漢文に親しむ(5年生)

2023年8月9日 08時00分

 余土小学校のホームページは夏休みも毎日更新しています!!

 夏休みは20日目です。夏休みは残り22日となりました。

 

 今回のホームページでは、6月23日(金)5時間目の余土っ子ルームの様子をお伝えします。

 

 5年1組の子どもたちが、国語「漢文に親しむ」の学習をしています。

 国語や道徳の授業名人として長年、全国で活躍されている先生をゲストに迎え、授業を進めていただきました。先生は、公立の小学校で教諭として勤務され、管理職(校長・教頭)を経て退職後、大学でも教鞭を執られました。多数の著書を発行されており、80代となった現在も、全国各地の研究会で、精力的に講義をされているそうです。この日は、余土小学校の教職員に加え、県内外からも多数の先生方が研究会に参加しました。

 学習のめあては、「声に出して読み、言葉のひびきを味わおう。」です。漢詩「春暁」を読みました。漢字だけで書かれた昔の中国の書き言葉(漢文)に、子どもたちは最初、難しい印象をもっていたようですが、先生の軽妙な語りにぐっと引き込まれ、しだいに夢中で授業に参加するようになりました。たくさんの会話での交流を通して、「漢字から意味を考えていくと良い。」、「漢字の順番を入れ変えて読んでいくと分かりやすい。」など、漢詩を読むためのこつをつかむことができました。授業の終末には、みんなで音読する場面がありましたが、「声を出して読んでみることが楽しい!!」、そんな子どもたちの表情が、余土っ子ルームのあちこちで見ることができました。

  

  

 授業後の子どもたちの感想をいくつか紹介します。

〇難しそうな内容の授業だったけれど、みんなで漢詩の意味を考えて、だんだんと分かるようになってきました。1回だけでなく、何回も読んでいくうちに、音読がどんどん楽しくなってきました。

〇先生の授業は、おもしろくて、とても楽しくて、とても集中できました。先生のおかげで、大きな声で音読することができました。授業が終わるとき、「もう終わるの?また来てほしいなあ。」と思いました。

〇ていねいに教えてもらったので、漢詩の内容がよく分かるようになりました。どんなことも、根拠をもって判断することが大切だと聞き、これからも続けようと思いました。

 子どもたちが帰った後の放課後には、私たち教職員を対象として講義を開いていただきました。子どもたちだけでなく、私たち教職員にも貴重な時間を提供していただきました。遠方より、余土小学校まで来ていただき、本当にありがとうございました。