ベリーダンス(6年生)
2025年2月4日 08時00分 きらびやかな衣装やアラブの様々な楽器に、子どもたちから思わずため息が出ていました。先生は、中東独特の目元を強調したメイクと、たくさんの刺繍が施された衣装で、子どもたちを迎えてくれました。
これは、1月に行われたベリーダンスの体験学習の様子です。松山で活躍中のベリーダンサーの先生に講師として来ていただき、民族舞踊について教えていただきました、
「今日は、みなさんに外国の民族舞踊について伝えていきたいと思います。」というあいさつで始まった体験学習では、はじめに、エジプトの様々な民族舞踊を紹介していただきました。日本でも、阿波踊りやよさこい踊りがあるように、各地域によって、様々な違いがあるようです。海の街では、水兵さんの帽子のような衣装が用いられ、その踊りはスプーンを鳴らすことでリズムをとっているとのことでした。農業の街の、綿花を摘むような振り付けと水瓶を用いた踊り、武術のさかんな街の、棒を使った武術大会をモチーフとした踊りなど、子どもたちは動画を見たり、先生に実際に見せてもらったりすることを通して、たくさんの発見があったようです。
先生が取り組んでいるベリーダンスは、世界最古の踊りとしても有名で、アラブ文化圏で発展したものだそうです。女神崇拝のための儀式として踊ったのがはじまりだと言われ、豊穣を祝うための踊りとして脈々と受け継がれていきたとのことでした。
「各地域に踊りがあるということは、各地域にはその土地特有のリズムがある。」、そんな風に、世界の音楽の起源を教えていただきました。リズム遊びでは、DD-PDP(ド♪・ドン♩・パ♪・ドン♩・パ♪)と、踊りに用いられている独特のリズムを紹介していただきました。子どもたちは、Dでは膝を打って、Pでは拍手をしてリズムに乗っていきます。四拍子や二拍子と、その他にも地域によって違うリズムを、先生の楽器演奏と共に楽しむことができました。山羊皮のドラム、貝の装飾をしたドラム、指を使って鳴らす小さなフィンガードラムなど、たくさんの楽器も紹介していただきました。子どもたちは、リズムを真似ながらたたいてみたり、友達の演奏に合わせて踊ってみたり、世界の音楽を体感することができたようです。
最後に、先生のベリーダンスを披露していただきました。楽器演奏は代表の子どもが担当し、その他のみんなは、踊りを真似てみました。
先生は、ベリーダンスを楽しむために、その地域のリズムや音楽、文化を学んできたそうです。そのことで、日本だけでなく世界の民族舞踊にも興味を持つことができたと教えていだきました。「みなさんも、好きなことをどんどんと突き詰めてください。」というメッセージで、素敵な体験学習が終わりました。
世界の多様な音楽の美しさを改めて実感することができました。貴重な機会をありがとうございました。