夢みる余土小プロジェクト④(6年生)

2024年1月18日 08時00分

 「ベンチを横に倒すと、裏側が塗りやすくなるよ。」

 「なるほど、それいいね。」

 「そうか、細かなパーツは小筆で塗るといいのか。」

 これは、「『卒業記念のベンチ』を作ろうプロジェクト」で、ベンチに防腐剤のペンキを塗る子どもたちと先生の会話です。たくさんのアイデアを出す子どもたち、先生たちもその分、たくさんの発見がありました。

 子どもたちはもちろん、先生たちにとっても初めての体験。迷う部分があるのは、6年生のみんなと一緒です。ベンチのペンキ塗りは、子どもと子どもはもちろん、先生と子どもも、アイデアとこつを共有しながら進んでいきました。

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 ペンキ塗りの作業は、ベンチの背もたれから始まりました。「はけの毛先にペンキを着けて、大きく筆を動かすといいよ。」、「端から中央に向けて、木の目にそって塗るといいよ。」と先生たちも身振り手振りで、一生懸命に思いを伝えます。それに笑顔で応える子どもたち。みんなで協力して、ベンチのたくさんの部分を塗ることができました。

 ベンチの裏や脚、細かな部分を塗る作業となると子どもたちの姿勢はぐんと下に下がりました。しゃがんで塗ったり、寝そべって塗ったり、ベンチを倒して塗ったり、塗り残しの無いようにがんばりました。横に倒したベンチを支える先生、はけを手に子どもたちと一緒にベンチを塗る先生、先生も子どももみんなチームです。夢の実現に向けて、夢中で作業を進めました。

 「6年生として最後の活動となるこのプロジェクトを、6年生らしくみんなと共にやり遂げたいです。」

 「この活動を支えてくれた多くの人々に感謝の気持ちを込めて、ベンチを完成させます。」

この日の活動前の子どもたちのめあては、十二分に達成することができました

 作業を終え、子どもたちに話を聞いてみました。

 「このプロジェクトが終わるのがちょっとさみしいです。もう少し友達といっしょに思い出を分かち合いたいです。」、そんな声も聞こえてきた「『卒業記念のベンチ』を作ろうプロジェクト」。ベンチを学校のみんなに、地域のみなさんに届けるまで、あと少しです。3月の卒業式に向け、卒業記念品を届けるその日に向け、たくさんの思い出の時間を共有していきましょう。