春の空を描く(金管バンド部)
2025年5月10日 08時00分 春の空を描く。
初夏の爽やかな風を感じさせる空色が、放課後の音楽室に届いています。その空に届けるように音を描く毎日。金管バンド部は、5月の暖かな空の中、力強い歩みを進めています。
放課後の練習は、全体合奏からパート練習へ、パート練習から全体合奏という、新しい流れになりました。全体合奏で課題を見付けてパート練習で修正する、修正したことを全体合奏でもう一度確かめる、その時間のリズムの中に、BANDの成長を見出そうとしています。
「♩126 ♪『シンクロBOM-BA-YE』」では、メロディーがサビになると速くなる傾向があるため、メトロノームが刻むテンポからずれないことを目当てに合奏しました。金管楽器がテンポに気を付ける、打楽器そのスピードを支える、そんな風に確認しました。
「♩100 ♪『ブルー・スカイ・シンフォニー』A以降」は、ずいぶん音が良くなってきました。特に、コルネットは音がよく伸びるようになっています。低音楽器の音がしっかりするようになると、テンポ「♩148」での演奏にも挑戦できそうです。
「♩116 ♪『校歌』」では、アウフタクト、前奏の助走を歯切れよく演奏しようと話しました。
顧問の先生のアドバイスに、楽譜にメモをしたり、同じパート内でアイコンタクトをしたり、この後のパート練習でのめあてがはっきりとするようになりました。全体合奏の時間が長くなった分、パート練習の時間は、短くなりましたが、どのパートも集中して音に向き合うようになりました。テンポを定めるメトロノーム、音程を整えるチューナーは、どのパートも練習の定番となっています。
2度目の全体合奏で、♪「シンクロBOM-BA-YE」のテンポ感がよくなりました。♪「ブルー・スカイ・シンフォニー」は、指揮と合う演奏スピードで演奏できるようになりました。メトロノーム練習の成果に、テンポは「♩108」に変更となりました。♪「校歌」は、4・5年生もしっかりと音を出していこうと、アドバイスがありましました。
「4・5年生も、6年生に追い付くことができるようにがんばりましょう。夏に向けて、きれいな音をつくっていきましょう。」、私たちのBANDは、少しずつ力を付けてきています。
「基礎練習でしっかりとロングトーンをして音をつくります。♪『ブルー・スカイ・シンフォニー』は、テンポも音も正確に演奏できるようにします。」(トロンボーン 5年生)
BAND全体の目標は、メンバーみんなに共有されるようになりました。
優しい春色の空に見守られて練習した1か月。季節は、金管バンド部の音とともに、少しずつ歩みを進めています。