こすり出し(1年生)
2025年7月3日 08時00分 「ここにあるベンチ、おもしろそうだよ。」、「なみなみになっているね。」、「ほら、ここの柱は、でこぼこだ。」
何だか楽しそうな声がするなと、職員室からのぞいて見ると、1年4組のみなさんが、コピー用紙とクレヨンやパスを手に、絵を描いているようでした。いつもと違うのは、その場所が教室ではなく、教室周辺いろいろな場所だということです。子どもたち一人ひとりが見付けた、お気に入りの場所で、しゃがんだり、背伸びしたりしながら、造形活動を楽しむ様子を見ることができました。
6月6日(金)3時間目、図工「こすりだしから うまれたよ」では、でこぼこをみんなで楽しもうと、こすり出し(フロッタージュ)に挑戦していました。表面のでこぼことした場所に薄い紙を乗せ、その模様を写し取ります。
「細長い線は、キリンの首のようだね。」、「この丸い穴は、目になるかな。」、「先生、ここおもしろいよ。」と、窓枠やドアについたレール、壁や机のねじなど、いろいろな場所で、たくさんの楽しいお話が聞こえてきました。夢中で、こすり出しをしていくうちに、何かの形に気が付いたり、色のおもしろさを感じたり、子どもたちの発想は、とても素敵だなあと思いました。
この後は、模様を写し取った紙を使って、絵を完成させるそうです。みなさんが写し取った模様から、どんな場面が浮かんできますか?1年生のみなさん、絵が完成したら、ぜひ見せてくださいね。絵の中にあるお話もぜひ、聞かせてください。