仲春、山裾を染める霧雨(金管バンド部)
仲春、山裾を染める霧雨。
私たち金管バンド部の春は、ゆっくりと歩みを進めています。少しずつ見え始めた曲の輪郭、新しい曲♪「やまなみのしらせ」のその音が、校舎内のあちこちから聴こえてくるようになりました。
♪「トレーニング6」、基礎練習に励むチューバパートでは、「みんなで曲を完成させるのが楽しみです。」と6年生が話してくれました。スラーやスタッカートの音型、大切な音づくりから練習を始めます。
ゆっくりと場面が開けていくような広がり、中低音が静かに支える音、どのパートも曲の冒頭部分のイメージを捉えようと一生懸命です。
「テンポの速いところがあったり、ゆったりだったり、難しい曲です。でも6年生になって、譜読みが得意になって、後輩にも教えることができるようになりました。」(コルネット 6年生)、「4年ぶりに和太鼓が入る曲です。♪『いくやまかわ』を吹いた3年生のときよりも、ずいぶんと自信をもって取り組むことができています。」(コルネット 6年生)、コルネットパートの2人のパートリーダーさんの言葉に、季節の移ろいを感じることができました。雨が便りを運んでいるようです。
先輩が吹く音に耳を傾けたり、共に音を出したり、4・5年生も、日々成長する6年生の後を追うように、練習を進めています。
「ティンパニでクレッシェンドをしっかりと鳴らしていきたいです。」、先輩の音への憧れを語るパーカッションの5年生、音量・音色・リズムの安定、音楽室では、試行錯誤するパーカッションパートのみなさんを見ることができました。
「どこまでできる?ちょっと合わせみる?」、トロンボーンでは、パートリーダーさんの呼びかけに、たくさんのメンバーが反応しました。「まるで小さな合奏隊、明日もしてみよう。」、6年生の声に、山並みの物語のイメージをかすかに感じることができました。夏には、どんな音を届けているでしょう。
木々や草の色がしっとり濃くなっていく山裾、私たちのつくる音楽も、その色のように、少しずつ色合いが変わりつつあります。