのスプリングコンサートを成功させましょう。