雷鳴響く空(金管バンド部)
2025年7月26日 08時00分 「『音色』この言葉は、分かりますか?音の色は、見えないけれど、色は、ちゃんとあるんですよ。においも重さも感じられるものです。自分の出している音を、しっかりと聴きながら演奏していきましょう。」
講師の先生の言葉で、1学期最後の練習が始まりました。7月、壮行会が終わり、私たち金管バンド部は、再び歩みを進めています。3回目の今回は、♪「ブルー・スカイ・シンフォニー」の後半部分の指導をしていただきました。
Hから・・・「タンギングでは音が出ません、スタッカートも、テヌートより少し短いぐらいで大丈夫です。むしろ、どんな短い音にも、音の響きをつけることが大切です。」
Iから・・・「フレーズ、節のまとまりを、ぶつぶつと切らないようにしまよう。フレーズを切るためのブレスはしっかりと、息が続かないときに吸うブレスは素早く、2つのブレスの違いを意識しましょう。」
Jから・・・「2種類のフレーズを生かすように演奏しましょう。」
Kから・・・「チューバは、もともと音が遅れて聴こえてくるものです。怖がらずに早めに音を出す、音符の長さをきちんと出す、ただそれだけを意識してみましょう。」
休憩をはさみながら、2時間、合奏の練習を続けました。先生のその声を表現しようと、メンバーみんな、一生懸命に、楽器に音を伝えていました。
そして、いよいよ曲は、エンディングを迎えます。Lは、たっぷりと、ゆっくり歌うように演奏すること、Mからは、それと対比するように走って、一気にゴールをすること、そして、ティンパニのソロパートを大音響で鳴らして演奏を終えること、それは、高鳴る心音が聴こえてくるようなアウトロでした。
雷鳴響く空。
激しい雨が降る中の練習でした。マレットをすぐに離すようにしなければならないこと、マウスピースをほどよく唇に当てること、高い音と低い音で口の中の大きさの違いを意識すること、いずれも音の響きをねらったものでした。
練習が終わるころには、すっかりと雨はあがっていました。雨上がりのキラキラとした水滴は、私たちのこの日の演奏にも見えました。たくさんの出来事があった4か月、あっという間に、時間が経ちました。夏本番!明日からの夏休みの練習でも、たくさんの音に囲まれて、笑顔いっぱいの毎日を過ごしていきましょう。
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