種子の発芽と成長(5年生)

2023年5月18日 08時00分

 5月の第1理科室です。5年生になって2つ目の単元「種子の発芽と成長」では、①種子が発芽するために必要な条件は何か?②植物が大きくなるために必要な条件は何か?を、インゲンマメを育てることを通して追究しています。

 この日の授業では、インゲンマメの種子には、発芽のために必要な養分(でんぷん)が含まれているかどうかを確かめました。

  

  

  

 まず、前日に水にひたした種子を2つにわって中の様子を観察します。2つに分かれた部分は子葉のもとになること、小さな葉のような部分は根や茎、葉のもとであることが、観察をすることを通して分かりました。

 次に、観察したインゲンマメを使って、養分があるかどうかを確かめます。この実験には、ヨウ素液が必要です。今回は手軽に使うことができるうがい薬を使いました。もともと茶色のうがい薬は、でんぷんに反応して、濃い青紫色になります。ごはんで濃い青紫色になることが分かった子どもたちは、インゲンマメはどうなるだろうと興味津々です。「ごはんは栄養があるから納得だけど、インゲンマメにはでんぷんが無いんじゃないかな?」、「発芽するための栄養は、肥料をやることでまかなっているのではないかな?」と、子どもたちは、様々な予想をしていました。インゲンマメを乳鉢ですりつぶして、うがい薬をかけると、あっという間に青紫色に変化しました。「種に養分があるから、発芽するんだね。」と納得の子どもたちでした。

 実験を通して、新たな疑問も生まれたようです。「水をやらないと発芽しないよ。」、「日光にあたっているから発芽するんじゃないかな?」・・・子どもたちの追究はまだまだ続きます。5年生のみなさん、観察や実験を通して、単元のめあて①と②を解決できるようにがんばっていきましょう。