夢みる余土小プロジェクト⑤(6年生)

2024年1月19日 08時00分

 夢みる余土小プロジェクト「『卒業記念のベンチ』作ろうプロジェクト」に、TV局の取材の方がやってきてくださいました。6年生の子どもたちは、緊張の中も、なんだか誇らしい表情で、作業場所となるランチルームに集まりました。今日2回目のペンキ塗りの活動を通して、「自分たちが思い描いてきたことを、実現させる良さを伝えたい。」そんな表情にも見えました。

 5・6時間目のランチルームは、ベンチのお披露目会、発表会といった、終始和やかな雰囲気でした。6年生の子どもたちが、仲間とともに笑顔でペンキを塗る様子は、夢を彩っているようにも見えました。

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 振り返ると、6月の映画上映会「夢みる小学校」から始まったこのプロジェクトは、たくさんのつながりを導いてくれました。6年生の子どもと子どもはもちろん、先生たちも一体となって、今日(1/15)までベンチづくりを進めてきました。10月のベンチづくりの計画から4か月。設計図の作成やベンチの組み立てをサポートしてくださった業者のみなさん、ベンチの制作のたびに手伝いにきてくださる退職した校務員さん、計画を支えてくれたPTAのみなさんとともに活動して、子どもたちの思いのつまった8つのベンチが形となりました。

 11月には、映画「夢みる小学校」を制作された監督:オオタ ヴィンさんにも余土小学校に訪問していただき、子どもたちの今の思いを知っていただくことができました。あたたかい交流の中、6年生の子どもたちは、夢中になることをもつことの大切さ、夢への挑戦のすばらしさを強く感じることができました。

 1月、今回の2回目のペンキ塗りでは、TV局の取材もありました。3月の卒業式と合わせて放送されるそうです。放送された後には、6年生一人ひとりの良さを、このプロジェクトが目指してきたものを多くの人に伝えることができるはずです。

 6年生の子どもたちは、いったい何人の人と関わることができるのでしょうか。最初、小さかったこのプロジェクトは、水面にいく重にも輪を描いて広がる波紋のように広がりを見せています。

 「映画『夢みる小学校』のように、子どもたちが『自分がやってみたいことに挑戦できる。』そんな余土小学校にしたいんです。」水面に最初の一石を投じたのは、4月、新年度最初の校長先生の言葉だったことを思い出します。夢を語ることは、夢の実現の第一歩だということが分かりました。

 3月、卒業制作のベンチは、1~5年生の余土小学校のみんなに、余土のまちに住む地域のみなさんに届けられます。さらに大きな広がりとなることでしょう。6年生のみなさんの夢みる余土小学校プロジェクトは、たくさんの人々に、夢を届けることと思います。

 このプロジェクトは、ベンチを届けるその日まで続きます。そして、たくさんの子どもや大人がベンチに座り、笑顔の中、6年生のことを話してくれることでしょう。そう考えるとこのプロジェクトは、その先もずっと、余土のまちに語り継がれるのかもしれませんね。